皮膚科学発想の保湿スキンケア~実践編~

前回、「皮膚科学発想の保湿スキンケア~理論編~」という記事を書きました。

今回は必要な成分や使い方などを書いていきたいと思います。

おもに必要な成分は細胞間脂質・天然保湿因子

肌のうるおいは肌のいちばんうえの部分、平均0.03ミリの角質層に含まれる30%の水分のこと。

その水分の約8割は角質細胞間脂質によって、残り2割弱が天然保湿因子によって、そして2,3パーセント程が皮脂を中心とした皮脂膜によって守られています。しかしながら、年齢や体調、環境等によってそれらが不足したり、うまく働かなかったりするために水分量が低下します――ここまでが前回のおさらいです。

なので、理論的には細胞間脂質、天然保湿因子を補ってやればOKです。

以下に主な成分名を並べます。

細胞間脂質

細胞間脂質のうち、約50%を占めるのがセラミド、約20%が遊離脂肪酸、約15%がコレステロール、約10%がコレステロールエステル、残5%ほどが糖脂質となっている。化粧品に配合される成分名例は下記のとおり。

セラミド1
セラミド2
N-ステアロイルフィトスフィンゴシン(セラミド3)
N-オレオイルフィトスフィンゴシン(セラミド3)
セラミド6Ⅱ

天然保湿因子(NMF)

天然保湿因子の組成は約40%が遊離アミノ酸、約18%が無機塩類、ピロリドンカルボン酸、乳酸塩が各12%程度、7%が尿素、アンモニア・尿酸・グルコサミン等が1.5%ほどとなっている。美容訴求成分名は下記のとおり。

アスパラギン酸Mg
アラニン
リシンHCI
グリシルグリシン
尿素
乳酸Na

選ぶ難しさ~セラミドの濃度が薄すぎる件~

うるおいを保つために必要な成分名もその理由も分かりました。

しかし、最大の難関は条件に合致する製品をこの星の数ほどあるスキンケア化粧品のなかから選ぶことです。

お肌のうるおいのうち、80%ほどが角質細胞間脂質によって守られており、その細胞間脂質を構成する物質のうちの実に50%がセラミドです。ということは、乱暴に言えば「乾燥肌にはセラミド」なわけです。

セラミド配合のスキンケア化粧品は10年ほど前までは市販品にはほとんどなく、一部の業務用メーカーがつくっているだけでした。しかし、近年はドラッグストア等で販売されている化粧品にも「セラミド配合」と書かれているものを見かけます。ということは、ドラッグストアに行ってセラミド表示がある、またはPOPにセラミド配合と書かれている製品を使えば、乾燥肌から脱することができるのでしょうか。

残念ながら、そうは簡単にいかない事情があります。

実はこのセラミド、大変に高価な成分なんです。

そのせいか、ヒト型セラミド(保湿に深い関わりがあるのは特にセラミド2)が濃度高く含まれている製品を、私は未だかつて見たことがありません。市販品はおろか、業務用メーカーのものでもです。

クリームや美容液の市販品で数千円のもので、成分名にセラミドがあるものは、ヒジョーに濃度が薄く、ちょっとしか入っていない可能性が高いです。

え? セラミド5%配合とか書いてあるの見たことあるよ!

そういう方もいらっしゃるかもです。

たぶんね、それ、セラミドじゃないんすよ……

セラミド類似成分であり、その正体は恐らく”通称セラミド”です。

しかしながら、セラミド類似成分――通称セラミドは悪者ではありません。むしろお肌の救世主であり、懐にもやさしい天使です。

乾燥肌にはセラミド類似成分を濃度高く含んでいる美容液やクリームを使う

結論です。

セラミドはお肌のうるおいを保つ、増やすために必須の成分です。ただ、とても原価が高価な成分のため、実際のスキンケア化粧品に含まれているのはほんのちょっぴり。

だから、乾燥肌対策――いえ、20歳以降のすべての人は肌のうるおいと健康を保つために、セラミド類似成分をたっぷり、濃度高く含むスキンケア化粧品を使いましょう。

セラミド類似成分には、合成タイプ、植物由来タイプ、動物由来タイプがありますが、植物由来ははたらきが穏やか、合成は種類によります。ちょっとお値段が高くなりやすいですが、動物由来(セレブロシド)が効果を感じやすいです。

それでも、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの他の保湿剤と比べると、類似成分でも濃度が高いものはやはりお値段が高くなりやすいです。

こんなことを言い出すと、元も子もないですが、予算をどうにも上げられない場合は、それらの水分を多量に抱え込むタイプの保湿剤で多角的に保湿するという手もあります。

……と、いうわけでスキンケア化粧品選びは魔境です。

結論は、効果を重視するとスキンケア化粧品選びは手に負えなくなるでした。

次回、実際のセラミド配合化粧品の市販品などを取り上げてみられればいいな、と思っています!

***


このように、理論を背景にして実用性の高い製品を10年以上かけてコツコツと調べ、試用して合格した製品が現在私が取り扱っている化粧品です。

スキンケアに効果を求めたくなったとき、でも自分で調べ上げる時間的金銭的労力を節約したいときはわたくしめにご相談ください。

本来は、カウンセリングを重ねてその方に適切な商品の組み合わせをご提案させていただいた方がよろしいのですが、お時間がない方、コミュニケーションが苦手な方はこれまでの膨大なプランニングの結果から厳選した5つのセット商品もあります。

皮膚科学発想の保湿スキンケア~理論編~

ついに暖房のお世話になる季節になりました。

そうなると、湿度計が50を切っているのをしばしば見かけますし、ひどいときは30%台なんてことも……加湿器がついているっていうのにね。

だいたい11月から2月くらいまでの、お肌に過酷な乾燥シーズン。

今日はスキンケアの基本である乾燥ケア、保湿ケアについてまとめたいと思います。

お肌のうるおいってそもそも何のことだろう

そもそも、「お肌のうるおい」とはいったい何のことでしょうか。ほっぺたをさわったときに、ぽちゃぽちゃする感じのことでしょうか。それとも表面が滑らかでかさかさしていないことでしょうか?

皮膚の構造上お肌のうるおいとは、”角質層の水分量”のことです。

角質層はお肌のいちばんうえの部分で、平均的な厚さは0.03ミリ。そして約30%水分が含まれています。

この約30%のうるおいを守り続けられるかどうかが、肌が乾燥するかどうかのポイントです。

角質層の水分は約80%が細胞間脂質によって守られており、17~18%ほどが天然保湿因子によって、そして残り2~3%ほどが皮脂を中心に形成される皮脂膜によって守られています。

乾燥肌は敏感肌へのステップ

このようにお肌には本来うるおいを守るしくみ、物質(成分)がありますが、これが加齢や環境、体調などさまざまな理由で衰えたり、バランスを崩したりしてしまいます。そうして水分が30%から低下した状態が乾燥肌です。

表皮は肌への異物侵入や外的刺激から守るためにうるおいを保っているため、肌が乾燥すると必然的に敏感な状態になります。こすれなどの物理的な刺激や、化粧品に含まれる美容成分や添加剤、ときには水にふれるだけでもその刺激に耐えられなくなり、炎症を起こしてかゆくなったり赤くなったりします。この状態が敏感肌です。

よって、敏感肌とはもともとの性質によるものではなく、大半は乾燥肌によって引き起こされる2次的な状態です。アレルギーが原因でない敏感肌は、表皮の水分量を十分にすることによって改善します。

※化粧品を塗って少し経ってから起こる(多いのは12時間後から48時間後くらいだそうです。早めだと5,6時間後という場合も)、腫れや湿疹などの症状はアレルギー反応の可能性があります。また、特定の成分を使うといつも同じ不快な症状が出るときも、同じくアレルギーが心配されます。そのような症状が見られるときは乾燥肌による敏感肌とは違うので、すみやかに皮膚科医に相談しましょう!

