スキンケアにクリームを使った方が良い理由

ニベア 某超定番クリームは高級クリームばりに美容効果が高い、某超定番クリームに〇〇を混ぜるとしみが消えるなど、6~7年ほど前からザワザワしはじめ、一時より熱は冷めたものの、逆に定着した感のある、ニベア……いや、超定番クリームにまつわるあれこれ。

なぜこのような話が出てきたのでしょうか。そして、実際のところニベアを日常の顔の手入れに用いることによって、美容効果は得られるのでしょうか。

そもそもフェイスクリームってなんだろう

油分でフタをして水分蒸発をふせぐ、という考え方はすでに古いものになっており、うるおいを守る(増やす)という点では別にクリームというアイテムそのものが有効ということはありません。

参考:肌のうるおいが守られている仕組み

肌の一番うえの部分、角質層の水分のうち、約80%ほどが角質細胞間脂質に、残り20%弱がNMF(天然保湿因子)によって守られており、皮脂によって守られているのはたった2,3%ほどです。

https://skin-care.page/2020/03/01/473828073-html/(当ブログ内過去記事より)

皮脂(油分)が担っているのはたった2~3パーセントなのですよね。

はたらきの良い美容成分は油溶性(そのまま、油に溶けるという意味)のものが多いこと、クリームは基材が水と油性原料のため、油溶性の美容成分の濃度が高くなりやすこと。そのため、スキンケアに効果を求める場合は、要となる、最重要アイテムです。化粧水なんかよりはずっと大事だし、場合によっては美容液よりも大切です。

どんなクリームでもレスキューアイテムになりうる

年齢とともに肌のうるおいは基礎水準が落ちていくので、たいていの方が乾燥肌になっていきます。乾燥肌になってくると、肌をまもる仕組みであるバリア機能が弱くなっているので、些細なことでかゆくなったり、赤くなったりと肌荒れを起こしやすくなります。

このようなときは、化粧品がしみたりするのを怖がって何もつけなくなったり、肌への負担が少なそうなイメージのある化粧水だけをつけたりする人が多いようなのですが、実はそういう時にいちばん肌を労わってくれるのもクリーム。

クリームは基材に必ず油性原料も使われており、基材が水であることが大半の化粧水や美容液に比べると肌あたりが柔らかいので、傷んだ肌を守ってくれます。最近は基材(そのまま土台になるもの)に水がかなり使われているものも多いのですが、特に基材における油性原料の含有量が多いものはその傾向が強いのです。

ニベアの美肌効果の真相は

ズバリ、普段のスキンケアにクリームを使っていない人が多く、慢性的な乾燥肌とそれにともなう軽い肌荒れ状態にある人が多いから──ではないかと思います。

スキンケアアイテムにおける、クリームの役割、働きはご紹介したとおり。

毎日のスキンケアが化粧水だけだったり、化粧水と乳液だけだったりする人が、ニベアのようなこってりした油性原料たっぷりのクリームをつけると、びっくりするぐらい肌の調子が良くなることは十分にあり得ます。油性原料は肌の細かい傷をラップのように包んで守ってくれますので、その間に人間がもともと持っている恒常性によって肌の修復が進むというわけです。

みずみずしいものが肌によいとは限らない

化粧水はその90%超がただの水です。そのみずみずしさや、さっと肌になじむような感触が(実際は違うこともある)心地良いのは確かですが、残念ながら、必ずしも心地よい・気持ち良い=肌によいではないです。

年齢が若く、まだまだ肌そのもののポテンシャルが高い人は娯楽的位置づけで化粧品を選び、楽しむのも良いと思います。しかし、ある程度の年齢になってくると、心地よさも欲しいけれどそれ以上に肌にとって良いものを使いたくなるもの。

もし、肌の調子がすぐれない、気になることがあって、普段のスキンケアに化粧水のようなさらりとした液状のものや、ジェル状のもの、軽いテクスチャーの化粧品しか使っていないのなら、まずはこってりしたクリームを試してみてください。

しかも、冷房や汗のために隠れ乾燥が進行しがちな夏こそ、その効果を体感できるはず。

夜たっぷりとクリームを塗って、朝はしっかり洗顔すればアラ不思議。

普段と違う自分の肌に出会えるかもしません。


Amazonで1500円以下の日焼け止め、160点のなかから成分を確認し、「これは……!」と思ったものを取り寄せ、実際に試用したうえで厳選して3点の優れものを紹介しています。


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ドゥラメール(DE LA MER) ザ モイスチャライジング ソフト クリーム<クリーム>

高級クリームといえば、こちらを取り上げないわけにはいきません。

ひと昔前、お手頃価格の某超定番クリームが、こちらと成分が似ており、そのことから某定番クリームは実はスゴイ美容効果なのでは?! と話題になりました。

一時期よりも熱は冷めたような感じはしますが、ニベア神話が未だネットを中心に信仰されているのは感じます。2021年の今、実際のところどうなのか、いろんな側面から考えてみたいと思います。

ちなみに、大昔に本家ブログの方でニベア(おっと……!)の側から取り上げたことがありました。

当時の記事はこちら
「ニベア青缶=高級クリームに酷似」の真相(2015年1月)

きちんと成分表記等はしていなかったようなので、改めて詳細に見ていきます。

ドゥラメール(DE LA MER) ザ モイスチャライジング ソフト クリーム

ドゥラメール(DE LA MER) ザ モイスチャライジング ソフト クリーム 60ml
価格:¥31,400
※2021年6月現在 amazonでの価格

全成分(公式サイトより引用)

水・シクロペンタシロキサン・アルゲエキス・ワセリン・ジステアリン酸グリセリル・フェニルトリメチコン・BG・水添野菜油・コレステロール・シア脂・ステアレス-10・ポリシリコーン-11・ステアリン酸グリセリル(SE)・ジメチコン・コハク酸ジオクチル・ステアロイルオキシステアリン酸イソセチル・グリセリン・セタノール・スクロース・ポリアクリルアミド・グルコース・(C13,14)イソパラフィン・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル・酢酸トコフェロール・テトラヘキシルデカン酸アスコルビル・カフェイン・PCA-Na・尿素・ジパルミトイルヒドロキシプロリン・ジステアリルジモニウムクロリド・ヒアルロン酸Na・ラミナリアディギタータエキス・ラウレス-7・ライム果汁・BHT・エタノール・レシチン・EDTA-2Na・ポリクオタニウム-51・トレハロース・クリスマムマリチマムエキス・加水分解アルギン・ミクロコッカス溶解液・アッケシソウエキス・アセチルヘキサペプチド-8・プランクトンエキス・海塩・クロレラエキス・グルコースオキシダーゼ・ラクトペルオキシダーゼ・ペンチレングリコール・クレアチン・アデノシンリン酸・アセチルカルニチンHCl・シアノコバラミン・ヒドロキシプロピルシクロデキストリン・ダイズ種子エキス・ムコ多糖・フェノキシエタノール・ソルビン酸K・香料

https://www.delamer.jp/product/5834/22929/moisturizers/the-moisturizing-soft-cream/face-cream-for-dry-skin#/sku/44193

次に例の超定番クリームの成分を見ていきましょう。

ニベアクリーム 大缶 169g
価格:¥436
※2021年6月現在 amazonでの価格

全成分(製品裏面より)
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料

あれ?

