化粧品が肌に合わないと感じるとき 考えられる3つのこと

・この化粧品は合わない

・敏感肌なので合わない化粧品が多い

・友人は絶賛していたけど、自分には合わない

スキンケア化粧品が話題に上るとき、このような表現は頻繁に使われます。

しかし、一方で「合わない」というのは何とも抽象的な表現です。

化粧品が合わないとはどういうことなのか、改めて考えてみます。

化粧品が合わないときに考えられる3つのこと

1.体質的に合わない成分があり、それを含む化粧品すべてが使えない

特定の成分に過敏な反応を示す場合です。


化粧水、美容液、クリームなど使用したアイテムの種類に関わらず、朝・晩など使用時期にも影響されず同じような反応を起こします。特にアレルギー反応の場合48時間後に最も強く症状が出る場合が多いようです。


どの成分に過敏な反応を起こすのかは、調べるにも、確定するにも多大な労力が必要となります。化粧品の成分をチェックしたうえで、なるべく一定の肌コンディションで繰り返しパッチテストをする必要があるからです。


化粧品が合わない、というとニュアンスとしてはこの状態を想像している方が多いように思います。自分は過敏な体質で成分的に合わないものが多いのだと。
ただ、多くの方のお肌を拝見し基礎化粧品のご相談を承ってきましたが、特定の成分にかぶれなどを起こす方は実際のところ多くなく、「合わない」とおっしゃる方の大半が次の2のケースであることが多いです。

2. 慢性的な乾燥や肌荒れのためバリア機能が壊れており、ちょっとした刺激にも肌が耐えられない

 
肌には元々、刺激や乾燥から肌を守る機能であるバリア機能が備わっています。皮脂や表皮はバリア機の一部でもあります。


ところが、加齢や効果的でない娯楽的なスキンケア、メイクの負担などによってバリア機能が低下すると肌はささいな刺激に耐えられなくなり、頻繁に軽い炎症を起こしたりするようになります。


このときの特徴的な反応は、化粧水や美容液などの水っぽいものをつけた直後や、アイテムの性質上、界面活性剤を多く含む洗顔料やクレンジング剤をつかったあとに「しみる」「赤くなる」「かゆくなる」というものです。


1.と違うのは、化粧品をぬったり使ったりした直後にしみたり、赤くなったり、かゆみがでたりするのが特徴です。


この場合の多くは化粧品が悪いのではなく、肌が健康な状態でないため過剰な反応を起こしていることが考えられます。


対策としては、クレンジングを比較的界面活性剤の量が少なく、当たりの優しいクリームタイプにします。また、スキンケアは化粧水や美容液などの水っぽいもの使用を控え、油性原料が基材となっているこってり系のクリームのみを使います。


肌の回復状態に合わせ、化粧水や美容液を少しずつ足して様子を見て行きます。多くの場合、10日前後で化粧水がしみるようなことはなくなります。


人の肌は水分量は20歳以降確実に低下していますし、40歳以降は皮脂量も低下します。そのため、バリア機能の低下は加齢に伴い起こる当然のことともいえます。


普段から保水成分をしっかり含む基礎化粧品を使う、自分の肌に適切な量の油分を補うなど正しいスキンケアを行い、リキッドクレンジングやリキッドファンデーションなど肌に負担をかけるものはなるべく使わないなど、肌への負担を減らすことでバリア機能の低下はある程度防ぐことができます。

3.テクスチャーや香りが好みに合わない



単純に、質感、ぬったあとの感触や香りが好みに合わない場合です。

これはあくまでも感覚的な問題であり、スキンケア効果には関係がありません。


クリームに関して言えば、最近はさらっとしたテクスチャーのものが好まれるため、こってりした質感のものは嫌われる傾向があるようですが、2.でご紹介したとおり健やかな状態ではない肌には、こってりした質感のものの方が優しい傾向があります。


化粧水はさらっとしたものの方が浸透しているような気がする、とろっとしている方が保湿力が高いように感じる、と好みは人それぞれですが、質感と美容効果は必ずしも関連があるわけではありません。つまり、さらっとしているから美容成分が浸透しやすい、とろっとしているから保湿力が高いとは言えないのです。粘度は含まれる成分によっても変わりますし、質感を調整する目的で使われている成分もあります。


保湿力や美容効果はどういう種類の美容成分がどのくらい含まれているかでしか分かりません。


また、化粧水やクリーム、ファンデーションなどのアイテムの種類に関わらず水っぽいものは乳化剤や防腐剤の含有量が高くなり、余分なものが含まれやすい傾向があります。


質感を重視するあまり、肌のコンディションが良くないようでしたら化粧品の選択基準を見直すことも考えてみてもいいのかもしれません。

まとめ

化粧品がしみる、使ったあとに赤くなる、かゆくなるなどの症状が起こるとき、ついつい「使った化粧品が悪いのでは?」「何か刺激になる成分が含まれているのでは?」と思いがちですが、実際のところは自分の肌の状態が健康でないことによって起きている可能性が高いです。

何らかの成分によるアレルギーの場合は、症状としては腫れや湿疹、強いかゆみ、そして塗ってから12時間から48時間くらいと少し時間が経ってから出現することが多いようです。

20歳以降は肌の水分量は着々と低下するため、肌本来が持つバリア機能という肌を守る力、正常に保とうとする力は衰えていき、季節や全身の健康状態などの些細なことによっても調子を崩しやすくなります。

そのため、日々のスキンケアによって肌の健康を手助けしてあげることが大切です。

敏感肌や乾燥肌の実感がおありの方は、雰囲気や楽しむスキンケアから、効果を重視したスキンケアにシフトチェンジしてみてはいかがでしょうか。



 

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