乾燥肌に有効なのは 元もと肌にあるうるおい成分を補給すること

角質層の水分は細胞間脂質(80%)、天然保湿因子(20%弱)、皮脂や汗などによって形成される皮脂膜(2-3%)によって守られていると書きました。

肌が乾燥しているということは、それらがうまく働いていないか損なわれているために起きているので、それらを補ってあげれば良い――理論的にはそういうことになります。

細胞間脂質で特に水分保持とかかわりの強いのはセラミドⅡ。

天然保湿因子の主成分はアミノ酸、その他にPCA、乳酸ナトリウム、尿素などが含まれています。

皮脂膜は皮表脂質と汗によって形成されていますが、皮表脂質の主はトリグリセリド、それにワックスエステル、脂肪酸、スクワレン、ジグリセリド、コレステロールなどがつづきます。

ただ、皮脂腺から分泌される皮脂については角質層水分量に比べて低下する年齢が遅く、女性の場合40代くらいから、男性の場合50代くらいからというデータもあり、もともと水分量を守るためにたった数パーセントしか寄与していないことが分かっているため、積極的に取り入れるべき成分ではないかもしれません。

かつて、化粧品の保湿成分の主役は油分でした。今も安価な化粧品や、効果を重視していない製品ではそのような傾向が強く残っています。

それは、このような肌のしくみが解明されていないためだったようです。

まとめ

肌のうるおいとは、角質層に含まれる約30%の水分量のこと。

乾燥肌にならないためには、この水分を死守することです。

角質層の水分は約8割が細胞間脂質によって、2割弱が天然保湿因子によって、そして残り2-3%程度が皮脂を中心とする皮脂膜によって守られています。

乾燥肌のケアには第一に角質細胞間脂質を補給すること。そして、補佐的に天然保湿因子を取り入れるとOK!

理論的にはそういうことになりますが、現実には大きな問題が……。

次回、実践的な科学的保湿ケアを書きたいと思います。

【続きを読む】
皮膚科学発想の保湿スキンケア~実践編~

とにかく今、乾燥肌や乾燥肌から進んだ敏感肌に困っている方はこちらをご提案させてください。

もう少し詳しくこの商品を見る

amazonで買えるビタミンC誘導体配合化粧水 3種

ビタミンC誘導体は数ある美容成分のなかでも大変有効な働きを持つ成分です。成分原価も安いため、製品価格も手ごろなものになりやすく、年齢性別問わずぜひとも毎日のスキンケアで取り入れたい成分です。

特に、先日皮膚科学発想の対にきび スキンケアでも書きましたが、にきびとうまく付き合っていくためには必須の成分です。

必要な成分が分かっていても、難しいのが製品選び。

今日は実際にビタミンC誘導体を含む化粧水3種を、低価格帯・中価格帯・高価格帯からそれぞれ1種類ずつピックアップして、配合されている成分やそのはたらきについて見ていきたいと思います。

シャルーヌ化粧品 薬用美白化粧水 ホワイトスキンローション

シャルーヌ化粧品 薬用美白化粧水 ホワイトスキンローション 120ml
8,800円

※2021年10月amazonでの価格

薬用表記があるとおり、医薬部外品のため成分表示が【有効成分】と【その他の成分】に分かれています。

【有効成分】L-アスコルビン酸2-グルコシド 【その他の成分】ローヤルゼリーエキス、酵母エキス(3)、ニンジンエキス、ユキノシタエキス、ボタンエキス、カッコンエキス、カンゾウフラボノイド、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液、L-セリン、濃グリセリン、エタノール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、キサンタンガム、クエン酸、水酸化カリウム、パラオキシ安息香酸エステル、精製水

ビタミンC誘導体の種類は L-アスコルビン酸2-グルコシド 。

酵素によって表皮や真皮でアスコルビン酸に分解されるという、VC誘導体のなかでは古典的なタイプ。

保湿剤は植物性の穏やかなものが中心。キサンタンガム(増粘剤)があるので液剤はとろっとしており、エタノールの含有量がけっこう高めなのでその揮発性によってスッと肌になじむ感じがあると思います。

成分を見るかぎりでは、ひと昔前の構成という感じです。

キサンタンガムやエタノールの件からいっても、スキンケア効果を重視した製品というよりは、スキンケアを楽しむための娯楽的要素が高いのではないかと思います。

価格は、相当数の製品を長年見て、実際に手に取ってきたエステティシャンの感性でいくと「ものすごく高い!」です。

このくらいの価格だと、もっと最新鋭のとんでもない成分が入った製品を使えるので、効果のあるスキンケアを実践するためというよりは、ブランドの思想やスキンケアの時間を楽しむための製品だと思います。

トゥベール 薬用ホワイトニングローションαEX

トゥベール 薬用ホワイトニングローションαEX 120ml
4,250円

※2021年10月現在amazonでの価格

薬用表記があるとおり、医薬部外品のため成分表示が【有効成分】と【その他の成分】に分かれています。

<有効成分> L-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム(ビタミンC誘導体)、グリチルリチン酸モノアンモニウム(肌荒れ防止剤)

<その他の成分> 精製水、DL-アラニン(保湿)、異性化糖(保湿)、オウゴンエキス(整肌)、カモミラエキス(1)(整肌)、カンゾウフラボノイド(整肌)、グリシン亜鉛(整肌)、シロキクラゲ多糖体(保湿)、セイヨウナシ枝エキス(整肌)、ダイズエキス(整肌)、タイソウエキス(整肌)、党参抽出物加水分解液(整肌)、トリメチルグリシン(保湿)、ヒアルロン酸ナトリウム(2)(保湿)、ヒナギク花エキス(整肌)、DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液(保湿)、ムラサキシキブ果実エキス(整肌)、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液(保湿)、ユキノシタエキス(整肌)、ローズマリーエキス(整肌)、ローズ水(芳香蒸留水)、濃グリセリン(保湿)、グリセリン(保湿)、ジグリセリン(保湿)、1,2-ヘキサンジオール(保湿)、1,2-ペンタンジオール(保湿)、1,3-ブチレングリコール(保湿)、クエン酸(pH調整)、クエン酸ナトリウム(pH調整)、乳酸ナトリウム液(保湿)、フェノキシエタノール(防腐)

公式サイトより https://www.tvert.jp/fs/tvert/219?ct_P6fd25c0eF87f6bF=11.1.365.40c3Oe1O676M958f.365.69l7u36ra0l9rhu7e1189e1h.39V6hCitea128i61OethO77V.null

VC誘導体の種類は医薬部外品表示成分名でL-アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、表示名はリン酸アスコルビルナトリウム。通称APS。

非常に新しいタイプの誘導体で、他のメーカーさんが使っているのを私は見たことがないです。体内で酵素で分解されてビタミンCとして代謝されるタイプだそうで、かなり安定度が高いんだそう。APPSとかVC-IPと比べてどうなんでしょう…誰か教えて……

こちらの製品、2019年時に研究段階では老人性色素斑――いわゆる、頬骨周辺にできる円形の”しみ”を薄くする効果が確認されたようです。濃度が6%で医薬部外品申請に通っているのようなので、一般的なVC誘導体が有効成分になっている医薬部外品のものの濃度は倍です。

VC誘導体の種類が先鋭的で濃度も高いせいか、保湿剤の類はやや控えめ。あまり強力に水を抱え込む性質のものが入っていないので、かなりサッパリした感じになるのではないかと。

ただ、この化粧水を使ったあとに美容液などで補給すればOKだし、科学的で高いスキンケア効果を狙ったすばらしい製品。

ただ、コスパの点でいくとちょっと高い、かな。

120mlボトルというのは、化粧水だと最小クラス。

ふつうに使っても1か月で間違いなくなくなりますし、お顔の大きさによっては一ヵ月持たない人もいます。首やデコルテにまで使うとちょっとびっくりするくらいの減りです。

他の成分も見るに、カテゴリーは完全に美白化粧品ですので、にきびケアのための化粧品として採用するにはちょっとコストがかかりすぎるだろうし、しみを薄くしたいのならやはりハイドロキノンに勝るものはないのではないかと。しみを薄くするのをあえてVC誘導体で狙う必然性もないような。

製品そのものはすごく良いと思うんですけれど、実際の活用では限定的になるような気がします。

メラノCC 薬用しみ対策美白化粧水 しっとりタイプ

メラノCC 薬用しみ対策美白化粧水 しっとりタイプ 170ml
870円

※2021年10月現在amazonでの価格

例によって医薬部外品のため成分表示が【有効成分】と【その他の成分】に分かれています。

全成分

【有効成分】 3-O-エチルアスコルビン酸(高浸透ビタミンC誘導体)、グリチルリチン酸ジカリウム 【その他の成分】アスコルビン酸(ビタミンC)、グレープフルーツエキス、レモンエキス、アルピニアカツマダイ種子エキス(アルピニアホワイト)、BG、濃グリセリン、DPG、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、パラベン、クエン酸ナトリウム水和物、無水クエン酸、キサンタンガム、エデト酸塩、香料

VC誘導体の種類は 3-O-エチルアスコルビン酸。通称ビタミンCエチル。安定性だけでなく即効性にも優れているという水溶性のビタミンC誘導体。古典的なタイプです。日焼けのあとに取り入れたい成分。

ちなみに、その他の成分にアスコルビン酸――純粋ビタミンCが入っています。たぶん、壊れています。ビタミンCはそのくらい不安定らしいので。

清々しいくらいに保湿剤が入っていません。

BG・グリセリン・DPGぐらい。いずれも吸湿性によって保湿するマイルドかつ古典的な保湿剤です。しかも、フルーツエキス後方の表示ってどういうことなんだ……

グレープフルーツエキスやレモンエキスってのは、肌を滑らかにしたり、引き締めるような作用がマイルドにあるのですが、そんなに量を入れられるもんじゃないので、その効果を製品で感じることは恐らくないと思います。ただなんか、入っているといい感じはしますよね。

メラノCC 薬用しみ対策美白化粧水 しっとりタイプ

”しっとり”

しっとり……だ、と?

