【サロン用シャンプーの成分を考察】 ディアテック デザイニング カウンセリングプレシャンプー

え…? 今、2016年だろう?
と思ったそこのアナタ。
そうです。そのとおりでございます。
えーーー
このブログは、本館ブログから「シャンプーや化粧品にまつわるちょっとマニアックな記事だけを抜いて集めよう」という目論見で立ち上げたのですが、
当初思ったようには引越しが進まなくてですね、なんだか宙ぶらりんな残念なことになってしまっております。
その間にどんどん時間は経過していき……
2016年の上半期が終わった現在も、2015年上半期、下半期を終えた頃に書くものだったものが上がっていません。
というわけで、
ごめんちょ
大分遅くなっちゃったけど、amazonアフィリご協力感謝! 買っていただいた化粧品やシャンプーを私なりに考察してみるよ、のアフィリ還元企画、2015年上半期の残り2製品をアップしていきます。
 
ディアテック デザイニング カウンセリングプレシャンプー 1000ml -
ディアテック デザイニング カウンセリングプレシャンプー 1000ml –
ディアテック デザイニング カウンセリングプレシャンプー 1000ml
1,498円

※2016年7月amazonでの価格
なんか、すごく海外シャンプーっぽいです…

成分見て行きます。

ラウレス-5カルボン酸Na
コカミドプロピルベタイン
パーム核脂肪酸アミドDEA
ジステアリンPEG-150
ポリクオタニウム-10
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル
オレンジ油
クエン酸
エタノール
フェノキシエタノール
メチルクロロイソチアゾリノン
メチルイソチアゾリノン
香料
うん、ほぼ洗浄成分のみ。
保湿剤や皮膜形成剤がほとんど入ってないっすね。
洗浄成分(界面活性剤)のトップは、ラウレス-5カルボン酸Na。
お肌にやさしい陰イオン界面活性剤で、生分解性(微生物によって分解される性質。環境にやさしいといわれる)にも優れた合成界面活性剤です。
一般的に販売されているシャンプーだと、あんま見ない界面活性剤ですね。
耐硬水性にもすぐれるということなので、この辺からして海外シャンプーっぽいです。
コンディショニング&起泡力UP、洗浄助剤としてよく見るコカミドプロピルベタインがあり、パーム核脂肪酸アミドDEA(起泡剤、増粘剤)、ジステアリンPEG-150(保水剤、溶剤)とつづきます。
んで──
早々に皮膜形成剤(手触りよくするよ!)であるポリクオタニウム-10が登場。
以下は乳化剤、香料、ph調節、防腐剤などが続いているようです。
すごい、シンプル。
まさに洗うだけのシャンプーですね。
んーーーー
例によって、ちらっとレビューも見たのですが、高評価なのがちょっと意外でした。
成分を見た印象だと、がっつり皮脂が取れて髪はバサバサしそうなので、女性は無理っぽい気がします。
男性の方に人気なのかしら?
皮脂が多すぎてヌラヌラ、テカテカする。
とにかく、皮脂をすっきり洗い流すシャンプーを!!! という方には良さそうです。
女性はたっぷりシリコーンが入ったトリートメントの併用が必須かと思います。
普段のシャンプーレポと違って、使ってないから想像だけどね!!
————————-
アフィリでいただいた報酬で市販のシャンプーや化粧品のテストをしています。
いつもご協力ありがとうございます。
amazonさんでコスメやシャンプーをお買物の際は、ぜひ私のリンクを通ってどうぞ♪