あんまり似てないな。というか、全然違いますね。

2015年時に自分が書いた関連するものには成分表記がないのですが、「確かにかなり似ている」「ニベアの青缶に入っていて高級クリームに入っていないのはほんの何種類かの成分」とまで書いているので、当時は相当似ていたのかもしれません。化粧品のマイナーチェンジってけっこう短期間で繰り返されるので、5年以上経っていれば2回くらい変わっていてもおかしくないかも……。

ドゥラメールの表示3番目にアルゲエキスがあるのが印象的ですね。

アルゲエキスとは海藻エキスのことで、含まれるミネラルが保湿作用があると言われています。

タラソ発想が得意なフランスのスパ化粧品によく見られる成分です。有名どころだと、THALGO(タルゴ)とか。

関連記事:さらに別館完全に個人的なお楽しみだけに存在しているブログの過去記事です
THALGO(タルゴ)の入浴剤について

ドゥラメールが含む他の美容訴求成分もタラソやフィト発想の自然派成分が目立つのですが、かなり後半に強い作用の保湿剤であるポリクオタニウム-51や新しい抗老化剤アセチルヘキサペプチド-8などが見られます。このあたりの成分が市販品でもよく見られるようになったのはけっこう最近なので、やはりこれはリニューアルかかってますね。

全体的にはこれまでのブランドイメージそのままのナチュラルな思想に基づいていますが、一部このような科学的で高機能な成分を含んでいるようです。これは、ニベアのような数百円の製品には不可能なこと。

もはや、ニベアとこちらのクリームは別物ですが、だからといってドゥラメール ザ モイスチャライジング ソフト クリームがスキンケア効果の高いクリームということでもないと思います。

こちらはやはり、スキンケアやその時間を楽しむタイプの製品で、本当に肌を良くしたいとか、しみとかしわをどうこうしたいというニーズに対応するタイプの製品ではありませんし、それでいいのですよね。

皆が皆、化粧品に何らかの効果を切実に願っているわけではないし、そもそも化粧品の定義は「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なもの」(薬事法より)です。

ただ大事なのは、消費者が自分のニーズ(目的)を自分でちゃんとわかっていて、それを叶える製品を選ぶための情報がきちんとメーカーなりが誠実に出しているかどうかだと思います。これが、化粧品選びの難しいところなのですよね。

ちょっと脱線しつつあるので、話戻しますけれど。

同じ高級クリームカテゴリー(値段は3倍近く違うけど!)でも、前回取り上げたカネボウ ザ クリームとはずいぶん発想が違い、性能(効果)も違うクリームです。そして、ひと昔前に話題となったニベアとはすでに全く違うクリームでもあります。

なのに、なぜ未だニベア神話がそこここに息づいているのでしょうか?

成分マニアのエステティシャンとしては、そこにピンとくるものがあります。

次回、そのあたりを書いてみたいと思います。

***

美容ブログ(このブログ)の定期更新を再開するにあたって、あれこれいじったり、過去取り上げた化粧品の確認などもしてみたんですが、またなんかひと時代変わった気がします。

ニベアといえば、低価格のノンケミカルの日焼け止めが割りと良かったのですが、現在の商品ラインナップを見ると、その商品は廃番寸前か……? という風情で、わびしさを感じました。

当たり前っちゃ当たり前なんですけれど、化粧品は一般の方にはほとんど使用感で選ばれるので、科学的視点ではほんとうに肌に良かったり、すばらしいコストパフォーマンスの製品もどんどん無くなっていったりしてしまうんですよね。

日焼け止めはそれが露骨なカテゴリーで、肌のためには絶対ノンケミカルがお勧めなんですけれど、利便性やテクスチャー(質感の意味)の面でケミカルタイプに劣ることが多いうえ、価格も劣勢なのでどんどん無くなっていってしまいます。

一方で、10年超のエステティシャンの臨床経験からすると、日焼け止めの肌負担によるトラブルはほんとうに多くて、ですね。

何ともない人はそれ(ケミカルタイプ)でいいんですけれど、毎年夏から秋に肌荒れとか肌不調で悩んだり憂鬱になってしまう人には、「日焼け止めはノンケミカルにして!!!!」と、声を大にしてお伝えしたいのです。

あとね、それ以外の美容液でもクリームでも、スキンケアを楽しんでいる方には何を使ってもらってもいいんですけれど、肌に悩みがあって化粧品ジプシーを通り越して難民になっている方には、「俺のところに来いよ!」と両手を広げてお伝えしたいです。

ほんと、そんな高いお金出さなくっても良くなることって、いっぱいあるんすよ。

誠実に良い商品つくっている素晴らしいメーカーさんって、中小企業でいっぱいあるんすよーーーー(魂の叫び)

コロナ禍でのスキンケアポイント

全国的に大変な暑さですね。
わたくしの住まう札幌も暑いことは暑いですが、本州とはやっぱり比べものになりません。朝晩は涼しい日もありますし、湿度がそれほど高くない日も挟んだりしています。

しかし、マスクをしてのこの暑さは本当に過酷……

暑さと息苦しさは深刻ですが、美容の観点からは肌へのダメージも心配です。

マスク生活もかれこれ半年超と大分長くなってきていますし、この強い日差しのしたでマスクというのはこれまであまり経験したことがない人が多いと思います。

今日は、マスク着用時に気を付けたいスキンケアのポイントをまとめてみたいと思います。


■目次

 1.マスクしていても日焼けする?
 2.マスクで肌荒れ その対処法
 3.まだまだある マスクリスク
 4.まとめ

1.マスクしていても日焼けする?


結論からいうと、します。

特に不織布やガーゼはノーガードと同じと思ってもらっていいです。覆われている感で何となく守られている気がしますが、紫外線はガンガン通っています。

今はさまざまな素材のマスクがあるので、物によっては紫外線をカットできるものもありますが、一般的にはマスクをしていても日焼けはすると思ってもらった方がよいかと。

なので、マスクをしていないときと同じレベルの紫外線対策……つまり、日焼け止め+ファンデーションを重ねることをおすすめいたします。

紫外線対策なら日焼け止めだけでもよいのでは? とお考えの方もいらっしゃると思うのですが、製品に表示されているSPF値は1平方センチメートルあたり2mgもの量を塗布してテストされた値です。つまり、表記のパフォーマンスを得ようとすると、思っている以上のかなりの厚塗りが必要。

一説によると、世の女性が日常的に使用している日焼け止めの量は、適量の1/4程度に留まっているそうな。また、ある一定の期間、日焼け止めだけを使用してきた場合とファンデーションだけを使用してきた場合では、ファンデーションのみの場合のほうが紫外線による悪影響を防げていた、という研究もあるようです。

現実的にはファンデーションと重ねてあげた方が、高い紫外線カット効果を得られる可能性が高いです。

▼ 参考 意外と多い?! 日焼け止めの正しい使用量
https://skin-care.page/2016/06/14/438851591-html/

ファンデーションは、スキンケアの観点からはパウダーの方がよろしいです。リキッドやクリームは余分なものが多く入っているので肌に負担になりやすいし、洗浄力の強いクレンジング剤が必要になることも多いので。



2.マスクで肌荒れ その対処法


肌荒れの定義って意外と難しいのですが、ここでは――

・にきび・吹き出物
・ガサガサとざらつき(表面に凹凸)
・軽いかゆみや赤み

などを肌荒れとし、それがマスクで覆われている頬や口元、あご等に見られるときのの対策と原因などをまとめます。

にきびや吹き出物は、「皮脂」や「アクネ菌」が原因とされよく知られているのではないかと思いますが、それは直接的な原因ではなく、にきびや吹き出物ができる第一歩は角質が厚くなることです。(角質肥厚といいます)

厚くなった角質によって毛穴がふさがれ、その中で常在菌であるアクネ菌が皮脂などの油分を餌に過剰繁殖することによってできます。

常在菌であるアクネ菌や皮脂は、皮膚にとって必要なもので常に有る(分泌される)ものですから、いくら洗顔で落としたり殺菌剤の入った化粧品でケアをしても根本的な解決にはなりません。角質が厚くなりすぎないようにコントロールすることがもっとも大事です。

角質が厚くなる原因はまだ完全には分かっておらず、いくつも考えられていますが、その一つに肌の乾燥があります。

実は夏は、汗をかいたり、冷房や扇風機の風にあたったり、スキンケアがおろそかになりやすいなど、冬とは違った要因で肌の乾燥に注意が必要な季節です。

マスクのせいでスキンケアやメイクの優先度が下がり、今年は特に肌のコンディションがよくない人が多いようです。

まずはあごや口元の角質をピーリング効果のある洗顔料で洗いましょう。そうすることでざらつきやゴワゴワ感もケアでき、化粧水や美容液もよくなじみます。

夏は美白ケアに力を入れている方もいらっしゃるかと思いますが、美白成分の大半が保湿効果はもっていません。保湿効果と美白効果両方をもっているのは、メジャーなところだとプラセンタぐらいです。

美白化粧品を使用していると、保湿力が足らず、特に口元や頬など皮脂腺が少ない部分では乾燥がすすみます。粉を吹いたような感じや、洗顔後に赤みやかゆみを感じるようなら乾燥のサインです。