しっとりの要素、どこ……?

キサンタンガム(増粘剤)か?

誘導体の種類が 3-O-エチルアスコルビン酸 、有効成分にグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)があることからも、こちらは日焼け後の肌に使用することを想定した商品かな? と思います。

amazonで買えるビタミンC誘導体配合化粧水 まとめ

シャルーヌ化粧品 薬用美白化粧水 ホワイトスキンローションはスキンケアを楽しむタイプの製品

トゥベール 薬用ホワイトニングローションαEXは科学的で先鋭的な美白化粧品。

メラノCC 薬用しみ対策美白化粧水 しっとりタイプは日焼け後の肌にバシャバシャ使って楽しい化粧水。しっとりはたぶん液剤の質感!

こんな感じに個人的にはまとめたく思います。

いやー、改めて化粧品の懐の深さというか内包する小宇宙を感じました。

同じVC誘導体配合の化粧水というくくりでもこれほどの違いがあります。

価格的にも、成分的にも、コンセプトも。

これだから化粧品は面白いです。

皮膚科学発想の対にきび スキンケア

近ごろお客様のお子さんたちが大きくなってきて、中高生とか、大学生なんですよね。

あれ……おかしいな、この前まで幼稚園行っていたような?(真剣)とかうっかり思ってしまうのですが、15年も営業していれば、そりゃそうなんですよね。

その当たり前の事実におののく今日この頃なのです。

それはそうと、中高生や大学生のお坊ちゃん、お嬢さんたちを持つお母さま方のお肌の悩みといえばお子さんたちのニキビです。

大人にとってスキンケアは、娯楽でも義務でもなんでも個人の好きなように位置付けていいと思うんですけれど、若年層のニキビケアだけはちょっと毛色が違うと思います。

にきびがあることで人と対するのに気おくれしてしまったり、時にからかわれたり、ヘンテコなあだなや不名誉な通り名のきっかけになったり……大げさでなく、青年期の自己肯定感を損なう一因になりかねない。

たかがニキビごときで、多感な時期に余分に精神衛生を損なうなんて、そんな不幸は断じて許しません。

親は選べないけど(息子よコモン以下の親ですまない……)自分の人生を損なうリスクの内、コントロールできるものは積極的に潰していきたいものです。

直接的だろうと間接的だろうと、にきびによって心に傷を負うことを撲滅するのが、わたくしの使命の一つです。

今日はにきびが出来にくい肌、出来ても治りやすい肌、跡を残さない肌の作り方について書きます。

にきびはこうやってできる

1.角質が厚くなる

2.厚くなった角質によって毛穴がふさがれる

3.その中で、皮脂などの油分をエサに常在菌であるアクネ菌が異常繁殖する

にきび(大人の場合は吹き出もの)ができる原因は種々ありますが、順序は必ずこうです。

そのため、にきびを作りにくくするための最重要ポイントは角質を厚くしないこと。

そしてそのうえで、余計な油分を増やさない、皮脂が過剰ならコントロールすることが大切です。

必ず必要な成分は AHA・VC

角質を厚くしないことが最重要ポイントと書きましたが、実は角質が厚くなる原因は未だよく分かっていません。

肌の乾燥やホルモンバランス等のコンディションの他、ストレス、睡眠時間、食生活などの条件もあると言われています。また、もともと角質が厚くなりやすい人とそうでもない人もいるようです。

そのため、角質を厚くしないとは、厚くなることを予防するのではなく、厚くなったものを適切にケアする(薄くする)方が現実的です。

角質を分解する化粧品はいろいろありますが、やはりお勧めは肌を傷めにくい洗顔料タイプ。

特に、にきび予防のために使う場合は酵素ではなく、AHA(フルーツ酸、グリコール酸、乳酸など)を強くお勧めします。酵素は角質分解効果がマイルドなものが多く、十分な効果を得られないことがあります。フルーツ酸とグリコール酸が入っていて、濃度が3%から5%程度の、固形せっけんか泡で出てくるタイプの洗顔料がおすすめです。

そして、十分なピーリング効果のある洗顔料と同時に欠かせないのが、ビタミンCが入っている化粧水か美容液。

若いお嬢さんやお坊ちゃんなら手ごろなお値段になりやすい化粧水の方が使いやすいかもしれません。

VCが入っている化粧品を選ぶときに重要なのは、ビタミンCそのものでなく、ビタミンC誘導体が入っているものを選ぶことです。

VCには、代表的なシミや色素沈着を予防する作用の他、過酸化抑制や余計な皮脂を抑える作用もあります。このように、さまざまな美容作用を持ち、美容皮膚科やエステサロンでも必ず使われる大変優れた成分であるビタミンCですが、実はとんでもない致命的な弱点があります。

それは、安定性が悪いこと。

そのため、塗布するために使う化粧品に含まれるVCは安定性の増した誘導体の形でなければいけません。誘導体にもさまざまな種類がありますが、体内で酵素によって少しずつ分解されるタイプや、皮脂と混ざって浸透して分解されるタイプなどがあります。

できれば、油に溶ける性質の油溶性のVC誘導体が非常に安定性が高いので、それらを含む製品がベストです。

VC(成分名はアスコルビン酸)そのものしか含まない化粧水や美容液は、イオン導入等の美容機器と併用することではじめて意義のあるものなので避けます。

水を抱え込む性質の保湿剤が入った化粧品も用意しよう

二十代半ばくらいまでだと、肌の油分は当然、水分量もまだそこまで低下していないことが多いです。

そのため、さほど強力な保湿成分は必要ありませんが、角質をケアすると肌が少し乾燥しやすくなりますし、秋冬などはどうしても空気に水分が奪われますし、肌が乾燥することそのものが角質を厚くする原因のひとつなので、やはり保湿剤も用意した方が良いです。

大人の場合は、角質細胞間脂質を含むことが鉄則ですが、にきびケアのための保湿剤なら、ヒアルロン酸やコラーゲンなど水分を抱え込む性質の保湿剤でも良いかと思います。

ただ、やはりどの成分にも言えることですが、なるべく濃度が高いものがいいです。

ヒアルロン酸やコラーゲンは分子が大きい成分なので、加水分解されて分子が小さくなっているものや、アセチル基が導入されて水に強くなっているものだとさらに性能が良いです。

化粧品の形状は美容液やクリームが濃度が高くなりやすく、近頃はクリームであっても基材が水ベースのものが多いので、油分過剰にはなりにくいはずです。

皮膚科学発想の対にきびスキンケア まとめ

AHA(フルーツ酸とグリコール酸がベスト)を3%から5%程度含む固形せっけんか、フォームタイプの洗顔料とVC誘導体を含む化粧水か美容液、そして、ヒアルロン酸やコラーゲン等の水をたくさん抱え込む性質の保湿剤を含むクリームなどを用意します。

夜だけ洗顔料でまぶたの上をさけて顔全体を泡パックするように泡をひろげ、30秒ほど置いたのちすすぎ流します。

パックが面倒な人は、ちょっとていねいな洗顔ぐらいでもかまいません。それでも全然効果ある。AHA使うだけで全然違う。

その後、化粧水か美容液で十分VC誘導体をとりいれ、保湿剤で保湿します。

朝はぬるま湯で流すだけでもいいし、皮脂量が多い人はビオレでもunoでも牛乳せっけんでもなんでもかまいません。むしろ、皮膜形成剤が入っている洗顔料なら、牛乳せっけんの方がいいくらいだ。

どの界面活性剤でも必ず皮脂は落ちます。ぶっちゃけ、ぬるま湯だけでもけっこう落ちます。

このスキンケアを最低2か月は続けてみてください。

マジでにきび出来にくくなるし、出来てもすぐ無くなるから…… 跡も残らないから……

以上、ガチ勢エステティシャンがお送りする、ガチで効果のある対にきびスキンケアでございました。

にきびに人生狂わされる若者がいなくなりますように。

***

化粧品の選び方をお伝えするのは簡単なんですけれど、実際の難しいところは星の数ほどある化粧品から、それを見つけ出すことなんですよね。成分表示はあっても、実際に使ってみないと濃度とかは分かりにくいことが多いです。

濃度がきちんと書かれているのはメーカーさんの自信の証拠。あとは医薬部外品は効能を謳うときに対象の成分の濃度規定があるので、それも手がかりになります。

ちなみに、この書いたとおりの対にきびケアを実践するための基礎化粧品を私の方でもご紹介しているのですが、なんせお値段が安いとは言えないので、若い方にお勧めするのは忍びないです。

