【要注意】化粧品を「半分」にすると効果は「ゼロ」に!?〜プロが教える使用量の残酷な真実〜

毎日のスキンケア、「もったいないから少しずつ使おう」「ベタつくから乳液は少なめで(引き算ケア)」なんてこと、していませんか?

実はこれ、お肌をボロボロにしてしまうかもしれない、とても怖い習慣なんです。

今日は皆様に「絶対に知っておいてほしいスキンケアの真実」をお伝えします。

「量を半分にしたら、効果も半分」は大きな間違い!

「規定量より少なく塗っても、塗った分の効果(半分くらい)は出るよね?」と思われがちですが、最新の皮膚科学ではこれが明確に否定されています。

化粧品の量は、減らすとなだらかに効果が下がるのではなく、ある一定の量を下回った瞬間に、効果が急激にゼロに近づく」ことが分かっています。

これは「ザルの水漏れ」を想像すると分かりやすいです。 水が激しく漏れているザルの網目をテープで「半分だけ」塞いでも、残った網目から結局すべての水がこぼれ落ちてしまいますよね。 お肌の表面は顕微鏡で見ると細かい溝でデコボコしているため、しっかり「規定量」を使って全体を隙間なく覆わないと、わずかな隙間からどんどん水分が蒸発してしまうんです。データでは、クリームを規定量の半分にすると、水分蒸発を防ぐ力は10%〜15%程度まで急落してしまいます。

最も恐ろしい「日焼け止め」の真実

一番怖いのが日焼け止めです。 SPF50の日焼け止めは、「お顔全体で500円玉大」というたっぷりの量を塗った時の数値です。

もし「ベタつくから」と量を半分に減らすと、SPF25になると思いますか? ……なんと、計算上「約 SPF 7.1」まで激減してしまうんです!

これはお城を守る「お堀」の深さを半分に埋め立ててしまうようなもの。敵(紫外線)が歩いて簡単に渡れるようになり、防御力は実質ゼロ。シミやシワの原因を自ら作っているのと同じ状態になってしまいます。

現代人の肌は「スマホ」で弱っている

さらに近年、スマホやPCの使いすぎ(デジタル疲労)によって、肌に「ポルフィリン」という酸化ダメージが増加し、肌本来のバリア機能が悪化することが分かっています。

現代のお肌はただでさえ弱りやすいため、自己流で化粧品を減らす「引き算ケア」は、穴の空いた無防備な城壁を放置するのと同じです。

美肌への最短ルートは「規定量」を守ること

パスタを茹でる時、水道代をケチってお湯の量を半分にしたら、パスタが焦げ付いて失敗作になりますよね 。 化粧品も同じです。量をケチると指の滑りが悪くなり、肌への強い「摩擦(焦げ付き)」が起きて、シミやシワを作ってしまいます。

化粧品の「規定量」は、メーカーの研究者たちが何万回も実験して導き出した、お肌を守るための「絶対ルール」です。

今日からぜひ、お使いの化粧品の「量」を見直してみてくださいね。 正しい量を使うだけで、お肌は驚くほど変わりますよ!

【年代別】春の肌トラブルは「年齢」で違う!プロが教える、10代・大人・シニアの正解スキンケア

前回の記事では、春の肌荒れが「紫外線・花粉・ストレス」による複合災害であること、そして全世代共通の「バリア機能の守り方」についてお伝えしました。

しかし、その「春のダメージ」がどのような肌トラブルとして現れるかは、年代(ホルモンバランスやライフスタイル)によって全く異なります 。 今回は、サロンに寄せられる声や最新の調査データをもとに、「10代」「20〜40代」「50代以上」の3つの世代別に、春を乗り切るためのピンポイントな対策を解説します。


1. 【10代・学生】「洗いすぎ」が招くニキビの悪循環を断つ

中学生・高校生などの10代は、ホルモンバランスの変化によって皮脂の分泌が活発になる時期です 。調査によると、男子学生の77.7%がニキビに悩んでおり、女子も同様に高い割合を示しています 。春は新学期やクラス替えなど、「人からどう見られるか」が特に気になる季節ですよね 。

プロからのアドバイス:一番の敵は「過剰な洗顔」

「テカリを消したい」「早くニキビを治したい」という焦りから、1日に何度も顔を洗ったり、洗浄力の強すぎる洗顔料を使ったりしていませんか? 実はこれが大きな落とし穴。洗いすぎることで肌が乾燥し、壊れたバリア機能を補うためにさらに皮脂が過剰に分泌されるという悪循環に陥ってしまいます。

  • 対策: 何よりも「摩擦レス」を徹底すること 。洗顔料はしっかり泡立てて、手が直接肌に触れない「泡洗顔」を心がけてください。洗顔時の水温は「32度〜34度のぬるま湯」が科学的な鉄則です。
  • 保護者の方へ: 10代のスキンケアは、お母様の正しい知識のサポートが不可欠です。医療とスキンケアを上手に併用し、ニキビが出来にくい、痕を残さないようサポートしてあげてください。

2. 【20代〜40代・大人世代】ストレスとバリア機能低下による「ゆらぎ肌」

働く大人世代や子育て世代は、春の「環境変化のストレス」を最もダイレクトに受ける層です 。

20代の「大人ニキビ」には鎮静ケアを

10代のニキビとは異なり、Uゾーン(顎・フェイスライン)にできる大人ニキビは、非常に複雑です 。治りが遅く、ニキビ跡(色素沈着やクレーター)になりやすいという厄介な特徴を持っています。
大人ニキビに対して、10代向けの強力な「皮脂を取る」洗顔料を使うと、ただでさえ低下しているバリア機能がさらに破壊され、症状が悪化してしまいます。

大人ニキビは、スキンケアだけで抑え込むことはできません。以下の包括的なアプローチが必要です。

【スキンケア】徹底したバリア修復を:
大人の肌には「ナイアシンアミド」や「セラミド」など、バリア機能を修復し、炎症を穏やかに鎮める成分が必要です 。自ら潤う力を育て、ニキビの卵を作らせない土台を作りましょう 。

【環境】春先の「雪面反射」に要注意:
まだ積雪が残る地域では、雪による紫外線の反射(スノーアルベド)により、真夏並みの強いダメージを受けます 。紫外線は皮脂を酸化させ、ニキビの炎症や治った後のシミ(色素沈着)を悪化させる最大の敵です。春先のUVケアは絶対に怠らないでください。

【食事と睡眠】甘いもの・乳製品を見直す:
精製された糖質(お菓子や白いパン)や、過剰な乳製品の摂取は、ホルモンに影響を与え、皮脂腺をダイレクトに刺激してニキビを悪化させることが分かっています 。また、睡眠不足や新生活のストレスは「脳」から肌へと伝わり、バリア機能を低下させます(脳・皮膚相関)。

30代〜40代の「ゆらぎ・くすみ」には多機能バリアを

30代に入ると皮脂量が落ち着く一方で、肌の水分を保つ力が低下し始めます 。「季節の変わり目にいつもの化粧水がしみる」といった敏感肌症状を自覚する人が急増する時期です 。さらに、過去に浴びた紫外線のダメージが「くすみ」として現れやすくなります 。

  • 対策: 忙しい毎日でも効率よくケアするために、「多機能バリア」を活用しましょう 。前回の記事でもお伝えした「セラミド」での保湿に加え、トーンアップ機能や花粉の付着を防ぐ機能を持った高機能なUVケアアイテムを選ぶのが正解です 。

3. 【50代・60代以上〜シニア世代】「57歳の壁」と深刻な乾燥

人生100年時代、いつまでも健やかな肌でいたいものですが、年齢とともに肌の構造自体が大きく変化することは避けられません

知識をアップデートして「57歳の壁」を乗り越える

調査によると、75%の人が「57歳(60歳前後)」を境に、乾燥による肌悩みが急激に増えたと回答しています 。これは女性ホルモンの減少に伴い、皮脂量と水分量がガクンと落ちるタイミングだからです 。 しかし、多くの方が「昔からの自己流ケア」を続けてしまっています 。かゆいからと熱いお湯で洗ったり、ゴシゴシこすったりするのは、絶対にNGです 。

  • 対策: ナイロンタオルは今すぐやめて、手洗いに切り替えてください 。「失われた皮脂と水分」を補うために、ヒト型セラミドなどの高保湿成分で肌を優しく、そして徹底的に保護しましょう。

あなたの今の肌には、何が必要ですか?