セラミドやその類似成分などを含む美容液とクリームでしっかり保湿を。



3.まだまだあるマスクリスク

ニキビや吹き出もの、ガサガサとざらつき、赤みやかゆみの他、長期的にマスクをつけていることで、紐や縁がこすれることで色素沈着(茶色くなってしみのようになる)やほうれい線が濃くなったり、フェイスラインがよりたるむということも起こります。

色素沈着やほうれい線、たるみのケアは通常の化粧品ではケアが難しく、ごく一部の最先端の成分を含む化粧品しか対応しません。肌はうるおっているとこすれなどの摩擦にも強くなるし、たるみやしわの第一歩は乾燥によっておきます。

まずは、スキンケアの基本である角質コントロールと保湿をしっかり行っていただくのがおすすめです。



4.まとめ


ただでさえスキンケアが億劫になる夏ですが、マスクのせいでどうせ見えないなら……と思えば、よりおサボリしたくなるのが人の心理というもの。人間らしくて個人的にはそれも好ましく思いますが、いつかマスクを外してふつうの生活をするようになったとき、急激に老いた口元が悩みの種になるのは悲しいです。

顔のした半分は年齢が出やすい部分で見た目に特に影響します。

この夏こそ、ピーリング剤を含む洗顔料+化粧水+美容液+クリームでしっかりしたスキンケアをぜひどうぞ。

どうしてもおサボリしたいときは、化粧水だけを塗るのではなく、クリームだけにしてください。

クリームは化粧水に比べ、美容訴求成分が濃く含まれている傾向が強いですし、油溶性と水溶性両方の成分を取り込むことができます。化粧水はほとんどが水なので気持ちよさはありますが、あまり美容効果がないのが残念なところ。

おサボリ時はクリームで。



***

久々に書いたらなんだかまとまりのない話になっちゃった……

しかも引っ越し仕立てで使い方もよく分からず、過去記事などかなり見づらいかも。

少しずつ改善していきたいと思います。



本家ブログ、個人ブログ、オンラインショップもよろしくお願いします!

本家ブログ http://blog.sentakubiyori.info/

個人ブログ http://sentakubiyori09.hatenablog.com/

オンラインショップ https://sentakubiyori.shop-pro.jp/

肌荒れが起きる仕組みをわかりやすく

手洗いとアルコール消毒によって手荒れがヤバイ!
そんな方も少なくないかと思います。
前回こんな記事を書きました。


本気で手荒れを治す、防ぐにはどうしたらよいの?~皮膚科学の観点から~

今回は実際にハンドクリームを取り上げながらもう少し掘り下げてみたいと思っていたのです、が……


一般の方が持っている肌荒れが起きるまでの過程のイメージと、実際に起きていることがけっこう違うということを改めて考えさせられました。


化粧品が安易に悪者になったり、軽んじられるのはかわいそう…


なので、肌荒れが起きるプロセス、仕組みについてもう少し書いてからにしたいと思います。

1.肌荒れが起きるしくみをイメージで理解しよう

本気で手荒れを治す、防ぐにはどうしたらよいの?~皮膚科学の観点から~』のなかで肌の構造と、肌荒れが起こる流れについてこのように書きました↓

肌には自らを守るバリア機能という仕組みがあり、本来はそれによってうるおいは守られています。肌の一番うえの部分、角質層の水分のうち、約80%ほどが角質細胞間脂質に、残り20%弱がNMF(天然保湿因子)によって守られており、皮脂によって守られているのはたった2,3%ほどです。これらの成分(要素)は水で流すだけ、何かに触れるだけで簡単に奪われます。また、加齢とともに角質層や真皮(肌の土台の部分)水分量やうるおいを守る物質の量も質も落ちてきてしまいます。そのため、若い人よりも年齢を重ねた人の方が肌荒れを起こしやすいのはご存じのとおりです。さらに、界面活性剤には油分と水分を混ぜる性質があるため、石けんやアルコールを頻繁に使うとこれらの成分が加速度的に奪われ、急速な肌荒れや回復しにくい肌荒れが起きます。

現場でカウンセリングをしていても、いろいろな場面で肌や化粧品についてご相談を受けていても、なかなかこのあたりがうまく伝えられないのですよね。


一般の方が持っていらっしゃるイメージと、実際に起きていることのあいだに、とても大きな差があるのを感じています。


そこで、今日はちょっと趣向を変えて数式チックなものを使って、イメージしやすく表現してみたいと思います。


【一般の方が持っている肌荒れのイメージ】

a+b=x
a:肌の状態。または、もともと持っている素質。一定で変わらないイメージ=0(ゼロ)
b:化粧品の刺激、または効果。効果はプラス、刺激はマイナスとする
* xの値がマイナスになったときに肌荒れが起きるとする

こんな感じではないでしょうか。


どうでしょう?


では、実際に起きていることを表すと、どうなるでしょう?


【実際の肌荒れのイメージ】

(a+b)-(c+d)=x

a:肌がもっているうるおい、一定に保とうとする働き。短期的には季節によって、中長期的には年齢によって変化する。一定ではなく常に変化している。しかも、変化は変化でも、振り子が揺れるようにしながら下降的に変化していると考えた方が適当
b:医薬品や化粧品などによる手当、保護
c:物理的刺激。手指の場合、物に触れたり、こすったり、洗ったりアルコール消毒したり。または化粧品の刺激、医薬品の副作用。後者の影響は少ない、もしくはまれ
d:栄養状態、睡眠、ストレス、病気などその他の要因
* xの値がマイナスになったときに肌荒れが起きるとし、abcdは正の数で固定とする

a+bの値がc+dの値を下回り、なおかつその状態がある程度持続したとき、はじめてカサカサになったり、赤くなってかゆくなったり、ということが起こる……というのが実際に起きていることのイメージに近いです。

2.〇〇(商品名)を使ったら荒れた! それはあり得る?

amazonなんかで化粧品の評価を見ていると、


〇〇(商品名)を使ったら荒れた!

という表現をよく見かけるし、実際にお客様からご相談を受けることも少なくないのですが、先にご紹介したように因果関係というのはそれほど単純なものではありません。

そもそも、薬事法上の化粧品の定義は「人体に対する作用が穏やかなもの」ですし、実際に刺激が強い成分はそんなに存在しません。過去に事故があり、因果関係が明らかになった成分は使用禁止になったり、配合上限が定められています。


思い出してみて欲しいのです。


ここ最近で化粧品(成分)による大きな事故は、加水分解小麦(その中でも一部の成分)とロトデノールでしか起きていません。小さめのトラブルとしては非常に高濃度のビタミンAもありましたが、そのくらい。世の中に星の数ほどの化粧品があり、辞書やデータベースを作れるほどの数の成分が存在しているのに、です。


顔用であれ、手指用であれ、体用であれ


この化粧品を使ったら荒れた

という場合に、実際に起きていることとしては、


もともと肌が弱っているところに、手当による補強が間に合わず、全体的な値がマイナスになった。


というのが、より正確な事実に近いのではないかと思います。


もちろん、特定の成分にかぶれる(アレルギーがある)人がいないわけではありませんが、10年超エステティシャンとして数多くの化粧品を扱いながら施術をしたり、スキンケア化粧品をご紹介したり、という仕事をしてきた体感としては、実際のところそんなに頻度は高くないように思います。


ちょっと分不相応なのでオマケ程度で書きますが、肌荒れとそれ以外を見分けるポイントは、


・急激な変化が直後24時間~48時間以内くらいに起きているか
・湿疹、腫れなどが主な症状か
このあたりでしょうか。


こういう場合は皮膚科に行くべきですね。


医療は、特に臨床の現場では「異常を取り除く」ことを主な目的としているので、原因を特定してもらえることは稀ですが、起きている異常はやっぱり専門家の判断によって適切な医薬品で抑えるのがベストです。どうしても原因を追究したい場合は、そういった種のことを得意として売りにしている皮膚科医に相談すると良いと思います。

3.かゆくなったり、しみたりするのは化粧品が原因?