大人の、自分で自分の責任を取れる人には自信を持ってお勧めいたしますけれど。

一応、リンク貼っておきましょうか。

毎週土曜更新を目標にして早々に脱落しました。

なんか、ネット、デジタル関係のトラブルが頻発しています。

光回線も開通日当日に急に落ちたし。本家ブログは急にAレコードの設定とやらが必要になって、しばらく落ちたままだったし。

昨日のドコモの通信障害も例外なく影響受けました。

デュアルSIMで2枚SIM入っているんですけど、どっちもドコモで、どっちも死んだという……。正式にはdocomo回線のMVNOですけど、なんにせよ昨日はスマフォーがただのヒンヤリした平べったい四角と化しておりました。

【成分考察とレポ】suisai(スイサイ) ビューティクリア パウダー<角質ケア洗顔料>

先日、秋のはじめにやっておきたいスキンケアという記事の内容のなかで、厚くなった角質をOFFする洗顔料について触れたのですが、実際に市販品を試用してみたのでマニアックエステティシャンの視線でレポと成分考察をしてみたいと思います。

suisaiビューティクリアパウダーの全成分と価格

suisai(スイサイ)ビューティクリアパウダー0.4g×32個
1,880円

※2021年9月amazonでの価格

全成分

タルク、ココイルイセチオン酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウリン酸K、ミリストイルグルタミン酸Na、カラギーナン、シルク、メチコン、イソステアリルアルコール、BHT、DPG、エチルグルコシド、乳酸、水酸化K、プロテアーゼ、ヒアルロン酸Na、リパーゼ、メチルパラベン

suisai(スイサイ)ビューティクリアパウダーの成分を考察

洗顔料タイプの角質ケア剤なので、皮脂やメイク汚れなどの油性汚れを落とすための洗浄剤(=界面活性剤)と角質を科学的に剥離するピーリング剤……この場合は酵素と酸が1種含まれています。

酵素はタンパク質分解酵素であるプロテアーゼ、脂肪分解酵素であるリパーゼが含まれています。このうち、余分な角質を分解する作用があるのはプロテアーゼ。リパーゼは皮脂を分解します。

酸は乳酸のみ。ピーリング作用のある酸の主役はフルーツ酸とグリコール酸。乳酸はおだやかな角質分解作用を持っています。

さて、それら角質分解作用のある成分はいったい製品中にどのくらい含まれているでしょうか。表示順を見てみます。

酸化防止剤であるBHTより後ろ、アルカリ剤・乳化剤である水酸化Kの前に乳酸、後方にプロテアーゼ。

「あれ、ちょっとしか入ってない……?」

そう思われますよね。しかし、角質ケア効果のある洗顔料の成分表示はだいたいこんなかんじです。

ご紹介用の化粧品として、グリコール酸15%、AHA+乳酸で5%の洗顔料を取り扱っているのですが(コレを書いている人は職歴10年超のフリーのエステティシャンで、リアル・ネットでの化粧品販売をしています)どちらの成分表示もこちらの市販品と同じく、ph調節剤などの製品安定剤の前後に成分名の表示があります。

実はこれが角質ケア効果のある洗顔料選びを難しくさせます。

化粧水や美容液と違って、成分を見るだけでは実際の性能や使用感が想像しにくいのです。

なので、良品を探し出すにはひとつひとつ手に取って実際に泡立て、使ってみるという地道かつ懐の痛む作業が必要になるのです。

ちょっと脱線しましたが―― こちらのsuisai ビューティクリアパウダーの成分を見た印象は……「マイルドそう」です。

界面活性剤も、酸の種類もすごーくマイルドなかんじ。プロテアーゼもあんま入っていなさそう。

ただの洗顔料ではなく、角質ケア効果のある洗顔料なので、それなりのパフォーマンスは欲しいところですが……実際に使ってみました。

使ってみたら やさしさに満ちていた……

界面活性剤の種類が示すとおりの、やわらかでやや粗めの泡。角質分解効果は、よく噛みしめないと実感できないくらいのやさしさでした。

製品に表記はなかったのですが、10数年のあいだに三桁の数の角質ケア洗顔料を試用、業務で日常的に戯れているエステティシャンの肌感覚としては、1%もないんじゃないだろうか、という感触でした。

ちなみに、理想の濃度としては、酸や酵素の種類にもよるんですけれど最低3%くらい、しっかりした保湿効果のある美容液やクリームがお手元に用意してあるのなら5%は欲しいところです。1%ぐらいだと効果を感じずらいですし、逆に10%以上とかだと扱いが難しいので特別な事情がないかぎりおすすめしません。特にグリコール酸がピーリング剤の主となっているものは、効果が強いので一般の方がホームケアで扱うには難しいかもしれません。

それと、suisaiビューティクリアパウダーの場合、泡にコシがないのでパックしづらく、放置時間中にかなり垂れてきてしまうのもちょっとネックかもしれません。

洗顔料で角質ケアをするときには、しっかり泡立てて泡で顔全体をパックするように広げてからしばし放置する必要があります。ある程度の時間、酸や酵素が肌のうえにのっていないと角質を分解することができないのです。

まとめ

suisai(スイサイ)ビューティクリアパウダーは、角質ケア効果、洗浄力ともにおだやかなので、日常の洗顔に使うのがおすすめ。

よく見たら、1パック32個入り=朝か夜だけの使用なら1か月分なので、そういう使用を想定しているのかもしれません。個包タイプだったので、市販品のなかでは強めなのかなと勝手に思ってしまったんですけれども。タルクは吸湿しやすいので、単に湿気って固まってしまうのを防ぐためかも。

洗顔料としては問題ないのですが、角質ケア効果はガチ勢の製品たちに比べるとめちゃくちゃマイルドなので、あまり期待しない方が良いかもしれません。

このぐらいのコストをかけるのなら、フルーツ酸やグリコール酸などのピーリング成分をしっかり含む化粧品が使えてしまうので、真剣に角質ケアを考えている場合は別の製品を考えた方がよいと思います。

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洗顔料でのマイルドなピーリングは、ぜひ日々のスキンケアにおすすめしたい手法です。

肌のためにいいことはいろいろあって、詳しくお知りになりたい方はこのへんとか、このへんを読んでいただくとありがたいんですけれども。

まあ、3行でまとめると

気持ちいい

効果がすぐに感じられる

その割に安い

ってことです。

お休みの日にうちでひとりでいられない方は、この急激な生活の変化が耐え難いのではないかと思います。

ピーリングソープと保湿効果の高いこってりクリームを用意して、お家でセルフエステなんて楽しんでみるのはいかがでしょうか。肌の調子があがると不思議と気分もあがります。

スキンケアは人からよく見られたいとか、人よりきれいでいたいとか、そういう目的でもいいんですけれど、休日や夜のスキンケアは自分を労わり、慈しむために、朝のスキンケアはスイッチを入れる気分転換のために活用することを引きこもりエステティシャンとしてはご提案したく存じます。

毎日のノルマやわずらわしい作業になってしまってはつまらないし負担ですが、ポイントを押さえるとなかなかに手軽なのに深い癒しのツールになると思います。


毎週金曜更新を目標に2ヵ月くらいやってきたのですが、目標破りが常習化しており、これはつまり、無理ということなのだと思います。

なんとなく、土曜ならいけそうな気がしてきたので来週から――いや、だめだ。来週は2回目のワクチン接種があるのでたぶん、きっと無理なので……いや、まてよ、予約投稿できたらイケるか?