春の肌トラブルと一口に言っても、年齢やライフスタイルによって原因は様々です。 「今の自分の肌状態がわからない」「自分に合ったケアを知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。 プロの目線であなたの肌をしっかり分析し、最適なスキンマネジメント(肌管理)をご提案します。

今年の春は、トラブルに振り回されない「揺るがない肌」を一緒に作っていきましょう!

春の肌荒れは「複合災害」? データで読み解く、全世代共通・春のスキンケア「3つの守り」

「暖かくなってきたのに、なぜか肌の調子が悪い」
「いつもの化粧水が、急にしみるようになった」

毎年3月から5月にかけて、サロンでもこのようなご相談が急増します。実はこれ、気のせいではありません。

最新の皮膚科学研究において、日本の春は、気象・汚染物質・精神的ストレスが重なり合う「複合的皮膚環境」にあると定義されています 。いわば、肌にとっての「複合災害」が起きているのです。

今回は、2025年の最新データと科学的根拠に基づき、年齢を問わず知っておくべき「春のスキンケアの正解」を紐解きます。


1. 3月の紫外線は「冬の2倍」の衝撃

まだ肌寒い日もある3月。「日焼け止めはまだ早い」と思っていませんか?
2025年の解析データによると、UVインデックス(紫外線の強さ)は3月から急激な上昇カーブを描き始めます 。

気象庁 日最大UVインデックス(解析値)より

警戒すべきは「UV-A波」

春先に特に怖いのは、肌の奥(真皮)まで届く「UV-A波」です。これは雲や窓ガラスを通り抜け、シワやたるみの原因となる「光老化」を引き起こします 。

さらに問題なのは、冬の乾燥でバリア機能が低下した肌に、この紫外線が降り注ぐこと。「乾燥ダメージ」×「紫外線」の負の相乗効果により、普段より炎症やシミのリスクが格段に高まってしまうのです 。

【対策】
外出の有無に関わらず、朝のスキンケアの最後には必ずUVケアを。「多機能UV(トーンアップやバリア機能付き)」で、肌に一枚の「盾」を作ってください 。


2. 黄砂は「見えないスクラブ」

春の風に乗ってやってくるのは花粉だけではありません。大陸から飛来する「黄砂」や「PM2.5」も、肌荒れの大きな原因です。これらは「ポリリューション(汚染)ダメージ」と呼ばれ、肌のバリア機能を物理的・化学的に攻撃します 。

絶対に「こすってはいけない」理由

特に黄砂の粒子は鋭利な形状をしています。肌に付着した状態で手でこすったり、ゴシゴシ洗顔をしたりすると、まるで「微細なヤスリ(スクラブ)」で肌を削るような物理的ダメージを与えてしまいます 。
春の肌がかゆい時、無意識にかいてしまうのが一番危険なのはこのためです。

【対策】
肌を直接外気に触れさせない「擬似皮膚」を作ることが重要です 。日焼け止めや化粧下地を塗ることで、汚染物質が直接肌に触れるのを防ぎましょう。


【Column:プロの視点】

「処方薬なら安心」は間違い? 春のゆらぎ肌に「ヘパリン類似物質」が合わない理由

乾燥対策として、皮膚科で処方される「ヘパリン類似物質(ヒルドイド等)」をスキンケア代わりに使っていませんか?
実は2024年10月から、美容目的での処方には「選定療養費」として追加の自己負担が発生するようになりました 。これは国が「美容目的の使用は不適切」と判断した結果ですが、サロン経営者としての経験からも、安易な使用には「待った」をかけたい理由があります。

1. 「血行促進」が逆に「かゆみ」を呼ぶ?
ヘパリン類似物質の大きな特徴は、血行を良くして代謝を促す「血行促進作用」です 。これはしもやけやアザの治療には有効ですが、春先の「ゆらぎ肌」には強すぎることがあります。
バリア機能が低下して炎症に近い状態の肌に、さらに血行を促すスイッチを入れると、皮膚温度が上がり、かえって「赤み」や「かゆみ」を増幅させてしまうリスクがあるのです 。

2. 「治療(工事)」と「保護(補修)」の違い
私のサロンでも、「処方薬を使っているのに乾燥が治らない」というお客様が、セラミド配合の化粧品に変えた途端に肌が安定するケースを数多く見てきました。これは「役割」の違いによるものです。

  • ヘパリン類似物質(医薬品): マイナスの状態をゼロに戻すための「治療薬」。有効成分を奥まで届けるために浸透性が高く設計されており、健康な肌に漫然と使い続けることは、肌本来の恒常性を乱す刺激になり得ます 。
  • セラミド(化粧品): 肌表面の隙間を埋めて、外部刺激をブロックする「保護膜」。無理に活性化させるのではなく、足りないセメントを補って壁を強くする「守りのケア」です 。

【結論】
「粉を吹くほどの病的な乾燥」や医師の診断がある場合は、迷わず医薬品を使用してください。
しかし、「なんとなく乾燥する」「より美肌になりたい」という目的であれば、無理に代謝を上げる医薬品よりも、肌のバリア機能を静かに補強してくれる「ヒト型セラミド」などの高機能化粧品を選ぶこと。
これが、春の敏感な肌を最短で落ち着かせる「正解」です。


3. 心のストレスは肌に出る(脳肌相関)

3月・4月は、卒業や入学、異動など生活環境が激変する時期。
最新の調査では、新生活にストレスを感じている人の76%が肌トラブルを経験しているというデータがあります(ストレスを感じていない人は24%)。

脳と肌は繋がっています(脳肌相関)。ストレスによるホルモンバランスの乱れが、バリア機能の低下に直結するのです 。

【対策】
スキンケアの時間を「メンタルケア」に変えましょう。自分の肌を慈しむように触れる「セルフタッチ」は、オキシトシンを分泌させ、ストレスを緩和することが科学的に実証されています 。


結論:全世代共通・今すぐ変えるべき「3つの行動」

春の肌トラブルは、環境と心からのSOSサインです。まずは以下の3つの「基本の守り」を徹底してください。

  1. 摩擦係数の最小化(洗い方の見直し):
    花粉を落とそうと「こすりすぎ」ていませんか? たっぷりの泡で洗うこと。特にナイロンタオルの使用はNGです 。
  2. バリア機能の「物理的」補強:
    コラムでも触れた通り、安易に薬に頼るのではなく、「セラミド」などで角層の水分保持機能を高め、乾かない肌の土台を作りましょう 。
  3. 意識の変革(肌管理へのシフト):
    トラブルが起きてから治す「対症療法」ではなく、常に良い状態を保つ「スキンマネジメント(肌管理)」の視点を持ちましょう 。

(次回予告:年代別の「10代のニキビ」「大人のゆらぎ肌」「シニアの乾燥」対策については、次回の記事で詳しく解説します)