洗顔後にかゆくなる、化粧品がしみるのは肌そのものの状態が悪いことが原因の方が多いです。


もちろん、その状態を放置すれば炎症が広がっていきますし、場合によっては常在菌が悪さをしたりして湿疹が出たりもします。そのときもやはり皮膚科へ行き、薬で症状を抑えた方がよいです。この段階で化粧品を一生懸命塗っても遅く、化粧品で治そうとしてはいけません。


ちょっとしみたりするくらいや、強いかゆみでなければ化粧品による保存的ケアで回復することもありますが、その場合、科学に基づいた考え方で作られている製品を選ぶ必要があります。自己判断で刺激の少なそうな化粧水だけ塗ったり、なんとなく皮膚や体によさそうなイメージの化粧品を使ってもよくはならず、悪化することもあります。


敏感肌、乾燥肌の本質は「生まれつき、もともと敏感、乾燥している」ではなく、加齢等により肌の力が弱くなってしまった結果(乾燥肌)、さまざまな刺激に耐えられなくなっている(敏感肌)という状態です。


一部、ハイドロキノンなど美容成分のくせに成分そのものが肌を炎症させる副作用を持っているものもないことはないですが、一般的に流通している化粧品にそういうリスクの高い成分はあまり入っていないし、入っていたとしても低濃度のため、そんな困ったことはあまり起きないです。

ハイドロキノンの化粧品における配合上限は3%ですが、実際には1%以下の含有量のものが多く、それ以前に有色メラニンを還元するという強力な美白剤であるハイドロキノン自体、大きなメーカーは採用していません。


美白剤や抗老化剤には一部そういう成分がありますが、保湿成分にはリスクの高い成分は存在しないですし、防腐剤や製品安定剤などは非常に濃度が低いため、それらの成分がピンポイントで肌への刺激となることも考え難いです。

4.まとめ

化粧品は一般的には良くも悪くも、作用が穏やかなものです。


健康な肌のポテンシャルを破壊するほどの刺激を与える可能性のある化粧品はそんなにないですし、逆に湿疹や腫れを治せるような化粧品もないです。


肌荒れと化粧品の因果関係はそれほど単純ではなく、肌が衰え弱くなっているところにケアが追い付かず、ダメージが上回ることで最終的に目に見える異変が起きる、というのがもっとも現実的に起こり得ること。


それは、日照り続きで土が乾いていき、最終的に作物がしなびるようなイメージが似ているかも。


そうなったら医薬品にバトンタッチです。


化粧品にできるのは、健康な肌が健康な状態を維持する予防的ケアまで。または、医薬品で回復したのち、再発を予防することです。


そう思ってもらった方が、娯楽品でもある化粧品選びを素直に楽しめるのではないでしょうか。


***


次回こそ、実際のハンドクリームを取り上げてそのつくりがどういうものか紹介していきたいと思っています。


今のところ、ネットで大人気のユースキンA(医薬部外品)、ナチュラル系の代名詞パックス、などを紹介したいと思っていますが、もし取り上げて欲しい製品があればコメントとかでリクエストどうぞ。


実店舗弊店オンラインショップ(会員制)のお客様はメールなどでもリクエストください。


今週末3月15日まで承ります。


地味なコロナフェスティバルを開催したいと思います。(やけくそ)
コロナよ……
はよ落ち着いてくれ……

本気で手荒れを治す、防ぐにはどうしたらよいの?~皮膚科学の観点から~

感染症対策で手洗いやアルコール消毒が励行されています。


そろそろ手荒れが見過ごせないレベルになってきている方も少なくないではないでしょうか。


今回は皮膚科学の視点から、本気で手荒れを治したいとき、治ったあと防ぐためには何を使い、どうしたら良いのかをご紹介します。

1.手荒れを治すのは医薬品で

湿疹や出血を伴うひび割れなどがあるときは、化粧品(ハンドクリーム)で治そうとせず、速やかに医薬品を使いましょう。


医薬品・医薬部外品(薬用化粧品)・化粧品にはそれぞれ定義があり、役割が違います。


医薬品
 明確な効果とともに副作用の恐れもあるもの


化粧品
 清潔や美化のため、皮膚や毛髪を健やかに保つことが目的とされ、人体に対する作用が緩やかなもの


医薬部外品
 医薬品と化粧品の中間に位置するもの。ある特定の成分を規定の濃度含めると、対応する特定の効果を謳うことができるもの。医薬部外品のなかで、特に化粧品のような使い方をするものを「薬用化粧品」と呼ぶこともある


化粧品は作用が緩やかなものなので、強い痛みや異変が起きているときは遠回りすぎるし、医薬部外品も同様です。


湿疹、出血を伴うひび割れや強いかゆみ、痛みなどがあるときは皮膚科医に相談して薬を処方してもらうか、ドラッグストア等で薬剤師に相談することが大切です。


ステロイド等の強い抗炎症作用を持つ医薬品を使うことに抵抗がある人もいるかもしれませんが、医師は症状や部位によって適切な強さの薬を当然選んでくれています。


素人判断したり、根拠のない都市伝説に振り回されることなく、専門家である医師を信頼すると良いと思います。

2.本気で手荒れを予防したいなら、まずは肌の構造を知る

肌には自らを守るバリア機能という仕組みがあり、本来はそれによってうるおいは守られています。


肌の一番うえの部分、角質層の水分のうち、約80%ほどが角質細胞間脂質に、残り20%弱がNMF(天然保湿因子)によって守られており、皮脂によって守られているのはたった2,3%ほどです。


これらの成分(要素)は水で流すだけ、何かに触れるだけで簡単に奪われます。また、加齢とともに角質層や真皮(肌の土台の部分)水分量やうるおいを守る物質の量も質も落ちてきてしまいます。そのため、若い人よりも年齢を重ねた人の方が肌荒れを起こしやすいのはご存じのとおりです。


さらに、界面活性剤には油分と水分を混ぜる性質があるため、石けんやアルコールを頻繁に使うとこれらの成分が加速度的に奪われ、急速な肌荒れや回復しにくい肌荒れが起きます。

3.実践ハンドケア ~守る~

肌の水分を守る成分は水で流したり、何かに触れるだけで失われるので、単純にはそれらとの接触回数を減らすのが有効です。


ただ、現状として手洗いやアルコールとの接触を減らすことは別の観点で無理ですから、ふだんは余計な刺激を少しでも減らすために綿か絹の手袋をします。化学繊維を含むものは、手荒れがひどい場合それすらも刺激になるので綿か絹がおすすめです。


炊事や洗濯、掃除など水を使う作業のときにゴム製やビニル製の手袋をつけるのは、多くの方が実践されているかと思いますが、もちろん有効です。手指は使う頻度が高い分、ちょっとやそっと守ってあげてもなかなか回復しません。確実に毎回実行する「小まめに守る」ことも大切です。


「守るケア」として意外と知られていないのは、撥水剤をたくさん含むハンドクリームを使うこと。


撥水剤は植物油や動物油、ミネラルオイルなどの油分とは異なり、界面活性剤にも耐性があるため、せっけんで手を洗っても流れ落ちにくく、手指のうるおいを守る成分をラップのように包んで守ります。


化粧品に含まれる代表的な撥水剤とはシリコーン油のことで、成分名はジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、ジメチコンなどです。

4.実践ハンドケア ~与える~

医薬品で炎症を抑えたら、今度はバリア機能を回復させることが再発を防ぐことに直結してきます。


医薬部外品のハンドクリームに含まれていることが多い、抗炎症作用や消炎作用、抗アレルギー作用を持つ成分は、要は医薬品の代替成分であったり、同じ成分の低濃度のものです。これらを使ってもバリア機能を回復させたり、補助することにはなりません。


先にご紹介しましたが、肌の水分を守っているのは8割が角質細胞間脂質、2割弱がNMF(天然保湿因子)です。


これらの成分を与えることで、肌のバリア機能回復をサポートすることができます。


肌の水分量を守るのに中心的な役割を果たしている角質細胞間脂質とその類似成分には、ヒトセラミド、動物性セラミド、植物性セラミド、合成セラミドなどがあります。これらを含むハンドクリームを使用するか、ハンドクリームを塗る前にそれらの成分を含む美容液などを下塗りします。


セラミドはヒト・動物・植物≧合成の順で保水力が高いですが、原料の高さもほぼ比例します。


つまり、ヒト型セラミドを含むものは製品価格が高くなりやすく、現実問題としてそういう事情から低濃度になりやすいです。化粧品の成分は濃度も重要で、どんなに良い成分でも薄ければ効果が発揮されにくいです。贅沢をいえば、なるべく高濃度に含まれるものを使えれば理想です。