えっと、まあ、その……そんなかんじです(どんなかんじだ)

科学に敬意と一定の信頼があるのでワクチンを接種することに屈託はありません。また、医学にはこれまでも大変お世話になっており、中年なのでこれからさらにお世話になると思います。だから、ある種の臨床試験のような側面があったとしても、微力ながら次世代のために役に立ちたいと思っています。

【成分考察とレポ】マミーボディミルク<ボディミルク>

あんなに暑さに苦しんだ夏が嘘のよう……すっかり秋な札幌です。

湿度は40%台がデフォルトといったところで、顔もからだもパリパリしてきました。そんな折、オムツをドラッグストアで買ったらママさん受け良さそうなボディミルクのサンプルがついていたので、成分考察&レポしてみたいと思います。

マミーボディミルクの全成分と価格

マミー ボディミルクS 無香料 200g
1,320円

※2021年9月amazonでの価格

全成分

水、PG、グリセリン、マカデミア種子油、 トレハロース、 ホホバ種子油、アロエベラ葉汁、ヒアル ロン酸Na、グルコシルセラミド、セタノール、ステア リン酸ポリグリセリル-10、シメチコン、ステアリン酸 グリセリル、カンテン、キサンタンガム、ステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ポリグリセリル-10、トコフェロール、 セルロースガム、マルトデキストリン、αーグルカン

マミーボディミルクs 無香料の成分について

保湿剤としてグリセリン、トレハロース、ヒアルロン酸Na、グルコシルセラミドが含まれており、エモリエント剤、皮膜形成剤としてジメチコン、製品安定剤(増粘剤、乳化剤、酸化防止剤、賦形目的)などとして、カンテン、キサンタンガム、ステアリン酸ソルビタン、トコフェロール、 マルトデキストリン など。

マカデミア種子油、ホホバ種子油は基材(化粧品の土台、美容訴求成分を混ぜるもと)とするか、保湿剤とするか微妙なところです。油分は肌の保湿の2,3%ほどしか担っていないのですが、ベビー(3か月以降)の場合、その油分(皮脂)が圧倒的に足りないので大人と比べると化粧品で補充したい要素の優先順位があがってきます。特にからだは顔や頭皮に比べると皮脂量が少ないので、顔用、頭皮用化粧品に比べると重要な要素になってくると思います。

植物油のなかではマカデミア種子油、ホホバ種子油は酸化しにくい良質な基材ではありますけれど、その他の保湿剤も含め全体的には成分的には、すごく保湿力が高いとか、そういうことはないですし、なにかすごく特徴のある組成というかんじでもないかな、と。わりとよくある、スタンダードな部類のボディ用ミルクでそういう点では安定感があります。

形状はうすい白色のミルク。基材のTOPが水だけあって、テクスチャは軽め、のびが良いです。質感調整剤がいろいろ入っているので、気持ちよくお手入れできると思います。油性原料が多くないので、べたつきも少ないです。

食品成分100%…? 食品成分なら肌に安心?

製品のアピールポイントとして「食品成分100%」とあります。サンプルにも堂々と印字されていました。

こちらの製品の組成は成分表示のとおり。ちょっと一般的には食品成分に分類しないものがいろいろ含まれているように思いますが……。ありふれた保湿成分であるグリセリンは動植物の油脂から脂肪酸などを製造する際の副産物ですから、まあ、食品由来といえないこともないけれど……ヒアルロン酸Naも、もともとはにわとりのトサカなどから取り出していたそうですから、まあ、うん……食品……食品、といえなくもないけど、今は合成ヒアルロン酸が主なのでちょっと苦しいように思いますし。

一般的にごくふつうにイメージできる食品成分とは離れているとは思います。

そもそも、肌にぬる化粧品において食品成分なら安心、安全ということはありません。食道、胃、小腸、大腸などの消化器官を通って分解代謝されるものと、肌にぬって代謝されるものではルートもプロセスも違います。むしろ、食品成分の油脂などは鉱物油に比べ酸化しやすく、酸化した油は肌に非常に刺激になります。

過去、化粧品で事故のあったエラグ酸やコウジ酸も、ヒアルロン酸を含めてしまうような大きなくくりでは食品成分といえないこともないけれど、深刻なトラブルを起こした成分でもあります。(今のは配合上限などが決まっているので大丈夫です!)

しょうゆだって、一口なめるくらいでは問題ないけれど、荒れた唇にふれれば十分、口唇炎の原因にもなりますしね。

一般の方が口にいれても大丈夫なもの=安心・安全というイメージを持ちやすいのは十分に理解できますが、それを逆手にとったような売り込みや触れ込みは、ちょっと不誠実な姿勢ではないかなぁ……と、個人的にはあまり良い感情を持てません。

ましてや、ベビちゃんに使う化粧品選びは、ママさんたちは安全かどうかとっても神経を使うと思うのです。私も遅まきながら母になりましたので、その心情は十分すぎるほどに想像できます。

同じ問題で「無添加」表記もそうですね。何が添加されていないから安心、ということもないのですが、無添加がまるで水戸黄門様の印籠みたいになっていることがあり、モヤモヤしてしまいます。

まとめ

マミーボディミルクsは一般的なボディミルク。特別に肌にやさしいとか、特別に保湿力に優れているとかそういうことは成分的にはないと思います。逆にリスクが高い成分も含まれていません。

伸びがよく、べたつきの少ないクリームなので気持ちよくお手入れできるのではないでしょうか。

自分の子どもに使うかどうかという観点で考えたとき、使ってもいいけど、こちらの製品じゃなければいけない理由はないかな、と思います。

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ふだんオムツはネットでまとめ買い派です。

どんどん大きくなっていく子どもだったので、サイズアップの時期が読めず、Lサイズに到達、安定するまでは様子を見ながら小まめに買っていました。1才をすぎて体重増加もゆるやかになり、しばらくLでいけるな……と思っていた矢先、朝起きたときに漏れていることが――。

さすがにビッグサイズには遠く体重が足りないし、お腹ぽっこりくんとはいえ、腹囲も大きすぎるだろうと思いつつも、ものは試しということでビッグサイズを買ってみたらこちらのクリームのサンプルがついていたのでした。

たまに店頭で買ってみるのも楽しいですね。

オムツ問題は結論としては、夜の就寝中はビッグにして正解でした。漏れがなくなったし、サイズが大きすぎて漏れるということもありませんでした。

脚まわりがっちり、お腹ぽっこり、めしゃめしゃ飲む・食べるので食後はより一層おなかぼってり、そのうえ肌荒れしやすくオムツ選びは試行錯誤してきましたが、同サイズでも他のメーカーさんよりも大きめのメリーズを主に、スポットでムーニーに落ち着きました。

体格や肌の特性なんかはすごく個人差があるので、受け皿として複数のメーカーさんが、いろんなオムツを作ってくれているのはありがたいです。そしてこれは化粧品にも言えることだなぁと。

肌質はもちろん、スキンケアに求めるもの、目的もそれぞれ違うので、多様なニーズに応えられるようたくさんの製品が世にあることは幸せなことだと思いました。全部が全部科学的で、肌に良い作用をもっていなくたっていいんです。

別に肌にイイコトはそんなにないけど、パッケージがかわいいとか、香りがいいとか、テクスチャーがいいかんじとか、そういうのもいい。

秋のはじめにやっておきたいスキンケア

9月になろうかというのに、微妙に暑い札幌です。

特に日中が微妙に暑い、なんだか暑い……。そして日中の熱をためこんだ室内が夜まで妙に暑い。

とはいえ、湿度計は40%台を示しているのを見かけることが多く、空気は着々と乾燥してきていて秋の気配です。

いつもなら、この時期はサロンで夏の疲れ肌を癒す特別コース的なものをご用意するのですが、今年はちょっとそういう雰囲気になれません。(9/4時点で札幌、緊急事態宣言下です)

まあ、フェイシャルの最中は施術者もお客様も距離は近いものの基本無言なので、それほど飛沫を浴びるリスクが高いとは思えませんが……。気持ちが良いものではありませんよね。

なので、今日はお家でできるこの時期にやっておきたいスキンケアとその手順をまとめてみたいと思います。

秋のはじめにやっておきたいスキンケア

夏はご存じ、紫外線を浴びたことによるダメージに加え、体温が高くなるので皮脂の分泌がさかん、汗やマスク内の蒸れによる乾燥など、さまざまな負荷がお肌にかかります。それによって起きるのは、なんとなく顔色が悪くみえる(くすみ)やざらつき、ごわつき。また、洗顔後に頬や眉間が赤くなったり、いつも使っている化粧水をつけるとちょっとピリッとしみるようなことが出てくれば、乾燥が進みはじめているサインです。30代以降だと、目じりの小じわが濃くなったように見えたり、ほうれい線や眉間のしわが深くなったように見えるのも、乾燥のサインです。

本格的な乾燥シーズンである、秋から冬を迎える前に角質をケアし、肌のうるおいを高めておいて備えるとこの先を気持ちよく過ごせると思います。

9月から10月はじめ頃にやっておくべきスキンケアの用意するもの

①ピーリング効果のある洗顔料

②保湿成分が主のクリーム

基本はこの2つさえあれば良いと思います。

ピーリングは酸や酵素によって余分な角質を科学的に剥離(はくり)すること。たまった角質をとってあげることで、ごわつきやざらつき、くすみなどが改善され、さらにはたまっているしみの元の排出を促し、肌のハリを司るコラーゲンやエラスチンの産生促進を狙うことができます。

肌の生まれ変わり(ターンオーバー)がゆっくりになってきている中年以降の女性や、もともと角質が厚い傾向がある男性、また、どうしてもホルモンバランスの変化等できびができやすい若い女性にも必要な、スキンケアのもっとも基本的かつ効果的な要素です。