「診断」はハイテク、「ケア」は今まで通り? 2026年のスキンケアに見る“ねじれ”の正体

スキンケアにもAIの存在感が目立ってきています。AIというテクノロジーをどのようにスキンケアに活かしていくべきなのでしょうか? 歴20年のサロンオーナーの視点で考えます。

1. その肌悩み、「勘違い」だったかもしれません

鏡を見て「私は乾燥肌だから」「脂性肌だから」と思い込んで化粧品を選んでいませんか? 実は2026年の今、AI技術の進化によって、「本人が思っている肌質」と「遺伝子レベルの肌質」は一致しないことが多いという衝撃的な事実が明らかになりつつあります

私たちは今、スマホ一つで、あるいはたった一枚のあぶら取り紙で、自分の肌の「真実」を知ることができる時代にいます。 でも、あまりに詳細な「真実」を知ってしまった後、私たちはどうすればいいのでしょうか? 今日は、進化する「診断」と、私たちが選ぶべき「ケア」の関係についてお話しします。

2. 2つのAI診断:「鏡」と「聴診器」

現在、私たちが利用できるAI診断は、大きく分けて2つのタイプに進化しています。

① 視覚的AI(スマホ画像診断):毎日の「鏡」 スマホで顔を撮影し、シミ・シワ・キメの状態を数値化するタイプです(ソフィーナiP『肌id』などが有名ですね)。 手軽に「今のコンディション」をチェックできる素晴らしいツールですが、照明の加減で結果が変わったり、「実年齢より+5歳」と判定されてショックを受けたりすることも……。 でも、落ち込む必要はありません。これはあくまで「表面」の状態。日々の変化を見るためのツールとして、気軽に使えばOKです。+4

② 生物学的AI(RNA解析):深層の「聴診器」 こちらは最新のトレンド。皮脂に含まれるRNA(リボ核酸)を解析する技術です(花王『THE ANSWER』など)。 DNAが「一生変わらない宿命」だとしたら、RNAは「今の体調や環境で日々変わるリアルタイムな声」。 「乾燥していると思っていたけれど、実は肌内部で『微弱な炎症』が起きていた」「バリア機能を作る遺伝子がサボっていた」といった、肌トラブルの「真犯人(根本原因)」を突き止めてくれる、いわば深層の聴診器です。

3. 「診断」は最新なのに、「ケア」は今まで通り?

ここで、美容業界に一つの「ねじれ」現象が起きています。

例えば、AI診断で「あなたの肌は、遺伝子レベルでバリア機能の形成力が弱っています」という、非常に高度で深刻な指摘を受けたとします。 「そんなに詳しいことが分かったなら、さぞかし凄い解決策があるのだろう」と期待しますよね。しかし、提案される化粧品を見ると、従来の「保湿成分(セラミドやグリセリンなど)」がメインであることがあります。

実際に、最新の診断サービスを利用した方からは、「診断は凄かったけれど、提案された製品の保湿感は今までと変わらなかった」「期待しすぎた」という声も聞かれます

これは決して、大手メーカーの製品が悪いわけではありません。むしろ、多くの人にとって安全で、肌を安定させる「守りのケア」としては非常に優秀です。ただ、マス向け製品は「誰にでも使える」ことが最優先されるため、AIが暴いた「深い悩み」に対して、どうしても解決策が「優等生的なケア(現状維持)」にとどまってしまうことがあるのです。

4. 「診断」のレベルに合わせて、「解決策」もアップデートする

AIによって、私たちは自分の肌の「地図(現状)」を詳細に手に入れられるようになりました。 もし、その地図が「このままでは道が崩れます(構造的な老化リスク)」と示しているなら、修復するための材料も、それに見合ったグレードのものを選ぶ必要があります。

  • 日々の「守り」: 大手メーカーの製品で、肌を優しく守り、安定させる。これはとても大切です。
  • 攻めの「解決」: しかし、AIが指摘した「根本的な衰え」や「細胞レベルの修復」が必要な場合は、前回お話ししたPDRN(サーモンDNA)やエクソソームといった、「第3世代の成分」の出番です。

「診断が『細胞レベル』になったなら、ケアも『細胞レベル』に引き上げる」。 この視点を持つことで、AI診断の結果をより効果的に活かせるようになります。

5. 結論:AIとサロンの「協働」で、肌はもっと良くなる

AIは嘘をつかず、客観的なデータを提示してくれます。時にシビアな数字が出ることもありますが、それは肌からの「SOS」を正確に翻訳してくれている証拠です。

AIが「地図(データ)」を描き、私たちサロン(人間)がその地図を読み解いて、あなたに最適な「進み方(プラン)」と「乗り物(高機能なケア)」を提案する。

これからの美しさは、テクノロジー任せにするのでもなく、経験則だけに頼るのでもなく、「AIの正確さ」と「人の温かい知恵」が手を取り合うことで作られていきます。 診断結果に一喜一憂せず、「自分の肌の真実」を知った上で、本当に必要なケアを一緒に選んでいきましょう。

【札幌のプロが実証】暖房地獄に対抗する「プチプラ・セラミド」2選

11月も半ばを過ぎ、札幌はいよいよ冬本番ですね。 外に出れば冷凍庫のような寒さ、一歩室内に入れば暖房による砂漠のような乾燥……。私たちのお肌にとって、一年で最も過酷な「試練の季節」がやってきました。

最近、サロンに来店されるお客様からも、悲鳴のようなご相談が増えています。

「高いクリームを塗っているのに、夕方には肌がピリピリする」 「加湿器をつけているのに、朝起きると顔が突っ張っている」

もしかして、あなたも「乾燥対策 = こってりした高いクリームを塗ること」だと思い込んでいませんか?

実は今年の私、プロとしてあるまじき(?)実験をしていました。 それは、「ドラッグストアやネットで買える『プチプラ美容液』で、札幌の冬を越せるのか?」という検証です。

「プロなんだから、やっぱり何万円もするサロン専売品を使っているんでしょう?」

よくそう聞かれますし、普段はもちろん、最新技術が詰まったプロ用商材を愛用しています。ですが、今回あえて私が目をつけたのは、「成分スペックだけは、プロ用にも負けていない」と噂の、ある2つのアイテム。

結論から言います。 乾燥対策に、必ずしも「高額な投資」は必要ありませんでした。 必要なのは、正しい「成分選び」だけ。

今回は、成分オタクの私が実際に自分の肌で試し、「使用感は値段なりだけど、保湿効果はなかなかだわ……」と唸った、冬の乾燥肌を救う「成分特化型・プチプラアイテム」を2つ、正直にレビューします。

科学的なスキンケアで、この冬の「カピカピ肌」を卒業しましょう!

なぜ冬は「油分」ではなく「セラミド」一択なのか?

「乾燥してるから、もっとクリームを塗らなきゃ!」

冬になると、皆さんそう言って保湿クリームを重ね塗りしようとします。もちろん、クリームで「蓋」をすることは大切ですし、どんな成分が入ったクリームかにもよります。でも、プロの視点から言わせてください。

壁に「穴」が開いたままペンキを塗っても、風は通り抜けますよね?

今のあなたの肌は、まさにその状態かもしれません。

肌の「セメント」が不足していませんか?