角質細胞間脂質(と類似成分)を使うのが予算の都合上難しいようであれば、カチオン化されたヒアルロン酸を取り入れるのもおすすめ。


セラミドよりは原価が安い成分で、水に流されにくい性質をもっているため、皮膚に吸着されやすく、長く肌にとどまって水分量を維持します。

5.まとめ

今起きている肌荒れ(湿疹、出血、強いかゆみや痛み)は皮膚科医や薬剤師に相談のうえ、医薬品で治します。


治したあとは肌がもともと持っているバリア機能を回復させ、機能させることが予防につながります。


そのためには、角質細胞間脂質や水に強いカチオン化されたヒアルロン酸などを取り入れ、角質層の水分量を維持し、撥水剤や手袋などを使って手指を徹底的に水や物理的刺激から守ること。


手指は頻繁に使う分、顔やその他の部位よりも回復がゆっくりです。


諦めず、サボらずに、これらのケアを辛抱強くつづけることこそが肌荒れからの回復、再発を防ぐ近道です。


以上、皮膚科学の観点で手荒れを治す、防ぐにはどうしたらよいの? をお送りしました。


<本日の所要時間2時間>


次回、今回の内容を踏まえ、市販されているハンドクリームを取り上げながらもう少し深めてみたいと思います。


数えていないので不確かですが、恐らく10年の間に数百点はハンドクリームの成分見ていると思うのですが、今回挙げた条件を満たすハンドクリームは数点しか心当たりがありません。


顔用の化粧品より娯楽色が強いのがハンドクリームというカテゴリーの特徴です。


化粧品は本質的にはそれでもいいのですが、本気で肌荒れを予防する製品を探している人には難しい問題ですよね。


***


──ちょっと越権行為になりますので、戯言として聞いてください。


ステロイドを使い続けると肌がボロボロになるという話を聞いたことがあるでしょうか?


成分マニアのエステティシャンから見ると、この話にはやや誤解もあるように思います。


ステロイドは炎症を抑えるけれど、肌のバリア機能を回復させることはしません。


肌が健やかな状態を維持するには、炎症などの異常が治まったあと、バリア機能を回復させ、正常に稼働してもらわなければなりません。


炎症を抑えるだけでは、それを起こす素地は変わっていないので、繰り返すのはある意味当然のことではないかと思います。


専門家である医師を信頼し、疑問点は感情的にならず、冷静に確認することが大切だと思います。

肌の乾燥ケア まとめ

秋ですね。(少なくとも、札幌は)


湿度がかなり下がってきてまして、室内の湿度計でも40%台を見かけることもしばしば。
サロンで定期的にお顔を拝見しているお客様も、乾燥が見られはじめています。


今回は、当ブログに散乱している肌の乾燥対策に関する記事を、書いた人自らまとめてみました。
役に立ちましたら幸いです。


肌のうるおいが守られる仕組み

表皮のいちばん上の層、0.03ミリの角質層には水分が約30%含まれている。
角質層の水分のうち、約80%ほどが角質細胞間脂質によって守られ、残り17,8%程度がNMF(天然保湿因子)によって、そして、たった2,3%程度が皮脂によって守られていると考えられている。

https://skin-care.page/2020/03/01/473828073-html/


ちなみに、化粧品の美容成分が浸透するのも0.03ミリの角質層までです。


市販のクレンジング剤は洗浄力が強めのものが多い

同じ800円のクレンジングでも、今オイルタイプを使っているのならクリームタイプに変えてみる

https://skin-care.page/2018/01/18/456276384-html/


最近は名前は「ミルク」とあるけれど、実際の中身は水油ジェルに近いクレンジングもあります。

基本のスキンケアにプラスするなら、乾燥対策に有効なのはパック

肌から水分が抜けていくのを一時的に抑えるには、肌表面をぴったりと覆い、密閉してしまうことが大切。最近ではシートパックが主流だが、固まるタイプのパックが保湿には効果的。

https://skin-care.page/2018/02/02/456620288-html/


固まるタイプのパックは、一般の方向け化粧品としてはほとんど存在していません。(2021年現在)
忙しい方が増えているなか、確かに扱いにくいですものね。そうなると、どうしてもシートパックを活用することになると思いますが、不織布のシートは密閉できない、液剤の保有力が弱いという点で残念ながらあまりパックとして有効ではないので、バイオセルロースタイプのマスクをおすすめします。

スライムみたいな質感なんですが、天然繊維が原料で、しっかり密閉できて、たっぷり美容液を含んでいます。ぷるぷるで気持ち良いしね。


体を洗うのにはボディウォッシュがおすすめ

石けんが向いているのは、皮脂量の多い20代から50代半ばぐらいまでの男性

https://skin-care.page/2018/07/05/460344221-html/


せっけんは”洗浄力”という点ではまったくやさしくない。むしろ、油分をズバッと落とすのに最適。
冬場に肘とかすねとか粉吹いちゃう人は、肌にやさしそうなイメージで石けんを選ばず、アミノ酸系洗浄剤が主となっているボディウォッシュを選びましょう。泡で出てくるタイプなら、摩擦を抑えて洗えるのでなおよしです。

市販のお安いボディウォッシュ おすすめ3種

この価格帯でこの内容は本当にすごい。ちょっと目を疑うレベル。

https://skin-care.page/2018/07/12/460485263-html/


一等おすすめはコレ


amazon販売商品で選ぶ、10代から20代前半の方向けスキンケアプラン

只今、amazonで販売されている化粧品で組む、10代から20代前半の方向けのスキンケアプランを試作中です。
前回更新「10代から20代前半の若い人におすすめするスキンケア」で、若い方のスキンケアの考え方、必要性、具体的にどんなアイテムが必要かをまとめました。ただ、実際に難しいのは、星の数ほどある化粧品のなかから、それに則って適した製品を選ぶことだと思います。
今回は手に入れやすさということで、Amazonで購入できる製品であること、
10代から20代前半の若い方向けということで、クレンジング、洗顔、化粧水、クリーム(必要があれば)、日焼け止め、各アイテムは1500円以内を条件にして考えました。
具体的には、下記のような検索をかけ…
ビューティ→0-1500円 “化粧水”→価格の安い順 検索結果144
ビューティ→0-1500円 “日焼け止め”→価格の安い順 検索結果125
ビューティー →スキンケア・ボディケア : スキンケア・基礎化粧品 : 保湿乳液・クリーム : 乳液・クリーム : 0-1500円 検索結果42
ビューティー→スキンケア・ボディケア : スキンケア・基礎化粧品 : クレンジング・メイク落とし : クレンジングミルク : 0-1500円 : 検索結果73
“クレンジング”
ビューティー : 0-1500円 :”AHA” 検索結果66
総数450点の成分をまず見ました。
amazonのページに記載されていないものは、公式の製品情報やネットに落ちている情報で賄いました。
ここまででだいたい所要時間が10時間ぐらい。
その後、今回は顔につけるものなので、やはり実際のテクスチャーや美容訴求成分が実際にどのくらい含まれているのか、対象の日焼け止めを落とすのにクレンジングの洗浄力が適度か、ラインで使ったときに保湿力が不足しないかどうかなど、確かめなければいけないと思い、良さげな製品はすべて取り寄せました。
ama20188.png
▲amazonの注文画面
だいたい1アイテムにつき、2~3種類購入しました。
そして、現在その届いた製品を使っていろいろとテストしています。
kopaafter.png
▲日焼け止めの撥水性や、どの程度の洗浄力のもので落ちるかテスト中
この一週間は、自分の顔を使って試しています。
10代から20代前半の若い方向けのスキンケアラインを、皮脂量が非常に少ないアラフォーが試しているので、どえらいことになるのではないかと戦々恐々としていましたが、いまのところ、案外それほどヒドイ感じにはなっていません。
最近のプチ・プライス化粧品は良くできていますね。
まあ、成分見てから取り寄せているので、最低限のボーダーを越えたものしか試していないという事情はありますけれど。
今週中に試用の結果をまとめられればと思っています。

10代から20代前半の若い人におすすめするスキンケア

先日、長くご利用いただいているお客様のお嬢さんのスキンケアプランを考える機会をいただきました。
改めて10代から20代前半の若い方のスキンケアについて、調べ、考えたので今日はそれについてまとめたいと思います。