ちなみに、角質を薄くする手法には他にゴマージュと呼ばれるものがあります。

ゴマージュは物理的に角質を剥離(はくり)することで、その過程でどうしても肌をこするのでおすすめできません。ゴマージュは肘やひざ、背中など、角質がもともと厚くなりがちでしわやたるみなどが問題になりにくい場所に適した手法です。

角質をケアした後は、しっかり肌を守ってあげたいのでたっぷり保湿成分を含むクリームを用意します

理想をいうと、セラミドⅡやセレブロシドなどのヒト型、動物型セラミドをたっぷり含むものがベストですが、そうでなくともヒアルロン酸Naやコラーゲンなどの一般的に広く使われている成分をたっぷり含むクリームでもOK。

もし、よく分からん、お金もあんまりかけたくない、という場合はさらさらっとしたジェル状のクリームでなく、こってりぽってりしたクリームを用意しましょう。油性原料の含有量の多いクリームは肌にうるおいはチャージしなくても、表面をしっかり守ってくれるので、ピーリング後はそれだけでも十分意味があります。

角質ケアをやってみよう

AHAやグリコール酸などの酸か酵素を含む洗顔料を、洗顔ネットで十分に泡立てます。

洗顔料はフォーム状でも粉状でも固形せっけんでもなんでもいいです。形と角質ケア効果に相関性はありません。

美容皮膚科やエステサロンでは酸を使うことが多いですが、市販化粧品の場合は酵素の方が手に入りやすいかもしれません。あと、酸は濃度が関係あるので酵素の方が扱いやすいかも……ビギナーさんは酵素がおすすめです。

もっこもこに泡立てて、両手のひらいっぱいになるくらいまで泡を作ったら、それで顔全体をパックするようにのせていきます。このとき、まぶたのうえ、唇のうえはさけましょう。

泡をこすったりはせず、そのままの状態で1分間おきます。厳密には放置時間は使う化粧品やお肌の状態によって変わってくるのですが、市販のピーリング洗顔料は作用がおだやかなものが多いのでまずは1分間でいいと思います。

その後、手で泡を切ってからぬるま湯で洗いながします。

エステ発想の保湿をしてみよう

用意したクリームの他に、お手持ちの化粧水、美容液などがあればそれも使います。

化粧水は500円玉大くらい手のひらにとり、両手のひらに広げてから顔全体を包むようにして抑えながらなじませます。このとき、コットンを使ったり、手のひらで顔を叩いたりしてはいけません。何度も書きますが、肌はこするったりする物理刺激にとっても弱いのです。

美容液は製品によって適正な使用量が変わりますが、製品外箱に書いてあるとおりに使うのがベストです。多い分にはあんまり困ったことはおきませんが、少ないとどうしてもパフォーマンスが低下します。どうも少し少なめに使っている方が多いようです。

その後、パール粒ふたつぶぐらいのクリームを手の甲にとり、口角まわり、目じりまわりにまずなじませ、それからお顔全体になじませます。このとき、指や手のひらは下から上、中心から外側にすべらせます。たるみやしわを誘発せずに血行を良くするためのやり方です。

最後は手のひらと指全体で顔を包むようにして自分の皮脂と化粧品の油分がなじむのを待ちます。

***

いつも使っている化粧品でもていねいに使うと思わぬ効果を感じることがあります。

化粧品は何を使うかも大切ですが、それと同じくらいどう使うかも大事です。

お家ですごす時間が長くならざるをえない今こそ、ゆっくりご自身の手でスキンケアを楽しんでみていただきたいな、と思います。

肌がきれいになることもそうなのですが、何より気持ちがよいし、リフレッシュできます。

スキンケアが面倒な日常の作業にならず、ちょっとしたリラックスタイムになれればいいなぁ~と思うのです。

そんなこと言ったって、どんな化粧品を選んだらいいのか分からない~ めんどくさい~

そんなときはぜひ私めにご相談ください。多数のメーカー、レーベルからお肌の状態とご予算に合わせ、最適な化粧品をご提案します。サロンや美容皮膚科で使用する業務用メーカーのものをご用意しておりますのでお値段のわりにパフォーマンスが良いのが特徴です!

お見積りは無料、来店不要、オンラインで完結します。

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【最新】大人の女性におすすめの千円以下のシャンプー(2021年8月時点 )

災害レベルの暑さにやられ、もはや暑いと言うこともできなくなるほどノビておりました。

だって、札幌なのに、家にエアコンがないのに、連日33℃とかだったんですよ……

もはやデスクに座ることもできなかったので、その間に、お手頃価格のシャンプーについて市場調査をしていました。今日はその報告をしたいと思います。

そもそも、いいシャンプーってどういうシャンプー?

顔用のスキンケア化粧品とくらべると、人によって求めるものが大幅に違うのが「シャンプー」ではないでしょうか。

髪をつやつやにしたい、うねりや広がりを抑えたいなど髪のしあがりを重視する人もいれば、香りの好みなど娯楽的な観点を重視する人もいると思います。一方、フケや湿疹、かゆみなどに困っている方ならば、頭皮のコンディションを整えることを目的に選ばれるかもしれません。

肌に毛が生えていて、なおかつその毛にも美的さを求める……という他にない場所に使う化粧品がシャンプーです。すごく特殊な事情をもった化粧品なんですよね。

なので、なにに応えるか、という点で、製品にもものすごく幅があるのが特徴です。

良いシャンプーを探したい! と思ったら、ご自分のいちばん求めるものはなんなのか、ちょっと一呼吸おいて考えてみてから情報収集するとよいのではないかと思います。

自分は、エステティシャン=肌の手入れをする人 なので、頭皮を良い状態に保つという点を重視しつつ、でも、髪への影響やコストパフォーマンスも加味して総合力の高い製品を「良いシャンプー」としてご紹介したいと思います。

髪(毛幹部)の手ざわりや指通りの良さを重視する「良いシャンプー」をお探しの方は、私はお役に立てないので、毛幹部の専門である美容師さんが書いている情報サイトの方へGOーーー!! です。

いち髪 濃密W保湿ケア シャンプー

いち髪 濃密W保湿ケア シャンプー ポンプ 480ml
641円

※2021年8月現在amazonでの価格

全成分
水、ラウロイルサルコシンTEA、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、コカミドMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ジステアリン酸グリコール、ココイルメチルタウリンNa、コメヌカ油、アンズ核油、チャ花エキス、カワラナデシコ種子エキス、ムクロジエキス、コメ胚芽油、ヒオウギエキス、ツバキ種子エキス、コメヌカエキス、塩化Na、クエン酸、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-49、エタノール、BG、プロパンジオール、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル

昔から、安くていいシャンプーといえば真っ先に上がってくるのが「いち髪」ですが、2021年現在でもやっぱりすごいシャンプーです。

洗浄剤がほとんどアミノ酸系、人の肌のなかでも皮脂量が多い場所である頭皮をさっぱり洗い上げるのに最適な、ノンシリコン処方です。

アミノ酸系洗浄剤は適度な脱脂力があり、肌刺激が少なく、なおかつ生分解性にもすぐれているので環境にもやさしいのですよね。ただ、原価が高い成分が多いので、ひと昔前は、安価なシャンプーにはちょろっと入っている程度だったんですけれど、このお値段で洗浄剤の主を張るというとんでもない時代になりました。

洗浄剤の質が高くて製品価格が安い分、保湿剤はおだやかな作用のものが多いのですが、十分しっとり洗いあがります。

アミノ酸系の洗浄剤が主になると、泡立ちが悪く、泡もぺったりとしたハリのないものになりやすいため使用感が損損なわれているものも多いなか、気持ちよくシャンプーできます。こういう点でもすごいんですよね。

女性の場合、肌の皮脂量は水分量に比べると低下しはじめるのが遅れるので、もしかすると四十歳前後の「大人の女性」でも、やや洗浄力が足りない……というケースもあるかもしれませんが、多くの大人の女性にとってはちょうど良いくらいの洗浄力だと思います。

やっぱり、困ったら「いち髪」は健在です。

ちなみに、いち髪はものすごく商品展開が広がっていて、同レーベルだとご紹介している「濃密W保湿ケア」の他に、「ふんわりさらさらケア」と「なめらかスムースケア」があり、別のレーベルには、いち髪ナチュラルケア(2種)いち髪THE PREMIUM(2種)があります。

同レーベルのふんわりさらさらと、なめらかスムースケアは成分があまり大きく変わらないので、恐らく大きな差はないのではないかと思います。(未試用です)

いち髪THE PREMIUM については、成分がけっこう違っていて、あのいち髪ブランドのプレミアムラインということで期待もあり、試用してみたのですが、やや毛幹部のしっとり感が増したように感じたものの、そこまでの大きな差は体感ではありませんでした。プレミアムを選ぶなら、成分を見るに構想がよく似ていて、なおかつ素晴らしいパフォーマンスのココンシュペールブランドがお勧めかな、と。