皮膚の構造を、よくレンガの壁に例えます。

  • レンガ = 角層細胞(肌の細胞)
  • セメント = 細胞間脂質(その主成分が「セラミド」)

健康な肌は、レンガ(細胞)の間をセメント(セラミド)がびっしりと埋め尽くしていて、水分を逃しません。これが「バリア機能」が働いている状態です。

しかし、札幌の厳しい寒暖差や、エアコンの乾燥した風に晒され続けると、このセメント(セラミド)がどんどん減っていきます。

するとどうなるか。 レンガの隙間がスカスカになり、肌は「ザル」のような状態になります。

「ザル肌」に高級クリームを塗っても意味がない

ここが最大の落とし穴です。 セラミドが不足して「ザル」になった肌に、どんなに高い化粧水を入れても、上から高級なオイルで蓋をしても、水分は隙間からどんどん蒸発していきます(これがインナードライの正体です)。

だからこそ、冬のスキンケアで最優先すべきは、油でベタベタにすることではなく、「減ってしまったセメント(セラミド)を物理的に埋め戻すこと」

これが、私が冬こそ「セラミド一択」だと断言する理由です。

そして、この「埋める」作業において、驚くほど優秀な仕事をしてくれるのが、今回ご紹介する2つのプチプラアイテムなんです。


サロンオーナーが厳選!実力派「プチプラ・セラミド」2選

お待たせしました。 数あるプチプラ製品の中から、成分オタクの私が「中身にお金がかかっている!」と判断し、実際に購入して試した2つのアイテムをご紹介します。

先に正直にお伝えしておきますね。 これから紹介する2つは、デパートの1階で売っているような「うっとりする香り」や「高級感のあるボトル」ではありません。

でも、「肌にセラミドを届ける」という仕事に関しては、職人のようにいい仕事をしてくれます。


1. 成分好きを唸らせる「直球勝負」の原液

CONODO (コノド) ヒトセラセラム (30ml)

  • 推しポイント: 「ヒト型セラミド原液20%配合」という、二度見してしまうようなスペック。しかも、人間の肌に存在するセラミドに近い「5種類(EOP, NP, AP, NG, AG)」をバランスよく配合しています。さらにCICAやプロテオグリカンまで入っていて、成分表を見るだけでお腹いっぱいになる豪華さです。
  • 【プロの正直レビュー】 手に出すと、とろ~り。「うるおいそう!」と思いきや、これはキサンタンガムやカルボマーなどの増粘剤がしっかり入っているため。 サロン専売品のような「塗った瞬間に肌が守られる被膜感」や「ホンモノのコク」を求めると、正直、少し物足りなさを感じるかもしれません。 ですが、スーッと肌に消えていく浸透感は本物。「余計な演出はいらないから、とにかく成分をくれ!」という、ストイックな乾燥肌さんの期待には全力で応えてくれます。

2. 科学的スキンケアの「教科書」のような乳液

TOUT VERT (トゥヴェール) セラミドミルク (40g)

【プロの正直レビュー】 使い心地は、本当に「ザ・乳液」。飾り気のない、実直なテクスチャーです。 高級クリームのような「肌がふっくら蘇るようなドラマチックな感動」まではいきませんが、暖房の風から肌を守る「盾」としての機能は非常に優秀です。 朝塗ってもベタつかないので、メイク前の「乾燥崩れ防止」としても活躍します。毎日淡々と使うことで、気づけば肌が揺らがなくなっている……そんな「縁の下の力持ち」的な存在です。

推しポイント: こちらは「ヒト型セラミド4.5%配合」と濃度を明記している実力派。特にバリア機能の要となる「セラミド2」が高濃度で配合されています。アミノ酸も入っていて、まさに「肌の基礎工事」のために設計されたような一本。


❸ 効果を120%引き出す!プロ直伝の「効かせ」テクニック

今回ご紹介した2つのアイテムは、サロン専売品に比べるとテクスチャーが少し「あっさり」しています。 そこで、プロの裏技を一つ。

それは、「あえて、規定量の2倍を使うこと」です。

高級なクリームだと、どうしても「もったいない…」とチビチビ使ってしまいがちですが、これこそが乾燥の原因。 その点、この2つはプチプラです。「惜しみなく使える」ことこそが最大のスペック!

  1. まずは規定量を顔全体に馴染ませる。
  2. 乾燥しやすい頬や口周りにもう一度重ね塗りする(追いセラミド)。
  3. 最後に、手のひらの温かさでじっくりハンドプレス(アイロンがけ)して押し込む。

「成分濃度 × 量 = 効果」です。 質(成分)は良いのですから、あとは量で勝負。この「2度づけ」をするだけで、翌朝の肌のふっくら感は劇的に変わりますよ。


まとめ:この冬、あなたの肌を「カピカピ」にさせないために

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

今回ご紹介した『CONODO』と『トゥヴェール』。 正直なところ、私がサロンで提供しているスペシャルケアのような「魔法のような変化」や「極上の癒やし」はありません。

ですが、「肌の隙間を埋め、バリア機能を守る」という物理的なミッションにおいては、これほど誠実で頼もしいアイテムはなかなかありません。

  • 今使っている化粧品で、乾燥が止まらない方。
  • とりあえず何か塗っているけれど、肌が改善しない方。

まずはこの冬、騙されたと思って「セラミド」を補給してみてください。 肌の「セメント」さえしっかりしていれば、札幌の厳しい冬も、暖房の風も、もう怖くありません。

もし、「もっと根本的に肌質を変えたい」という時は、いつでもサロンへご相談くださいね。 プロの技術と最新のマシン、それにプロ仕様の知識を駆使して、あなたの肌の駆け込み寺としてお待ちしています。

寒さはこれからが本番。 まずは「お守り」のようなスキンケアで、ご自身の肌を優しくいたわってあげてくださいね。

※この記事はAIの支援を受けて作成しています

アイテム選びより大切なことートータルで考えるスキンケアの新常識

秋の気配が濃くなってきましたね。
ふと湿度計を見ると50%を切っているのを見かけることもしばしば…
夏から秋へと移ろうこの時期こそ、「肌の冬備え」をしておきたいところです。

そのスキンケア、本当に「正解」ですか?

鏡を見て、「最近、肌の調子がいまいちだな…」と感じることはありませんか? 新しい化粧水を使ってみたけれど効果が感じられない、口コミで人気の美容液を買ったのにいまいちピンとこない。もしかすると、それはアイテムひとつひとつの問題ではなく、スキンケア全体の「考え方」に原因があるのかもしれません。

スキンケアは、まるで料理のレシピのようなもの。ひとつひとつの食材(アイテム)がどれだけ高級でも、調理法や順番(ステップ)がバラバラでは、美味しい料理(理想の肌)はできません。大切なのは、すべてのステップをトータルで考えて、それぞれがどんな役割を果たすのか理解すること。そうすれば、あなたの肌はきっと変わります。

今回は、知っているようで意外と知らないスキンケアの基本的な考え方をご紹介します。

スキンケアは「トータル」で考える。基本の4ステップ

スキンケアの基本は、以下の4つのステップで成り立っています。それぞれのステップにどんな意味があるのか、一緒に見ていきましょう。

ステップ1:洗顔・クレンジング|肌を「優しく」リセットする

メイクや皮脂、古い角質といった肌の汚れを落とすのが、洗顔・クレンジングの役割です。このステップは、次に使う化粧品の効果を最大限に引き出すための「土台作り」と言えます。

しかし、ここで注意が必要なのは、「汚れを落とすこと」に重点を置きすぎないこと。洗浄力が強いアイテムは、確かに汚れは落ちますが、同時に肌にとって必要なうるおい成分まで洗い流してしまうリスクがあります。結果として、乾燥や肌荒れの原因になることも。

大切なのは「汚れがごっそり落ちる快感」よりも、肌に負担をかけずに「優しく洗い上げる」こと。あなたのメイクの濃さや肌質に合った、マイルドな洗浄力のものを選ぶことがポイントです。