10代から20代前半の肌をとりまく事情

しわやたるみ、しみのない、うるおったみずみずしい肌にスキンケアなど不要だとお思いでしょうか。


確かに、10代から20代前半の肌は、まだまだ十分なポテンシャルがあり、そのものが美しい状態です。


しかし一方で、授業や課外活動、レジャーなどによって大人に比べて紫外線を浴びやすい生活環境があったり、ホルモンバランスの変化に伴って特別ににきびができやすい期間でもあります。


一説によると、一生のうちに浴びる紫外線の8割を10代のうちに浴びているのだとか…


10代から20代前半の若く、かわいいお嬢さんたちのスキンケアにおけるポイントは下記ふたつです


・紫外線予防とケア
・にきび予防とケア

10代から20代前半の人のスキンケア基本アイテムは5つ


・角質ケア(ピーリング)効果を持つ洗顔料
・VC誘導体を含む化粧水
・季節や部位の乾燥ケアのためのクリーム
・日焼け止め
・日焼け止めを落とすためのクレンジング剤


ひとつひとつ解説していきます

◆角質ケア(ピーリング)効果を持つ洗顔料


にきびは、このような順番でできます。


①角質が厚くなり、毛穴をふさぐ


②その下で、常在菌であるアクネ菌が皮脂などを餌にして過剰繁殖する


そのため、ニキビ用化粧品というものは、このアクネ菌を殺菌するための成分が入っているか、皮脂を抑え、乾燥させるようなものか、化粧品そのものに油分を含めず、餌を極力少なくするようなつくりになっています。


しかし、アクネ菌は常在菌ですし、皮脂は肌には必要なもので常に分泌されるものです。


すでにできてしまったニキビを治すには、皮膚科で診てもらうことが大事ですが、ニキビができないように予防するための第一歩は「角質を厚くしないこと」です。角質肥厚の原因はまだよく分かっていないことが多いそうで、ホルモンバランスの変化も関係しているのではないかと言われています。


ピーリングを取り入れ、角質を厚くしすぎないことはニキビ予防につながります。


具体的な成分名は酵素や、グリコール酸、フルーツ酸、乳酸などです。


AHAの場合、濃度が明記されている製品もありますが、3%以下なら毎日の洗顔料として、5%なら週1~2回からはじめて、様子を見ながら回数を増やし、10%超のものは刺激が強く、扱いにくいのでおすすめしません。


酵素は製品によって差が大きいので、洗いあがりの肌の状態を見て回数を増減するのが良いかと。

◆VC誘導体を含む化粧水

ビタミンC誘導体は厚生労働省認可の美白剤です。


美白剤には他に、エラグ酸、コウジ酸、トラネキサム酸、アルブチンなどがありますが、10代から20代前半のお嬢さんにはVC誘導体がおすすめです。VCは美白剤でもありますが、コラーゲンの合成に欠かせないものであり、過酸化脂質抑制(老化予防)のほか、皮脂をコントロールする作用などさまざまな美容効果をもっています。


特に、年齢的に皮脂過剰になりがちな若い女性にはVCはその点でも心強い味方になってくれます。ピーリングとともにニキビ跡を早く薄くする効果も期待できます。また、成分的に安価なので化粧品のコストを抑えられるのも魅力です。


具体的な成分名は、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸セチルエーテル、アスコルビン酸Na、アスコルビン酸Mgなど。これらは水溶性のVC誘導体ですが、最近では油溶性で安定性の高いテトラヘキシルデカン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビルなどもあります。


アスコルビン酸のままでは安定性が悪く、分解しやすいため、普段のスキンケア用化粧品として使うのなら誘導体の形になったものを使うべきです。


アスコルビン酸の化粧水や美容液は、イオン導入に適しています。


◆季節や部位の乾燥ケアのためのクリーム


水分量も皮脂量もそのままで十分な若いお嬢さんには、特別な保湿ケアは必要ありませんが、ピーリングや日焼け止めを落とすためのクレンジグによって少し肌のつっぱり感が気になるときや、冬の空気の乾燥が強いときなどは、化粧水だけでなくクリームを追加します。化粧水よりもクリームの方が美容訴求成分が多く含まれる傾向があります。


また、肌の調子が悪いときは化粧水を休み、肌あたりのやわらかいクリームだけを使って肌の回復を促すというレスキュー的なケアもできるので、肌荒れをしやすいお嬢さんは保険がてら用意しておいても良いでしょう。


植物エキスははたらきが穏やかなものが多いので、ヒアルロン酸やコラーゲン、天然保湿因子(アミノ酸など)をバランスよく含むクリームがおすすめ。特に肌荒れしやすく、粉を吹くくらい乾燥してしまうのなら、少々お値段は張りますが、大人同様にセラミドか類似成分配合のものを。


紫外線ケアにいっそう力を入れるのなら、先にあげた油溶性のVC誘導体を含むクリームも良いと思います。

◆日焼け止め


肌に負担の少ないノンケミカルのものがおすすめです。


ノンケミカルは顔料(酸化亜鉛、酸化鉄などファンデーションやフェイスパウダーにも使われる粉)によって紫外線を反射させ、紫外線をカットします。紫外線を「粉」によって反射させるので、ローション、ジェル、スプレー状のものは存在せず、粉を均一に伸ばすために油性原料と混ぜてクリーム状にすることで、肌への密着度を高めてあります。


撥水剤が入っているウォータープルーフタイプは使用後はクレンジングが必須ですが、汗やこすれ、ふきとりなどの物理的刺激にもある程度耐えてくれ、薄塗でも持ちこたえてくれやすいのでウォータープルーフタイプがおすすめ。汗をかくことが大人よりもずっと多いでしょうし、動きも活発でしょうからね。

日焼け止めというと、肌へ高負担のイメージもあるかと思いますが、10年超のエステティシャンの経験では、日焼け止めによって肌のコンディションが悪くなってしまう方の大半はケミカルタイプ(紫外線吸収剤)をお使いです。


世に出回っている日焼け止めの多くがケミカルタイプなので、分母が圧倒的多数ですから、紫外線吸収剤が悪いとは言い切れない部分はあります。ただし、紫外線吸収剤の多くは配合上限が設けられている古い成分であり(日進月歩の世界にも関わらず1960年代から使われているものもある)、厚生労働省の「紫外線対策マニュアル」でも、「稀にアレルギーを起こすことがある」というマイルドな表現で注意喚起されています。


なんでもない人はなんでもないですが、若いお嬢さんはお肌のコンディションが安定しにくいので、負担となりうるものは極力減らしてあげて方が良いのではないかと。

◆日焼け止めを落とすためのクレンジング剤


ウォータープルーフタイプではない(撥水剤が入っていない)日焼け止めを使う場合は、クレンジングは不要ですが、10代から20代の若く活発なお嬢さん方には日焼けを恐れず、アクティブにいて欲しいのでウォータープルーフの日焼け止めがおすすめです。


その際は、面倒ですがクレンジングが必須です。


クレンジングはクリームタイプをまず試してみてください。


クレンジングの形状と洗浄力については、過去にまとめたものがあります。

非常に密着度の高い、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを使用した場合、クリーム形状のクレンジングでは落としきれないときがありますが、乾いた手で充分な量のクレンジング剤を、乾いた顔(体に塗ったときは腕、足など)に乗せ、30秒ほどくるくると力を入れずになじませてみましょう。それでも落ちないようであれば、クレンジングの洗浄力をあげることを検討します。

まとめ



うるおいが十分で、衰えのはじまっていない10代から20代前半の若い方のスキンケアは、予防的ケアが主となります。


それが20代後半、30代、40代、50代……と時を重ねたときの肌の礎になります。


時代とともに女性性や女性の有り方というのは変わってきています。


近頃は、「女性だけがなぜ化粧をしなければならないのか」という訴えをSNSで目にしたこともあり、賛否両論ありました。


個人的には大きなシミや深いしわがあっても、それを含め肯定的に自分の人生を捉えられるのならその人は美しいと思います。


以前何かで目にした女性厩務員の方は、化粧っけがなく、とても日に焼けていました。けれど、その方は生き生きとされていて、大変美しい女性でした。


自分がどのような道を歩むかは、若いお嬢さん方にとっては想像がつきにくいことで、思っている道と全く違う方向に行くこともあるかと思います。一般的には、まだまだ女性は美しい肌をしていた方が社会的に得をすることが多いし、なにより、自分を肯定的に捉えやすくなると思います。


将来が決まっていないからこそ、若いうちからのスキンケアを自己投資としておすすめしたく思います。


<本日の所要時間2時間>


ちなみに、「若いお嬢さん」におすすめのスキンケアと書きましたが、ニキビに悩む青少年にもおすすめのスキンケアでもあります。


青少年はお嬢さんたちと比べるとさらに皮脂量が多いので、クリームは不要かと。


日焼け止めについては、ちょっと最近の青少年の感性が分からないので、何ともいえないんですけど、できれば使わない方がいいのかな、と思います。撥水剤は油性原料なので毛穴をふさぐリスクがちょっとあがるのでね。男性がクレンジングを購入するのも勇気がいるような気がするし。あ、amazonで買うなら関係ないのか…。


どうなんだろう。


最近の若い男性たちは日には焼けたくないんだろうか。それとも、どうでもいいのだろうか。


人によるのかな?


