2015年上半期amazonアソシエイト還元企画その5です。(大分のびのびのーびーになっててゴメンナサイ)
*2015年上半期amazonアソシエイト還元企画とは?
まー、端的に言いますと…
いつもサンプル収集の資金源になっているアフィリご協力に感謝。
お礼にエステティシャンの得意分野である化粧品、美容機器などについて皮膚科学的視点からちょっくら考えてみるよ! ということです。
ロッシモイストエイド 馬油スキンクリーム 220g –
ロッシモイストエイド 馬油スキンクリーム 220g
345円
※2015年9月amazonでの価格
amazonのボディクリームカテゴリ ベストセラー1位の力やいかに
成分見て行きます。
水
セタノール
グリセリン
パルミチン酸イソプロピル
アラキルアルコール
ステアリン酸
BG
ベヘニルアルコール
ミリスチン酸オクチルドデシル
ポリソルベート60
スクワラン
ステアリン酸ソルビタン
馬油
アルギニン
尿素
ジメチコン
モモ葉エキス
デヒドロ酢酸Na
EDTA-3Na
アロエベラ液汁-1
エタノール
メチルパラベン
プロピルパラベン
フェノキシエタノール
香料
成分見て行きます──── って、書いたんですけど。
お値段から察すると、ほとんど水とセタノールなんじゃないかなぁ………。
セタノールというのは、鯨ロウや油、ヤシ油、牛脂などを原料にしたロウ状の固体で肌に対しては一応エモリエント作用があるということですが、まあ、要は基材です。
※基材=もとになるもの。化粧水や美容液の場合は水のことが多い
ちなみに、嫌われ者のラウリル硫酸Naやパラベンと同様に旧表示指定成分です。
美容成分と言って良いのは、
・グリセリン
・BG
・スクワラン
・馬油
・アルギニン
・尿素
・モモ葉エキス
・アロエベラ液汁-1
水、セタノールという基材につづき、成分表示前半部に硬さや伸びを調節する成分やら、乳化剤やら、可塑剤やらがどどどーんと続いています。
まあ、それ自体は「クリーム」という製品の特性上珍しいことではないと思うんですけど、お値段から考えると、これら美容成分の濃度は相当薄いんではないかと。
製品にデカデカとついている「馬油」自体は大変良い美容成分です。
馬油に含まれる馬セラミド(セレブロシドともいう)が角質層にまでしみこんで、サンドイッチ状に水分を保持すると言われているので、水を蓄える作用と肌表面に膜を張る作用と両方持っているのです。
まあ、馬セラミドを使いたいのなら、それ単体で含む化粧品や高濃度で含む化粧品もあるので、そっちの方が効率は良いですけど。
保湿成分として有名な尿素の表示もあります。
尿素は人が元々持っている水分蒸発を防ぐ働きを担う、天然保湿因子の一種で、角質を柔軟にする作用と保湿作用があります。
だたね… この製品に関しては、どの成分も気持ち含まれている、という程度だと思うので今挙げたような効果がこちらの製品を使用して実感として得られるかというと、難しいんではないかと思います。
だって──── 220gで345円なんすよ。
ジョン○ン&ほにゃららとか、ニベ○はおろか、白色ワセリンよりお安いんではないかと。
私が店でお客様に使うボディクリームなんて、250g 5,460円ですよ。
そら、保湿力も香りも大層良いですが、そんなの当たり前ですよ!!!
値段が13倍も違うんだから!!!!!
すみません。
脱線した挙句、ひどく取り乱しました。
ええと、話を戻してこちらの製品についてですが、特に成分的にすごく良いってことはないと思います。
お値段相応の効果と、働きなんじゃないかと予想。
じゃあ、意味がないのかっていうとそんなことはありません。
ボディは皮脂量の少ないところなので、何も塗らないと皮脂による守備が不足して顔や頭皮に比べると簡単に肌荒れを起こしやすいんです。
今まで何も塗ったことないけど、冬場、脛が粉を吹くようになってきた。
とか、
化粧品なんぞにお金は使っていられん。しかし、肌がかゆすぎる。
とか──────
そんな時はとりあいずこちらを塗ってみたら良いと思います。
エステティシャンの臨床的感覚でいくと、セタノールは若干荒れたりする人が多い印象はあります。
ラウリル硫酸Naやパラベンなんかよりも、リアルに「お前が犯人(物)だろ?!」と、感じることが多いです。
使ってみて、変な感じがしたらお止めになってくださいまし。
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