ステップ2:化粧水|次のステップへの「準備」を整える

洗顔後の肌は、水分が失われがちで不安定な状態です。そこに化粧水を塗布することで、一時的に水分を与え、次のステップへ進むための準備を整えます。

「化粧水をたっぷりつければ、肌がうるおう」と思われがちですが、これは実は少し違います。化粧水の成分のほとんどは「水」であり、いくらたくさんつけても、水分は蒸発してしまいます。肌のうるおいは、一時的に感じられるだけなのです。とろみがある化粧水が保湿力が高いと思われがちですが、とろみは増粘剤によるものであり、必ずしも保湿成分が多いとは限りません。

化粧水は、「うるおいチャージ」というよりは、「肌を整える」ためのアイテム。次に使う美容液やクリームが肌になじみやすい状態にする、その役割を担っているのです。

ステップ3:美容液|スキンケアの「柱」となる

美容液は、スキンケアにおいて最も「効果」を期待できるアイテムです。うるおいを与える、しみを防ぐ、シワをケアするなど、特定の肌悩みに特化した美容成分が、高濃度に配合されていることが多いからです。

まさにスキンケアの「柱」と言える存在ですが、万人に効く「最強の1本」は存在しません。価格帯も幅広く、成分や効果も様々です。自分の肌悩みと向き合い、どんな効果を求めているのかを明確にして選ぶことが大切です。口コミや評判だけでなく、冷静に成分表を見てみるのも良い方法です。

ステップ4:クリーム|うるおいを「閉じ込めるフタ」

最後のステップであるクリームは、これまでのスキンケアで与えた美容成分やうるおいを肌に閉じ込める「蓋」の役割をします。美容液と同様に、高い美容効果を持つ成分が配合されていることも多く、水溶性・油溶性両方の成分を含むことができるため、高い効果が期待できます。

「ベタつかない」「なじみが良い」といった質感も大切ですが、それだけで選ぶのはもったいないです。やや重めのテクスチャーのクリームは、成分の配合量が多く、肌表面を保護するだけでなく、内側からうるおいを保つ効果が高い傾向にあります。乳液は表面をなめらかにする目的のものが多いため、スキンケア効果をより求めるならクリームがおすすめです。

まとめ:あなたの肌に合った「レシピ」を見つける

スキンケアは、単なるアイテムの集合体ではありません。洗顔から始まり、化粧水、美容液、クリームと続く一連の「流れ」であり、それぞれが重要な役割を担っています。

「良い」とされているアイテムをなんとなく使うのではなく、「このステップでは、この役割を担っているから、このアイテムを選ぼう」と、全体のバランスを考えられるようになると、あなたのスキンケアはきっと変わります。

自分だけの肌の悩みに合わせた、あなただけの「スキンケアレシピ」を見つけてみませんか?

秋のお肌の変化と年代別スキンケア完全ガイド

涼しい風が心地よい秋。でも、お肌にとっては実はとても複雑な季節なんです。夏から冬への移り変わりの中で、お肌はさまざまな変化に対応しなければなりません。今回は、秋特有のお肌の悩みと、年代に応じたケア方法を詳しくご紹介します。

秋のお肌が複雑になる理由

1. 環境の急激な変化がお肌を混乱させる

秋は気温と湿度が急激に変化する季節。この環境の変化が、お肌に大きな負担をかけています。

空気が乾燥すると、お肌の水分がどんどん蒸発して乾燥状態に。すると、お肌は「大変!水分を守らなくては」と慌てて皮脂を分泌し始めます。これが、よく耳にする「インナードライ」の状態です。

表面はテカテカしているのに、内側はカラカラ。この皮脂の過剰分泌が肌荒れや赤み、毛穴の目立ちにつながってしまうのです。

秋の対策ポイント: たっぷりと保湿して、お肌が乾燥の季節に上手に適応できるようサポートしましょう。

2. 夏のダメージが今になって現れる

春から夏にかけて浴び続けた紫外線、特にUV-Aは、お肌の深部にじわじわとダメージを蓄積させています。この紫外線がコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワやハリ不足の原因となります。

さらに、メラニンの生成も促進されるため、秋になるとシミやそばかすが濃く目立って現れるように。この現象は「光老化」と呼ばれ、お肌の老化を加速させる最大の要因の一つなんです。

秋の対策ポイント: 夏に受けた紫外線ダメージは長引かせず、早めにしっかりとケアしておくことが大切です。

3. 体の内側からの影響も見逃せない

秋は寒暖差の大きい季節。朝晩の気温差や天候の変化により、自律神経が乱れやすくなります。疲労やだるさを感じやすいのも、この自律神経の不調が原因です。

そして、自律神経の乱れはお肌のコンディションにも直接影響を与えます。血流が悪くなったり、ホルモンバランスが崩れたりして、お肌の回復力が低下してしまうのです。

体の内側から整える方法:

  • 規則正しい睡眠リズムを心がける
  • 軽い運動で血流を促進する
  • バランスの良い食事を摂る
  • 適度なストレス発散を行う

年代別・秋のお肌悩みアプローチ法

10代〜20代:ニキビケアが最重要課題

10代は、ホルモンバランスの急激な変化による皮脂の過剰分泌が主な原因の「思春期ニキビ」が特徴的。20代になると、それに加えて生活習慣の乱れが影響する「大人ニキビ」が現れ始めます。

秋の乾燥によるバリア機能の低下で、これらのニキビが悪化する可能性が高まります。

おすすめケア: 効果的なマイルドピーリングを夜の洗顔に取り入れましょう。ニキビを出来にくくし、ニキビ跡を残さないためにも重要なケアです。

30代〜40代:本格的なエイジングケアの始まり

お肌の保水力の低下が目立ち始める年代です。そのため、秋の乾燥への適応が遅れがちで、「インナードライ」がより深刻になる傾向があります。

また、長年蓄積された紫外線ダメージが、シミやたるみなど目に見える形で現れ始めるのもこの年代の特徴です。

おすすめケア: 保湿だけでなく、シミの予防、シワ・たるみの予防とケアなど、本格的なエイジングケアを始める時期です。美白成分やコラーゲン産生を促す成分を積極的に取り入れましょう。

50代以降:より積極的なアンチエイジングケアを

長年の乾燥や紫外線ダメージに加え、加齢による真皮層のコラーゲンやエラスチンの減少が深く関わり、深刻なシワやたるみが進行します。

さらに、更年期によるホルモンバランスの変動も、お肌をより不安定にさせる要因となります。

おすすめケア: より攻めのアンチエイジングケアを毎日のスキンケアに取り入れていきましょう。ホームケアだけでなく、エステティックサロンや美容皮膚科での専門的なケアも積極的に検討する時期です。

男性特有のお肌悩みにも注目

男性のお肌には独特の特徴があります。皮脂分泌量が女性の2〜3倍と多い一方で、水分保持量は低いという傾向があるんです。

秋の乾燥により水分量がさらに低下すると、これを補おうとして皮脂が過剰に分泌され、表面的なテカリやニキビを引き起こしやすくなります。

おすすめケア: 女性の10代〜20代に準じたケアをベースに、過剰な皮脂を抑制する効果があるビタミンC誘導体の使用と、シミやたるみの予防につながる紫外線対策を重点的に行いましょう。

まとめ:秋を美肌で乗り切るために

秋は夏のダメージケアと冬への準備、両方が必要な複雑な季節です。でも、だからこそしっかりとケアすることで、一年を通して美しいお肌を保つことができます。

自分の年代と肌質に合ったケア方法を見つけて、内側からも外側からも、お肌を大切にいたわってあげてくださいね。美しい秋を、美肌で楽しく過ごしましょう!