***


毎週木曜の更新を秘かに目標としていながら、さらっと2週間も空けたあげく、1日遅刻しました。


次回は今回まとめたものを使って、実際の若いお嬢さんのスキンケアプランをamazonさんの取り扱い商品で組んでみたいと思うんですけれど、もんのすごい時間がかかりそうなのと、そこまでやるのなら、机上の空論ではなく実際に製品のテクスチャーなど確かめてからやりたいような気がして。


シャンプーやボディウォッシュではなくて、顔につけるものですからね。エステティシャンの矜持が許さない……
だとすると、労力とコスト両方がかかるし、そこまでやっていいのかな? というような気もします。


ちょっと悩み中です。

石けんとボディソープについて

普段、シャワーやお風呂のときに何でからだを洗っているでしょうか。


私は愛用のボディソープがあります。


先日、化粧品をメーカーに発注する際に合わせて頼もうと思ったのに、忘れました。


カスッカスッと無惨な音を鳴らし、空を切るポンプ。申し訳ていどにしか出ないボディソープ……


そんなの、もう1回発注すれば良いですよね。


そうなんですけれど……


送料ががっつり上がって高いんですよ。


商品や消耗品と合わせてまとめて発注しないと、ボディソープだけでは送料の方が高くなるというね。


まあ、昨今の運送業界の事情をふまえると、仕方ないというか、これまでがおかしかったんですよね。


働いている方々が犠牲になっていての、あの価格だったわけだから。


だから思ったんです。


この機会にもう少し手に入れやすいボディソープを探せばいいじゃないかって。


久しぶり、というか、市販のボディウォッシュをちゃんと見たのははじめてかもしれないのですが、目を皿にしていつものケンコーコムさんやamazonのレビューを見て慄きました。


石けんの安全神話。


絶対的地位。


シャンプーではすっかり廃れた(と思う)その神話が、ボディ用洗浄剤の世界ではまことしやかに囁かれていたのです。


石けん以外の界面活性剤に同情した、というのもありますが、石けんが安全で低刺激だと信じていると思わぬ肌トラブルを招くこともあるので、今日はこのあたりをまとめてみようと思います。

1.石けんとは何か

陰イオン界面活性剤の一種です。嫌われ者のラウレス硫酸Na、人気者のココイルグリシンNa,ラウリルメチルタウリンNa(アミノ酸系界面活性剤)などと同じグループです。


パルミチン酸、ステアリン酸などの高級脂肪酸、またはパーム油、オリーブ油などの油脂に強アルカリ剤を反応させてつくる人工の界面活性剤。たまに石けんのことを「天然の界面活性剤」と表現しているものを見かけますが、天然ではありません。


反応させるアルカリ剤の種類によって、固形、液体と形状を変えます。

2.早速本題 せっけんは「やさしい」のだろうか

化粧品における「やさしさ」を何と定義するかにもよりますが…


安全性という点では、やさしいと言ってもよいかもしれません。何しろ、石けんは古来より存在する界面活性剤です。


ただし、その他の界面活性剤の多くが石けんよりも安全ではないかというと、そんなこともありません。


ラウレス硫酸Na(現在は化粧品にはあまり使われていない)など、旧表示指定成分の界面活性剤もありますが、そもそも旧表示指定成分の界面活性剤が危険であるという根拠もありません。旧表示指定成分は「アレルギーの報告があったもの」です。また、同じ陰イオン系界面活性剤には、皮膚刺激が非常に温和で石けん同様に優れた生分解性をもつものもあります。


一方、洗浄力という観点では、石けんは全くやさしくはありません。


アルカリ性という性質で、非常に高い洗浄力を持つからです。


固形せっけんには釜だき製法と中和法という製法がありますが、その過程で天然のうるおい成分がほどよく残る釜だき製法に比べ、大量生産に多い中和法は、別に保湿剤を添加しなければ洗浄力が強すぎてつっぱり感が出てしまうことが知られています。


このように、石けんは安全性という点ではやさしいと言ってもよいですが、洗浄力という点ではけっこう注意が必要な界面活性剤です。

3.適切かそうでないかの方がはるかに重要

「洗う」という段階で使うアイテムに重要なのは、汚れを落とすのに適切な洗浄力であることです。


この汚れには、メイク、整髪料など別に取り入れたもののほかに、皮脂も含みます。皮脂は健やかな肌を守るために大事なものですが、そのままにしておくと酸化し、においの元になったり、常在菌の餌となり、常在菌が過剰に増えてさまざまなトラブルを招きます。


特に体に関しては、顔や頭皮に比べ、皮脂腺の少ない部位が大半です。(胸元などは案外多い)


また、メイクや整髪料などを重ねることもなく、せいぜい重ねるのは日焼け止め、ボディクリーム、ローション程度で油性汚れは多くありません。そのため、意外と洗浄力は弱めのものが向いている人が多数です。


石けん(この場合のせっけんは、シンプルに保湿剤などがほとんど添加されていないせっけん)が向いているのは、皮脂量の多い20代から50代半ばぐらいまでの男性ではないでしょうか。男性でも20歳以降は肌の水分量は確実に低下していますから、洗浄後、水気と汗が落ち着いたのあとに強いつっぱり感やかゆみ、かさかさした感じを受けるようなら、クリームなどでしっかり保湿をしましょう。

それでも収まらない場合は、洗うものの洗浄力を落とすか、塗るものの保湿力を上げるか、はたまたその両方が必要です。


口コミや多すぎる情報、メーカーの販売戦略に惑わされず、ご自身の肌の状態を見て、感じて、冷静に選ぶことが大事だと思います。


4.実際にボディソープや石けんを見てみよう

無添加せっけん 泡のボディソープ

無添加せっけん 泡のボディソープ 5L
無添加せっけん 泡のボディソープ 5L


amazonさんで「ボディウオッシュ→レビューの評価順」でTOP表示です。(2018年7月現在)


全成分表示は水、カリ石ケン素地 のみ。


カリ石ケン素地とは、ジェル状、液状のせっけんの素地です。


商品紹介によると「この製品の主原料である『パーム核油』の原産地はインドネシアです」とあるので、パーム核油を主とした油脂にアルカリ剤である水酸化Kを反応させてできたものと思われます。(固形や粉状の石けんの素地である石ケン素地はアルカリ剤に水酸化Naを使用する)


保湿剤は全く入っていません。


商品の特徴には「うるおい・保湿 無添加・無香料」とあります。


水でかなり薄まっているとしたら、案外とマイルドな洗いあがりなのかもしれません。

Dove ダヴ ボディウォッシュ プレミアム モイスチャーケア ポンプ 500g


Dove ダヴ ボディウォッシュ プレミアム モイスチャーケア ポンプ 500g


Dove ダヴ ボディウォッシュ プレミアム モイスチャーケア ポンプ 500g


全成分表示:
水、ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化K、ラウレス硫酸Na、グリセリン、パルミチン酸、ジステアリン酸グリコール、ステアリン酸、香料、PG、コカミドプロピルベタイン、ココイルグリシンK、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ヤシ脂肪酸K、BHT、EDTA-4Na、エチドロン酸、メチルイソチアゾリノン


有名どころですね。


石けんと界面活性剤のラウレス硫酸Na両方入っています。


ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化Kでカリ石ケン素地です。パルミチン酸、ステアリン酸の高級脂肪酸も見られますが、質感調整ではないでしょうか。製品の質感を美しく見せるジステアリン酸グリコールも入っています。