ココンシュペール、同じクラシエさんの製品なんですが、すごくよいのです。

大分皮脂量の落ちている大人の女性にぴったりです。

また、いち髪ナチュラルケアについては、残念ながらサンプルが手に入らず試用できなかったのですが、成分を見るに、ベーシックラインよりさっぱり洗いあがるのでは? と思いました。洗浄剤はややシンプルではあるけれど似ているのですが、保湿剤がかなり控えめなんですよね。香りはベーシックラインよりも上品なかんじかもしれません。性能というより、香りや使用感、イメージでシャンプーを選びたい方向けのラインなのかもしれない、と感じました。クラシエさん、科学的な製品が多い印象なので、ちょっと異色なラインかもしれません。

ディアボーテ オイルインシャンプー リッチ&リペア

ディアボーテ オイルインシャンプー(リッチ&リペア)500mL
793円

※2021年8月現在amazonでの価格

全成分
水、ココイルメチルタウリンNa、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルサルコシンTEA、コカミドMEA、ジステアリン酸グリコール、ココイルグルタミン酸2Na、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ヒマワリ種子油、サッカロミセス/ヒマワリ芽発酵エキス、ヒマワリ種子エキス、ヒマワリ花エキス、ポリクオタニウム-7、塩化Na、エタノール、ミリスチン酸、ココイルトレオニンNa、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ココイルグルタミン酸Na、クエン酸、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-49、BG、グリセリン、EDTA-2Na、安息香酸Na、香料、カラメル

いち髪と似ている……特に洗浄剤が似ているのですが、これはやはりクラシエさんの製品だから。

回しものではないし、縁者にもおりませんが、いや、そもそも私ごときが「いいぞ!」と声高々に叫んだところで、さしたる影響力もないのでお察しのこととは思います。単純にクラシエさんの製品は科学的にすごく良いものが多いんです。特に「洗うもの系」がホントにいい! しかも良心的すぎる価格設定……。このすばらしさ、もっと世に知らしめたいと思うのは本音です。

すみません、前置きが長すぎました。

やっぱり、質の良い洗浄剤がバランスよく入っていて、頭皮という皮脂や整髪料などの油性汚れが多い場所を適切に洗ってくれる良い製品だと思います。

いち髪と違うのは、その名のとおり美容訴求成分の大半がヒマワリなんちゃら~の点です。

こういうと、身も蓋もないんですけれど、ヒマワリに特別なすぐれた何かがある、というのはないと思います。ヒマワリ種子油は基材にもなるような油分ですし、そもそも植物エキス系は総じて作用が穏やかで、しかも、含有量は少なめ。ましてや、シャンプーのような洗い流すような性質の化粧品に入っていても、ほとんど肌や髪には残らないといわれています。

コンディションニング剤や保湿剤といわれるような類の美容訴求成分は、 ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-49、BG、グリセリン のあたりなんですが、なんせph調節剤であるクエン酸のあと表示なので、あんまり入っているとは思えない……。なのに、この、スッキリ洗い上げるのに毛幹部も肌も油分を奪われすぎないくらいのちょうどいい仕上がり、なんなんでしょうね(誉め言葉)

レーベルのなかでは、先にご紹介させていただいた「いち髪 濃密W保湿ケア」と同じようにもっとも「しっとり」の印象持たせる「ディアボーテ リッチ&リペア」ですが、成分の印象でいち髪よりもさっぱり洗いあがりそうな印象(脱脂力が強そう)だったのですが、試用した体感もそんな感じです。こちらの方が洗浄力がほんのちょっとだけ強いように感じました。でも、そこまで変わらない……かな。

まとめ

大人の女性におすすめの千円以下で成分的に良質で、適度な洗浄力(脱脂力)のシャンプーは、いち髪濃密W保湿ケアシャンプーと、ディアボーテ リッチ&リペア でした。

若干ディアボーテの方が洗浄力が高いようには感じましたが、はっきりした明確な違いや差がある、というところまではいかないので、千円以下の成分的に質の良いシャンプーをお探しなら、お好きな方を選んでもいいと思います。香りはディアボーテの方が好きな人が多そうな気がします。

ちなみに、今回は千円以下の条件を付けたのでこちらの2点を取り上げましたが、これが最上、最高、万人におすすめ、というわけではもちろんありません。予算がもっと高いなら当然話が変わってきますし、そもそも、ノンシリコンシャンプーの界隈は1200円以下くらいまでは似たり寄ったりのちょっと特徴の乏しい製品が多いのですが、1500円くらいから急に個性的になってきます。

このくらいの価格帯でおすすめなのは、さっきもちょろっと書いちゃったんですけど、皮脂量が少なめの方ならココンシュペール(またクラシエー!)、男性や皮脂がしっかりある方、整髪料をいつも使う人ならボズレーのプロフェッショナル。

もっとお高い、三千円前後のシャンプーだと個性が突き抜けはじめるので、びっくりするくらい洗浄力の強いシャンプーとか、逆に生後3~4か月頃の究極の乾燥肌の0歳児でも足りないのでは、というような低洗浄力のシャンプーがいたりします。こうなってくると、雰囲気やイメージ、クチコミで選ぶのはけっこう難しいかもしれません。

香りの好ききらいとか、パッケージのかわいさとか、好きな有名人が使っているからとか、シャンプーを選ぶ基準は人それぞれでまったくいいと思うんですけれど、皮脂が多く汚れやすい場所である以上、衛生管理として自分に合った洗浄力であることは何よりも大切だし、落としちゃならない要素だと思います。

シャンプージプシーの方は、まずは千円前後の良くも悪くも個性が光りにくいシャンプーのなかから、レーベル内でいちばん「しっとり」を謳っている製品を試し、そこを基準にして自分の頭皮の皮脂量と合った洗浄力のものを探し始めると良い出会いに恵まれやすいのではないかと思います。

夏場でシャワーやお風呂の頻度もあがっていると思いますし、お風呂やシャワーは毎日の生活のいち要素ですが、気分転換やリフレッシュの側面が強い、大事なシーンではないかと思います。そういうところで使うものが納得がいっていれば、なお豊かな時間になるはず・・・

誰もがみんな、それぞれお気に入りのシャンプーに出会えますように。

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シャンプー選びより難しい、お顔のスキンケア。

お困りの方はぜひご相談ください。

くずれ・テカリを防ぐ夏のスキンケアとベース

いやあ……アッチーですね!!!

最近冒頭にこれしか書いていない気がしますが、もう、ほんと暑いとしか言いようがないです。ただでさえ冬は雪に埋もれるというのに、夏もこんなに暑かったら北海道に住んでいるメリットとはいったいなんなのだろうか、とさえ思います。

ハンカチにマイボトルはもちろんのこと、日傘に扇子、汗ふきシート、衣類用冷却スプレー……などなど、これだけ暑いと通勤や通学に際し持参&用意しておきたいアイテムも変わってきますね。(昭和の人間なのでハンディ扇風機とかは思いつかないです)

そして、それだけいろいろ用意、対策しても通勤・通学時の汗や皮脂によるメイク崩れが悩ましいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日は夏の化粧下地について考えたいと思います。

夏の化粧崩れの原因は皮脂と汗

夏のメイク崩れの原因は、ご存じのとおり汗と皮脂です。

暑くなることで体温があがるとそれを調整しようとして汗をかきますし、皮脂は温められてさらさらとしてどんどん分泌されます。水と油のダブル攻撃でメイクは脅かされるというわけです。どんどん出てくる汗や皮脂をハンカチ等でおさえ、汗が落ち着いた時に化粧直しを都度できれば良いのですが、なかなか現実は難しいもの。崩れにくい素地をつくるにはどうしたらいいのでしょうか。

油分少なめのスキンケアで、朝のメイクは粉っぽく仕上げる

10代から30代半ばくらいまでの女性は、まだまだ皮脂量が多い年代。自前の皮脂(油分)が十分なうえにスキンケア化粧品やベースメイクで油分を与えすぎると当然メイクが崩れやすくなります。

お肌の乾燥が気になる人も、油分でフタをしても乾燥は改善されないので、セラミドⅡやセレブロシドなどの角質細胞間脂質や類似物質、ヒアルロン酸やコラーゲン、リピジュアなどの水を抱え込む性質のある成分を組み合わせて取り入れ、肌の水分量を守る考え方のスキンケアに変えます。

参考

肌の一番うえの部分、角質層の水分のうち、約80%ほどが角質細胞間脂質に、残り20%弱がNMF(天然保湿因子)によって守られており、皮脂によって守られているのはたった2,3%ほどです。