増コスト0で今すぐできる、肌の乾燥対策

湿度が下がってきましたね。

私の住まう札幌はすでに室内は40%台がデフォルトです。

対策なしだと30%台を見かけることも……オソロシイ。

定期的に拝見させていただいているクライアントにも、顕著に乾燥傾向が見られるようになってきました。

今日はコスト増ゼロ、何も買い足さず、手持ちのスキンケアアイテムを変えずにできる肌の乾燥ケアをご紹介したいと思います。

使っている化粧品を全体的に増量する

お使いの化粧水や美容液、クリームの使用量を増やすという超カンタンな技です。

簡単ではありますが、実はそれが有効な背景がちゃんとあります。

消費者が毎日のスキンケアに使用しているスキンケア化粧品の量は、メーカーが想定している量の1/2から1/3程度に留まっているというデータがあります。

つまり、メーカーが推奨している量よりも実際は遥かに少ないことが多いのですよね。

私は長年サロンを運営しており、10年以上のお付き合いをいただいているクライアントも少なくありませんが、そのような美意識が高く、スキンケアにも関心が高い方たちでさえ定期的にお声がけさせていただかないと、いつの間にか使用量が大分推奨量よりも減ってしまっています。

かくいう私もそうです。

分かっていても、日々の忙しさに流されて……または、節約意識が高じて、つい使用量を控えめにしてしまうのが人心というものだと思います。

それで問題がないのなら別に悪いことでないと思いますが、肌のコンディションが気になってきたら使用量が減っていないか確認してみてくださいね。

ところで、化粧品のパッケージの裏書には「適量使用する」と書いてあることが多いですが、この適量とは一体どのぐらいでしょうか。

製品と使う人の顔の大きさによって多少違いますが、

化粧水=500円玉大

美容液=さくらんぼ大

クリーム=パール粒大2つ、またはさくらんぼ大

だいたいこのぐらいを1回分の使用量の目安にしておくと良いと思います。

このぐらいで使っていくと、化粧品の減り具合はどうなっていくかというと……

タンク式のクリームであれば最も一般的な容量は30gですが、30gは1か月で使いきるくらいです。

化粧水はテクスチャー(質感)によってずいぶん違いますし、容量も製品による幅がかなりあります。よく見る容器容量としては100ml~220mlくらいかと思います。大体1か月あたり120ml程度使うと1回500円玉大くらいになるでしょう。

ちなみに、使用量を増やす際は美容液とクリームを特に意識すると有効です。

心情的にも行程的にも増やしやすいのは化粧水だと思うのですが、化粧水は90%以上がただの水なので増やしたところでちょっとふやけやすくなるだけです。

それに対し、美容液やクリームは基材に対する美容訴求成分の含有量が多くなっているので、肌に働きかける力が強いです。

手持ちのクリームでパックをする

近ごろはホームケアのパックとしてはシートパックが主流ですが、シートパックはパックのなかでは「手軽である」「扱いやすい」という利便性の観点ではメリットが目立ちますが、スキンケア効果からはエタノールの含有量が高いことや、シートに薄い不織布が採用されていることが多いなどデメリットやリスクが目立ちます。

今も昔も保湿ケアとして最高のパックは「石膏パック」です。

ただ、石膏パックはホームケアとして重要な「手軽さ・やりやすさ」という要素をすべて投げ捨ててしまっています。

また、誤って直接肌につけてしまうとトラブルを起こすなど扱いが難しいため、今やエステサロンでも避けられることが少なくありません。業務用パック剤の主流もジェル、クリームになっています。

そこで私はお手持ちのクリームによる、クリームパックをご提案したいと思います。

いつもスキンケアに使っているクリームを2倍~3倍程度、お顔に塗ったくります。

そしてその、ぬらぬらな状態のまま寝るだけという超簡単なケアです。

さらに効果を増すなら、塗ったくったあと、口と鼻の部分を避けてラップで覆い、7~8分程度放置します。ラップは包帯状にはさみで切り、横向きにフェイスラインを引き上げるようにして貼り付けると良いです。リフトアップ効果も望めます。

翌朝はいつもどおり洗顔をし、スキンケアをするだけでOKです。

簡単です。何も買い足す必要はありません。

でもびっくりするぐらい効果があります。

いくつか注意する点を上げるとすれば、

クリームに保湿成分が含まれていること、抗老化成分である高濃度のレチノールやメラニン還元効果のあるハイドロキノンなど、まぶたの上に塗るには適していない成分を含んでいないこと、などを確認しましょう。

一般流通品を使用している場合はそんなに気にする必要はないと思いますが、業務用メーカーの製品などを使用しているとクリームはけっこうその作りが多彩です。購入元に確認してください。

あと些末なことですが、ぬらぬらで眠ると枕やその周辺を汚すことは必至なので、枕にはぜひフェイスタオルを1枚敷いてください。

あと、大事なことですが、クリームをたっぷり塗るというのはけっこう勇気が要ります。

トーストにいつもの倍バターを塗るのと同じか、それ以上に勇気が要ります。

これは、エステなんだ。

ただの日常のスキンケアじゃない。セルフエステだ。

そういう強い意志をもって己を奮い立たせ、怯まず、ぬっらぬら、テッカテカに光るぐらい塗ってください。

高級クリームを使用している場合は心が折れやすいと思いますので、パック用に安価なクリームを用意すると心理的負担が少ないかもしれませんね。こういうご時世なので余計なストレスは抱えずに済む手段を採用して欲しいと思います。勇気の無駄遣いはいけません。

買い足さず、何も変えずに今すぐできる肌の乾燥ケア まとめ

美容液、クリームの使用量を増やす

お休みの前日など週1回程度、手持ちのクリームでパックをして寝る

いずれも簡単でありながら、職歴10年超のエステティシャンが自信を持ってお勧めできるアプローチです。

ぜひお試しくださいね。

コロナ禍を経た昨今のスキンケア事情

ずいぶんおカタイ表題になってしまったのですが、久々の更新1発目はこれから行きたいと思います。

何を考えるにせよ、何の話をするにせよ、やはりまずは大きな枠を捉えておくことが重要だと思いますので。

2023年現在のスキンケア事情 ざっくり結論

時間がない人、文章読むのが苦手な人向けに結論を簡単に。

効果を重視したスキンケアの考え方と製品は第三世代へと移行中
油分でフタ(第一世代)
足りないものを補う(第ニ世代)
自分の細胞を賦活する(第三世代)→今ココ

娯楽性の高いスキンケアは下火
香りや感触を楽しむタイプのスキンケアアイテムは減り、実用性に重点を置いた製品が増えている。

価格と性能が比例しないのは変わらず。しかし、安くて効果の高い化粧品は存在しない
高い化粧品が必ずしもパフォーマンス(性能)に優れているわけではないが、安くてスキンケア効果の高い化粧品が存在しないのも変わらない事実。それは、美容成分には「原価」があるため。ここで言う、値段が安いの定義はおおむね千円台。

順に少し詳しく書いていきます。

最新スキンケアの考え方は「自分の細胞を活性化する」

かつて社会的地位が高い人や経済的に裕福だった人たちだけのものだった「スキンケア」が、庶民にまで広がったのは江戸時代だと考えられています。それから数百年を経て、近代スキンケアが広まったのは今から4,50年前。

肌に良い作用をもたらすことを目的に作られたスキンケア化粧品の考え方は、いったいどのように変わってきているのでしょうか。

第一世代 油分でフタをして水分を逃さない

肌の水分を油分でフタをすることによって守る、逃さないという考え方でつくられた化粧品が最初です。油分はオリーブ油やホホバ油などの植物性の他、動物性由来のスクワラン、酸化に強い鉱物油など様々なものが使われてきました。