コカミドプロピルベタイン、ココイルグリシンKと他の界面活性剤も見られますが、香料の後の表示なので微量かと。洗浄助剤、起泡剤かと。保湿剤はグリセリン。


液そのものはパールのような光沢をおびた、とろりとした美しい白色なのだと思います。ただ、それは保湿力には関係ありません。


こういう風になってくると、洗浄力や保湿力は実際に使ってみないとイメージしにくいです。

X(製品名伏せます)


600ml 2千円弱


全成分:
水、オレフィン(C14−16)スルホン酸Na、コカミドDEA、スルホコハク酸ラウレス2Na、ラウリルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、グリチルリチン酸2K、褐藻エキス、フムスエキス、ベタイン、カミツレ花エキス、カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス、カプリル酸グリセリル、乳酸、PCA−Na、BG、ソルビトール、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニ、◇トレオニン、プロリン、ペンチレングリコール、香料(オレンジ果皮油・グレープフルーツ果皮油・マンダリンオレンジ果皮油・ハッカ葉油を含む)、エチドロン酸、フェノキシエタノール、安息香酸Na、メチルパラベン、エチルパラベン



こちらが私がいつも使っていたボディウォッシュの中身です。


石けんは入っておらず、皮膚や眼に対して非常にやさしい洗浄剤であるオレフィン(C14−16)スルホン酸Naを主にした、界面活性剤系。オレフィン(C14−16)スルホン酸Naは生分解性にもすぐれています。

保湿剤にはアミノ酸などの他、植物エキス、海藻エキスが入っていました。(ほとんど吸収されないものの、相対的に洗浄力がマイルドになる)

600mlの大容量で税込でも2千円しないので、コストパフォーマンスもいい! 注文し忘れたのが心から悔やまれます。

5.まとめ

石けんが、他の界面活性剤に比べて成分的にやさしく、特に優れている、ということは言い難いです。


それぞれ、洗浄力、起泡力、コストなどの特徴があります。


価格を度外視すれば、石けんよりも優れている界面活性剤もあります。(何を以て優れている、と評するかは難しい問題ですけれど)


古来から存在する界面活性剤なのでそういう意味では信頼感はありますが、洗浄力はかなり高め。


皮脂量が少なく、メイクや整髪料などの油性汚れも少ないからだに利用する際は、自身の肌コンディションを見極めてからどうぞ。


<本日の所要時間3時間>


少しでも有用な記事をお届けしたい、とは思っているのですが、このタイプの記事を書くとあまりにも労力がかかりすぎて、疲弊し、さらにその仕上がりのクオリティの低さに絶望して嫌になり、たいていこのあとから更新が滞ります。


化粧品の世界は情報が多すぎるし、誇大広告もすごいのでなるべくシンプルに、事実に基づいて冷静な情報を発信したいという思いはあるのですが……一方で、ネットという大海でいち個人がこんなことしたってね……みたいなちょっと投げやりな気持ちもあります。


そのあたり、折り合いつけつつ、うまく続けていけたらいいんですけれどね。

予算千円ではじめる冬のお肌の乾燥対策~パックを取り入れる~

冬の困った乾燥肌。
その対策のひとつとして、今回はパックの意義と選び方をご紹介します。

■目次

 1.肌が乾燥しているとはどういう状態か
 2.肌をうるおわせるにはどうしたらよいか
 3.パックの意義と有効性
 4.ホームケアでパックを取り入れるのなら
 5.まとめ
 

1.肌が乾燥しているとはどういう状態か

肌は層になっていますが、大きく分けると「表皮」と「真皮」があります。
表皮のいちばんうえの層、0.02ミリほどの厚さの角質層には約30%水分が含まれており、外的刺激から肌を守り、肌の水分を守る役割をしています。
水には乾いた方へ移動する性質があるため、湿度が30%以下になると肌から水分が抜けやすくなります。冬に肌が乾燥しやすくなるのは、空気中の湿度がさがり、肌から水分が抜けやすくなるためです。
しかし、たとえ湿度がどんなに下がったとしても、肌から完全に水分がなくなることはあり得ません。
肌には水分を守るための保湿成分が備わっているためです。
加齢や効果的でないスキンケア、間違ったスキンケアなどによってこの保湿成分のはたらきが弱くなってしまい、本来ならば30%程度ある角質層の水分が異常に少なくなった状態を乾燥肌といいます。

2.肌をうるおわせるにはどうしたらよいか

乾いた肌へいくら水を与えても、ふやけるだけでうるおうことにはなりません。保湿成分がきちんとはたらかなければ、本来30%程度あるはずの水分を保持することはできず、与えたところでどんどん抜けてしまいます。それは底の抜けたバケツに水を注ぎ続けているようなものです。
肌(角質層)に適切な水分量を保持させるためには、水分を守るための保湿成分を補うことが必要です。
角質層の水分のうち、約80%ほどが角質細胞間脂質によって守られ、残り17,8%程度がNMF(天然保湿因子)によって、そして、たった2,3%程度が皮脂によって守られていると考えられています。
普段のスキンケアでは保湿成分を多く含むアイテムで、ケアをすることが乾燥対策につながります。

3.パックの意義と有効性

普段のスキンケアで保湿成分を適宜補っているにもかかわらず、肌が乾燥している場合、もっとも重要なのは、肌から水分が抜けていってしまうのを抑え、角質層の奥まで水分を行き渡らせること。
パック(マスク)には美白やアンチエイジングなどさまざまな種類がありますが、保湿にもっとも威力を発揮するアイテムです。
肌から水分が抜けていくのを一時的に抑えるには、肌表面をぴったりと覆い、密閉してしまうことが大切です。
最近ではシートパックが主流ですが、固まるタイプのパックが保湿には効果的なのです。

4.ホームケアでパックを取り入れるのなら

ホーム用アイテムで、固まるパックは最近なかなか見かけません。
試しにamazonで「ビューティー 」→「スキンケア・ボディケア 」→「スキンケア・基礎化粧品 」「フェイスパック 」で検索をかけたところ、9,000件がヒットしましたが、ページの半ほどまで確認しても固まるタイプのパックは数点しか見当たらず、圧倒的にシートマスクが多いようです
固まるタイプのパックは均一に塗り広げるのが難しく、なおかつ手や周囲を汚すので扱いにくく不人気なのかもしれません。
一般的なシートパックは、顔の形になった薄い不織布に化粧水様の化粧品を含ませたものです。
化粧水の主成分、90%以上は水です。
不織布ではぴったりと顔を覆うことができず、水分が蒸発するのを防ぐことができないばかりか、不織布自体がしっかり水分をとどめておけず、放置時間に乾いてきてしまうため、含まれている成分や使い方によっては逆に乾燥を招きかねません。
家庭でパックを取り入れるのなら、保湿成分がたっぷりはいったジェルタイプのパックを、十分な厚さで密閉するようにしっかり塗り広げるのがおすすめです。洗い流す前にスパチュラ(クリームなどについているヘラ。単体で販売もされている)でジェルをこそげ落とし、蒸しタオルなどで軽くふき取るなど、水洗いを最小限にするのがポイント。ジェルに含まれる保湿成分や、もともと肌にある保湿成分を水で流してしまわないためです。
どうしてもシートを使うのなら、不織布タイプではなく、バイオセルロースタイプを。
バイオセルロースは植物由来の素材で、不織布に比べ水分をしっかり保持し、密着するためジェルや固まるタイプのパックに近い密閉感が得られます。
※後日、バイオセルロースのマスクと不織布のマスクの写真を追加します
2/8写真を追加しました
モデルが弊店の整体スタッフ(中年男性)のため、絵面が雅でなくて申し訳ありません。
不織布のシートマスク
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バイオセルロースのシートマスク
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5.まとめ

肌の乾燥が強くなるとバリア機能が損なわれ、クレンジングや洗顔時にひりひりしたり、化粧水がしみたり、髪の毛が当たるだけでかゆくなったりしてしまいます。そこまでいかなくても、角質が厚くなり、化粧ノリが悪くなったり、いちだんとたるんで見えたりすることもあります。
冬の肌の乾燥が気になるときは、ぜひパックも試してみてください。
週1回程度行うのが理想ですが、1回でもきっと変化が実感できるはず。
固まるパックが手に入り、それを使えるだけの時間があるのならシートよりも断然そちらがおすすめです。
<本日の所要時間1時間>