当ブログ内過去記事

そのうえに塗るファンデーションは、パウダーがベスト。

余計な油分が含まれておらず、酸化亜鉛や酸化鉄、シリカなどの顔料が皮脂を吸着してメイク崩れを防ぎます。乳化剤や防腐剤もリキッドに比べるとすごく少ないので肌負担も小さいですし、パウダーファンデーションはたとえSPF表記がなくてもそのものに必ず紫外線防止効果があります。

パウダーだとうまく乗らないという人は、土台(肌そのもの)のコンディションが良くないので、先にご紹介した肌の水分量を守る考え方のスキンケアを最低2週間程度行ってから変えると、今までよりずっときれいに乗ると思います。

化粧崩れを防ぐ下地を活用する

撥水剤を含む化粧下地は、撥水剤が皮脂と汗をはじくため化粧崩れが起きにくくなります。また、顔料を多めに含む下地は顔料が皮脂を吸着するため、皮脂くずれをおきにくくします。

試しに製品を見てみましょう。

プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地 超オイリー肌用25ml 3,080円(2021年7月現在amazonでの価格)

全成分

水、シクロペンタシロキサン、トリシロキサン、ジメチコン、パーフルオロヘキシルエトキシジメチコン、エタノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、カミツレ花エキス、アスナロ枝エキス、ポリシリコーン-9、PEG-12ジメチコン、硫酸Mg、BG、(メタクリル酸ラウリル/ジメタクリル酸グリコール)クロスポリマー、(スチレン/メタクリル酸ステアリル)クロスポリマー、合成フルオロフロゴパイト、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、メチコン

シクロペンタシロキサン、トリシロキサン、ジメチコン、パーフルオロヘキシルエトキシジメチコン ……と、ずらずらずらと撥水剤であるシリコーンオイルが名を連ねています。まさに撥水剤によって皮脂、汗でメイクがよれるのを防ぐ発想です。ほとんどの成分がシリコーンオイルです。

「塗った直後からサラサラ」なる文言の表記がありますが、おそらくエタノールのことかな? と。

エタノールの含有量が多いと、その揮発性によってスッとした感じがします。スッとした感じはあくまでも感触で肌に良いも悪いもないです。乾燥肌の人だと乾燥が進みますが、こちらは皮脂が多い人を想定しているので、問題ないのではないかと。紫外線防止効果がないので、別に日焼け止めを塗る必要があると思いますが、この下にどんな日焼け止めを塗ったらいいかというと、ちょっと難しいです。

なぜなら……

これなら、ノンケミカルタイプのウォータープルーフの日焼け止めだけを下地として活用した方が一石二鳥だからです。

ノンケミカル・ウォータープルーフの日焼け止めは化粧崩れ防止にも役立つ

ウォータープルーフの日焼け止めに使われる撥水剤は、皮脂くずれを防ぐ目的に使われるものと同じ性質の成分です。さらに、紫外線防止剤として酸化亜鉛や酸化鉄などの顔料を含む(特に高SPF値のものは多量に)ので、皮脂を吸着もします。

そのため、実はノンケミカルタイプで撥水剤を多く含む日焼け止めは、ケミカルタイプの日焼け止めに比べて肌負担が少ないだけでなく、化粧崩れ防止にも大変有効です。そのうえ紫外線防止効果も持っているので、夏場の化粧下地にはこれ以上の適任はありません。

まとめ

真夏の化粧下地には、紫外線防止効果と化粧崩れ防止効果をあわせもつ、ノンケミカル・ウォータープルーフタイプの日焼け止めを使い、普段のスキンケアでは角質細胞間脂質、ヒアルロン酸、リピジュアなどのしくみの違う保湿成分を取り入れ、油分に頼らないスキンケアで土台を整えます。そのうえで、朝のメイクではパウダーファンデーションを使って仕上げることで、日中の化粧崩れを抑えることができます。

ただし、洗顔や手抜きのクレンジングではこういう密着度の高い日焼け止めは落ち切らないので、油水混合ジェルタイプか、クリームタイプのクレンジング剤をたっぷりつかって、顔全体で40秒ほどくるくると馴染ませてしっかり下地を浮かせ、水で流します。

その後、洗顔もお忘れなく…!

***

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日焼け止めあるあるを解決しよう

あっちーですね!!

昨日札幌では35℃を記録しました。21年ぶりだそうで……。

太陽さんのパワーが強いと、日焼けも絶好調に進みます。紫外線と赤外線には相乗効果があるそうです。

毎日のUV対策に欠かせない日焼け止め、使っているといろいろと気になることも出てきます。今日は毎年多いお問合せ「日焼け止めあるある」についてまとめてみたいと思います。

<日焼け止めあるある1>

洗顔しても落ちていない気がする

洗顔後も膜が張ったようになって玉状に水を弾いているのなら、それは落ちていないサイン。

密着度の高い日焼け止めを落とすときは、クレンジング剤をたっぷり手に取り、指の腹でクレンジング剤のうえを円を描くようにクルクルと動かし、日焼け止めが浮いてくるのを待ちます。このときの時間の目安は顔全体で40秒くらい。この40秒という時間はいつもよりも「長め」であることが多いようです。

それでも落ちないようなら、クレンジング剤の洗浄力を上げることを考えてみてください。

参考
クレンジングの形状から洗浄力と肌への負担を推察する(過去記事)

<日焼け止めあるある2>

日焼け止めを塗っていたのに焼けた

考えられる原因は3つ

①ぬっている量が少ない
②汗や雨、皮脂などで落ちてしまった
③汗をぬぐったときや頬杖をついたときなどの摩擦で落ちてしまった

①②③全部、ということもありますが、対応すると改善しやすいのは「ぬっている量」です。
日焼け止めに表記のSPF値は、1平方センチメートルあたり2mgという規定量でテストされた効果で、これは実は相当な厚塗り。塗っているのに焼けるという場合は、いつも使っている量の倍くらいのイメージで重ねぬりしてみてください。厚塗りに抵抗があるときは、少なくとも頬骨周辺や鼻など紫外線がよく当たる場所には必ず重ね付けを。女性が日常的に使っている日焼け止めの量は、テスト時の規定量の1/4程度とも言われています。

ジェルやスプレー、ローションなど肌にたっぷり乗せにくい形状の日焼け止めをお使いなら、クリームタイプに変えるとしっかり肌にのせられます。汗っかきさんや皮脂が多い人、プールや海水浴などのレジャーの際は撥水剤がしっかり含まれているウォータープルーフタイプを選んでみてください。

<日焼け止めあるある3>

ごしごしすると皮がめくれてくる。かぶれたの?

恐らく、皮ではなく日焼け止めに含まれる「紫外線散乱剤」が浮いてきていると思われます。ノンケミカルタイプの日焼け止めの、主なサンスクリーン成分である紫外線散乱剤は粉状で、それを油性原料などと混ぜて皮膚のうえに伸ばしています。例えるならば、水で練った小麦粉を肌のうえに乗せている感じ。


なので、シャワーやお風呂のときに肌をこすると、垢のようにボロボロと出てくることがあります。その場合はゴシゴシこすって落とすと肌を大変傷めますので、クレンジング剤で乳化させて(浮かせて)流しましょう。

<日焼け止めあるある4>

日焼け止めを使っていると肌の調子が悪くなる

ケミカルタイプ(紫外線吸収剤使用)の日焼け止めを使っている場合は、SPF30前後のノンケミカルタイプの日焼け止めに変えてみる。ノンケミカルタイプの日焼け止めを使っている場合は、クレンジング・洗顔後の保湿ケアをもっと手厚くするなどの対応を。

ケミカルタイプの日焼け止めは、肌のうえで化学変化を起こすため負担となり、デリケートな方だと荒れたりすることがあるようです。ノンケミカルタイプはその点では肌にやさしいのですが、紫外線散乱剤は粉状のため皮脂を吸着し、乾燥することがあります。

とはいえ、気温が高く、紫外線が強い夏場は肌には負担が多い時期なので、日焼け止めが肌不調の直接の原因ではない可能性もあると思います。

以上、日焼け止めについてよくあるご質問、「日焼け止めあるある」でした。

紫外線は空から地上へまっすぐに降り注いでいるだけでなく、建物や植物などさまざまなものに反射しています。そのため、日傘や帽子での対策はUV対策としては不十分です。

美容の観点からは、少なくともお顔にはUV防止成分を含む日焼け止めや化粧下地、BBクリーム、ファンデーション(ファンデーションは基本的にはSPF表示がなくても紫外線カット効果があります)などを必ず塗り、日傘や帽子は熱中症対策にご活用ください。

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1500円以下のいい日焼け止めをお探しなら

冒頭部分、日焼け止めの詳しい選び方については こちら で読めます。ムリョーです。

日焼け止めガチ勢の方はこちらへどうぞ。

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