ところが皮膚科学が発展するにつれて、油分は肌の保湿にあまり重要でないことが分かってきました。油分が肌の水分を守るために担っている役割は全体の2,3%ほど。多くは、自前の皮脂で十分であることが分かりました。

こうして、肌を健やかに美しく守るためのスキンケアは次の時代に突入します。

第二世代 足りないものを補う、有用なものを足す

肌の水分を守っているのは主に角質細胞間脂質。今やすっかり名前も機能もその重要性も定着した「セラミド」がスターです。角質細胞間脂質の他には天然保湿因子であるアミノ酸、尿素など。そして主に真皮で重要な役割を果たしているコラーゲン。このあたりはすべて保湿剤です。

そして、コロナ禍以前──2020年頃まではこのあたりが機能性の高い化粧品の主要成分でした。

足りないものや、肌にとって有用な成分を補う、足すという考え方が主流でした。この流れに重なるようにして次の流れが起こってきていました。

第三世代 自分の細胞を活性化する

足りないものや有効な成分を補うという考え方には、限界がありました。

例えば、コラーゲンは真皮で肌の土台を担っている大事な成分ですが、化粧品成分のコラーゲンは分子が大きく、真皮まで到達することはできません。また、人のコラーゲンと化粧品成分のコラーゲンはつくりが異なるため、同化することはありません。

そこで登場したのが、自分の細胞を活性化する「細胞賦活」という考え方です。

十年ほど前から美容商材の展示会や、一部の先鋭的な科学的化粧品を作っているメーカーではその種の製品が見られましたが、コロナ禍以前までは大変に高価な製品が多数でした。

美容成分の濃度が高くなるクリーム、美容液でだいたい1万円台後半から3万円台。なかには30gと標準的な容量のクリームで6万円、8万円というものもありました。

それがコロナを経た現在は、1万円未満……中には5千円台で濃度は高くないもののそういった成分を含み、なおかつパフォーマンス的にもある程度の満足を得られる製品が出てきています。

娯楽性の高い化粧品の流行は下火

コロナ禍以前……私の感覚的にはだいたい2018年頃から、スキンケア化粧品の動向は二極化の様相をていしていました。

実用性VS.娯楽性です。

突然ですが、この記事をお読みの皆さまは何を基準に化粧水や美容液を選んでいますか?

お値段? それとも、化粧品そのものの感触? 塗ったあとの肌の感触?

ベタツキがないかどうか? 匂いが好みかどうか?

多くの方が、今あげた要素を総合的に判断して結論を出しているのではないでしょうか。

女性の場合は物事の判断基準が「感情」の人が多いので、その過程や要素はうまく言語化はできないけれど「好き」か「嫌い」──それを、「合う」「合わない」と表現されるのかもしれません。

肌の傾向はそれぞれ異なりますが、肌のつくりや仕組みは皆一緒です。それを明らかにし、それを踏まえたアプローチを行うのが皮膚科学だと思います。科学に基づいたアプローチは当然成果をあげます。その考え方にない化粧品が「娯楽性の高い化粧品」です。

香りやテクスチャーの心地よさや品の良さなどに重きを置いているものがあれば、自然派、地域密着など独自の思想に基づいて作られた化粧品があります。

この辺りの化粧品は、コロナを経て一気に勢いがなくなったようです。

社会全体で経済状況が悪化したので消費者のニーズもより実用的に、実務的なものに変化した結果かもしれません。

高い化粧品が必ずしも良い訳ではない。ただし、安くていい化粧品も存在しない

スキンケア化粧品の値段とスキンケア効果は比例しません。お値段が高いからといって、必ずしもスキンケア効果が高いとは言えないのです。

ただし、値段が高い化粧品の中には実際にとんでもないスキンケア効果を発揮する製品もあります。

しかし、逆にお値段が安くていい化粧品も決して存在しません。

これも悲しいことに事実で昔から変わりません。

ここでいう「お値段が安い化粧品」の定義とは、千五百円以下の製品のことです。

フリーのエステティシャンとして、科学的視点で15年以上に渡って数千点の化粧品を見て、手にとってきましたが、少し前ならば千円以下、今のように物価高の状況では千五百円以下の化粧品は、化粧水であってもスキンケア効果を期待するのは厳しい、というのが私の結論です。

化粧品の美容成分には原価というものがあります。たとえば、セラミドの中でも主に保湿に関わっていると考えられているセラミドⅡは非常に高価な成分です。千円台の化粧品にも表示上は入っていることがありますが、実際に使ってみるとその存在を全く感じません。

濃度が薄すぎるのです。美容成分はそれなりの濃度がないと体感できるくらいの効果を発揮しません。

それなりの濃度とは、目的とする効果によって異なりますが、最低1%以上です。3%ほどだと大抵しっかり存在を感じますし、5%以上は逆にリスクの心配をする必要が増えてくるかと思います。

そのため、保湿を目的としてセラミドⅡを含む製品を探し、予算を加味して千五百円の美容液を購入するよりは、合成できるようになって安価になったヒアルロン酸を高濃度に含む同じ価格の美容液を使った方が総合的なスキンケア効果は高くなる……といったようなことが、現実ではよく起こります。

ここが化粧品選びを難しくするひとつの理由かと思います。

長年、たくさんの方のスキンケア化粧品選びのご相談にのってきましたが、誰もが皆さんおっしゃいます。

安くていいのを教えて欲しい、と。

私もできるのならそうして差し上げたいと思います。ただでさえ、先の見えない世の中です。

ただ、なかなかそうはいかない事情があるというのは事実です。

2023年現在のスキンケア事情まとめ

コロナ禍を経て、スキンケア化粧品の傾向は大きく変わっていこうとしています。

これからは、自分の細胞を賦活する「第三世代」のスキンケアアイテムに注目したいところです。

とはいえ、スキンケアは必ずしも美肌づくりのために行わなければならないものではありません。

朝、自分にスイッチを入れるために。

夜はリラックスのために。

忙しい現代人が気持ちの切り替えをする時間のおトモでもあります。

ご自身の美容観をもって、適切なアイテムを選んでくださいね。

ALLNA ORGANIC(オルナオーガニック)美容液<美容液>

明けましておめでとうございます。

今年もぽつぽつと続けていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

2022年の一発めは角質細胞間脂質ーー乾燥肌・敏感肌の救世主セラミド配合スキンケア化粧品についてです。

昨年から引きずって新しい年に持ち込むのはちょっと気持ち悪いかんじがありますが、保湿ケアはやはりスキンケアの基本ですし、時期的にもタイムリーですしね。

あと、意外と知られていないですが、たるみの一次的要因も乾燥です。

マスク生活が長くなりすぎていて、たるみによる老け顔に悩む方も増えていますものね。

いつどこでどなたの目に留まるか分からないので、困っている方のお力になれるよう、しっかりしたためておきたいと思います。

皮膚科学的に肌のうるおいとはなんなのか、どんな成分が有用なのかは下記にまとめました。

皮膚科学発想の保湿スキンケア

皮膚科学発送の保湿スキンケア〜実践編〜

長いのでテキスト君とあまり親しくない方は読みにくいと思います。

3行でまとめると……

敏感肌は乾燥肌が悪化した状態

うるおいは8割がセラミド、2割弱が天然保湿因子、2,3%が皮脂(油分)によって維持されている

スキンケアにセラミドを取り入れよう! だけど、実際の製品選びは難しいよ〜

ということです。

前置きが長くなりましたが、今回のセラミド配合化粧品を見ていきます。

ALLNA ORGANIC(オルナオーガニック)美容液

ALLNA ORGANIC(オルナオーガニック) 美容液 47ml
3,,054円(2022年1月amazonでの価格)

オルナオーガニック 美容液の全成分

水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、プラセンタエキス、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、セラミドNP、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、アセチルヒアルロン酸Na、オレンジ果皮油、ラベンダー油、ティーツリー葉油、キハダ樹皮エキス、ヒメフウロエキス、ツボクサエキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ユキノシタエキス、オウゴン根エキス、イタドリ根エキス、ソメイヨシノ葉エキス、カミツレ花エキス、ノイバラ果実エキス、トウキンセンカ花エキス、カンゾウ根エキス、チャ葉エキス、アルテア根エキス、イザヨイバラエキス、ラベンダー花エキス、ボタンエキス、ローズマリー葉エキス、キュウリ果実エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、ユズ果実エキス、オリーブ果実油、アルガニアスピノサ核油、シア脂、グリチルリチン酸2K、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、スクレロチウムガム、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルグルコシド、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、PEG-60水添ヒマシ油、キサンタンガム、水酸化K、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、カルボマー、フェノキシエタノール(amazon当該製品ページより引用)

オルナオーガニック 美容液の成分解説とパフォーマンス

基材である水につづき、BG、グリセリンと吸湿性により保湿するマイルドな保湿剤が続いています。ペンチレングリコールはグリセリン同等の保湿剤ですが、抗菌作用があるので防腐剤がフェノキシエタノールの時によく入っています。フェノキシエタノールはパラベンと比べると守備範囲がちと狭いそうですのでね。

ここまでは化粧水や美容液の定番の走り出しです。

次がプラセンタです。

プラセンタは美白、保湿、抗老化と美容作用を広範に持つ成分です。出はじめの頃は抗老化作用をもてはやされていたのですが、最近は美白化粧品やアンチエイジング化粧品のメインの成分は張れず、サブ的位置づけで主役の成分と抱き合わせで入っていることが多いです。芸能界でいうバーターみたいな。芸能界と違うのは、プラセンタの方が若手でなく、旬を過ぎた存在であることでしょうか。あ…なんか、悲哀が満ちてきた。やめましょう。

次にヒアルロン酸(2種)があり、ここで今回の主役セラミドNPが登場です。

NPはセラミド3のことで、主なはたらきはバリア機能の強化・維持。

その後はコラーゲン(3種!)がつづき、ヒアルロン酸の優等生アセチルヒアルロン酸があり、香料である精油が3種、そして怒涛の植物エキス群です。

成分表示からパフォーマンスを想像するのなら香料や製品安定剤の前まで見ます。それらは本当に微量で、以後に入っている成分はたとえスター級の美容訴求成分であってもとっても薄いので、残念ですが美容効果ということでは意味がないことが多いです。名称があるとなんかいい気はしますけれどね。気分は上がる。

こちらの製品の場合、成分表示の後方、増粘剤の手前に優秀な新しいタイプのVC誘導体の成分名称があるのですが、残念ながら微量すぎてVCのもつ美容効果の恩恵にはあずかれないと思います。VCはある程度の濃度がないと本当に働かないので。3%は欲しいです。

では、本題の保湿力のほどはどうでしょうか。

うーん…こちら、ちょっと難しいです。

成分表示に化粧品の常識をプラスして考えると、これまで取り上げてきた3,000円前後または以下の製品と同じで、たぶん…ペンチレングリコールまでがほとんどを占めていて、きっとセラミドはうっすいと思うんですよ。

だって、47mlで3,054円ですからね。安い。安すぎる。

ただちょっと引っかかるんですよね。

香料前までの成分名の羅列が妙にリアルというか。感覚的な話で申し訳ないんですけれど。

ちょっとプラセンタの位置が高すぎて気にはなるけど、ヒアルロン酸とコラーゲンのくだりはすごくリアル。こういう成分表示のお宝レベルの高機能性化粧品、実際に存在していて知っています。

メーカーさんがベンチャーっぽいのも引っかかります。

一般に、どの業界でもそうだと思いますが大きな会社が販売している商品には人件費や広告費などの経費がたくさん製品価格に入っているので、価格の割に性能は低くなりがちです。分かりやすい例を挙げると、家電とかね。最近ですと、日本メーカーのものよりも中国とか韓国のメーカーさんの方が安いですよね。人件費が主な要因だと思うんですが、今後は変わってきそうです。(いや、もう変わってきているかもしれないけど、その辺は明るくないので勘弁してください。よく知りもしないのに生意気いってすみません)

あと別の例だと、生命保険のライフネットさんとかもね。ライフネットさんの方がピッタリかも。

化粧品も同じです。大企業さんの製品はほら、テレビでバンバンCMとかやっていますでしょう? ああいう広告費とか、百貨店のブースの賃料とか、そこで働くスタッフさんの人件費とかが製品価格に乗っていますからやっぱりベンチャーの作る化粧品に比べると価格の割に美容成分はそうでもないことが多いです。

もっとも有名企業の化粧品を買う理由は性能が全てではないでしょうけれどね。性能とコストパフォーマンスを重視して選ぶなら大きなメーカーさんの化粧品は候補から外れるのは道理というものです。

ちょっと話逸れちゃっているので戻します。

そういう、成分表示そのものだけでなく、背景や長年多くの化粧品と戯れてきたマニアックエステティシャン(職歴16年)の勘を加味すると、あり得なくないような気がしてしまうんですよね〜。お宝の可能性があるんですよね〜

どうしようかな、買ってみようかな。

……

……と、ここまで考えてまた成分見直してみたんですけれど。

キサンタンガム

カルボマー

けっこう増粘剤入ってるね。

セラミド美容液には入っててもおかしくはないけど、ヒアルロン酸は粘度の高い成分だからヒアルロン酸の濃度がそれなりにあると増粘剤は入ってないことが多いのよね。シア脂も超微量とはいえ入ってるのにね。さらにマシマシ増粘しちゃうのか。

やっぱり薄いのかな。シャバシャバなのかな。

まとめ

オルナオーガニック美容液は、ふつうに考えたら保湿効果はそれほど高くなく、天然香料で気持ちよく優雅にスキンケアを楽しめる化粧品。だけど、もしかすると、ひょっとするとお宝美容液(お値段の割に性能・美容効果が高い)の可能性がないわけでもないかも?! 肌状態に余力と懐に余裕のある方は一度試しに買ってみても面白いかもしれないです。

余談 オーガニックは肌に良いのか?

美容効果という観点では別に良いことはありません!

商業的にはおおいに意味がありますけれどね。

オーガニックはざっくり言うと、決められた環境、条件で栽培された農作物ですが、化粧品成分の場合はそのまま口に入るわけでなく、そこから精製するのでその過程で残留農薬などはほとんど残らないそうです。そもそも一番分子が大きいまま残る植物エキスはそんなに高濃度に配合できるものでなく、製品に占める割合も少ないですしね。植物由来の薬剤にいたっては、農薬とかもう次元が違う話です。

だけど、「オーガニック」の文言に惹かれて製品を手にとる方の心理は、正味どうなのかってことは関係ないと思うのです。先の大企業の化粧品を購入される人と一緒でね。

化粧品の世界ーー特に日本の消費者が、化粧品選び・購入の際に重視しているのは「肌やからだへのやさしさ」「安全かどうか」なんだそうで、特に植物由来成分の好感度が高いそうです。そういう意味ではオーガニック表記は魅力的であり、売れやすい製品になるのではないでしょうか。