お求めいただいたものは分かりますが、個人を特定(想像)できるような情報は、一切私には伝わりませんよ。

アミノレスキュー シャンプー

アミノレスキューシャンプー 400ml -
アミノレスキューシャンプー 400ml –
アミノレスキューシャンプー 400ml 1,566円
※2016年7月6日現在 amazonでの価格
アラ、コレ……市販のスゴイシャンプー見つけちゃったのでは?
成分見て行きます。
洗浄成分が、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドDEA、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルサルコシンTEA、ココイルグリシンNa、ココイルグルタミン酸K、ココイルグルタミン酸TEA、ココイルグリシンK…
トップ2はコカミドプロピルベタインとラウラミドDEAなんですれども、
以下はお名前どおりのTHEアミノ酸系ですね。
ただ割りと高い洗浄力、さっぱりした感触、すぐれた起泡力を持つタイプのが並んでいるので、アミノ酸系といえども、しっかりした泡ですっきり洗い上がりそうな気がします。トップ2の表示も気になるところです。
保湿成分の類は──
リゾレシチン、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン、アルギニン、トレオニン、プロリン、ビオチン、加水分解ケラチン(羊毛)、ザクロ果実エキス、褐藻エキス…
これまた、アミノ酸とビタミンの宝庫ですな。
アミノ酸は、NMF(天然保湿因子)のひとつで、吸湿性により保湿するタイプの保湿剤です。
加水分解ケラチンはアミノ酸を多く含む、たんぱく質。
表皮の角質層や毛髪、爪などに含まれますが、化粧品としてはコンディショニング剤(肌や毛髪を整える)です。
ザクロ果実エキスはビタミンCやミネラルを豊富に含むだけでなく、コラーゲンを分解する酵素を抑制する作用が期待されているそうです。
他には香料や防腐剤のそばに、「ポリクオタニウム-10」「ポリクオタニウム-7」「BG」「ベタイン」なども表示されていますが、製品の個性を表すような取り立てて珍しいものではないかと。
成分を見た感じだと、やさしく、それでいてサッパリと洗い上がりそうな感じです。
使ってみました。
ほーう。
なるほど、なるほど。
アミノ酸系のわりには、やはり、サッパリすっきり洗い上がりますね。
それでいて、皮脂が取れすぎている感じもありません。
いろんなノンシリコンを試していますが、なんという程よい着地地点! といったようすです。
くどいですが、頭皮は皮脂が多い場所です。
あまりにも優しい洗浄力だと、汚れを落としきれないし、いかにもアミノ酸系のぺったりした泡だと、けっこう洗い残しも多くなるのですよね。
皮脂量のMAXは女性の場合20代~30代。
頭皮やお肌を拝見し続けている身としては、40代でもけっこう脂っぽい方って少なくありません。
頭皮は清潔にしていないと毛穴に脂栓が出来て、発毛を阻害したり、本来生えてくる毛より細くなってしまうといわれています。
健やかな髪の毛を育むためには、頭皮を清潔にしておくのは大事なポイントのひとつです。
その点、こちらのシャンプーは、頭皮を洗うのにぴったりのほどよい洗浄力と泡立ち。
良いと思います。
予算さえ合えば、性別、年齢問わずイケるかと。
夫婦で共通、もっといえば、ご家族でこれ一本のメインシャンプーとしてもよいですね。
アミノレスキューはいいぞ。
余談ですが────
市販のシャンプーレポするときは、一通り、なんとなくレビューとかにも目を通すのですが…
こちらの商品、評価が二分化しているのが面白いんですよね。
化粧品やシャンプーって「良い」とか「悪い」みたいな、結論だけ取り上げられがちなんですけれど、そもそも肌質はかなり個人差があるし、もっと言うと、それらに求めているものってかなり人によって違います。
良くない評価を見ると、「毛幹部」(すでに生えちゃっている髪の毛!)のぱさつきや乾燥、艶の付与などを求めて使ってみた方が、がっかりしているように思います。
何度でも書きますけれど、
毛幹部に着目した場合、シリコンシャンプーの方が優秀なケースが圧倒的に多いです。
シリコーンというのは、ネット状に皮膚や髪を覆う成分で、手触りを滑らかにします。
シャンプー以外にも、ファンデーションや乳液、クリームなんかにごく一般的に含まれているもので、刺激が強いわけでもなく、それ自体は別に有害でもなんでもありません。
むしろ撥水効果を付与したり、他の成分を散乱、均一にする効果なども持っているので、入っていた方が良いものもあります。
ただ、シャンプーという皮脂が多く、洗いにくい場所を「洗う」ためののアイテムに入っていることで、やや問題がある場合があります。
毛穴を詰まらせる一因になるのです。
毛幹部はつやっとして良いんですけれど、頭皮にはリスクになる場合がある、ということです。
ノンシリコンシャンプーはどんな触れ込みだろうが、メリットは「頭皮をすっきり洗い上げ、これから生えてくる髪の邪魔をしない」ということであり、すでに生えちゃっている毛にはあまり関係ありません。
そのあたりを前提にしつつ、お気に入りのシャンプーを見つけていただければ、と思います。
毛幹部に関しては、美容師さんがまさに専門領域!
信頼できる美容師さんを見つけ、相談をすると良いと思います。
私も毛幹部については、二十年お世話になっている美容師さん頼みです。
* * * * * * * * * * * * * *
アミノレスキューシャンプー 400ml
1,566円
※2016年7月日現在 amazonでの価格
勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★
お勧め度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に
– 利害関係について –
ステマに加担するつもりはないし、特定のメーカーさんや製品を持ち上げたり貶めたりということが目的でもないのでそういうこともしませんが、製品テストのための資源になればいいな~と思い、amazonアソシエイトのリンクを貼っています。
もし、「なかなか面白い記事だったよ!」とか「役立ったよ!」と思って下さった方で、amazonでお買い物する機会があれば、このカテゴリに貼ってあるリンク先からamazonへ入ってお買い物いただくと、私にわずかな報酬が入ります。
お客様は損しませんし、シャンプーでないものを購入されても私は報酬をいただけます。(びっくり)
ご協力、いつも感謝しています(*^0^*)


トリートメントがしっとりすると好評なようですが、トリートメントにはシリコーンが入ってますよ!
入っていた方がいいけどね。
そろそろ、amazonアフィリ還元企画の季節か…
とか思ってたんですけど、気づいたら2015年の上半期も途中、下半期は華麗にスルーしていましたね。
面目ない。
ブログの引越し作業が依然として進まず、心萎えています。
もう引越しは諦めて、どんどん新しいものだけを追加する方針に転換しどきかしら。

アハロバター リッチモイスト リペアシャンプー

【ペアセット】アハロバター リッチモイスト ペアセット【リペアシャンプー&リペアトリートメント 各500ml -
【ペアセット】アハロバター リッチモイスト ペアセット【リペアシャンプー&リペアトリートメント 各500ml –
アハロバター リッチモイスト リペアシャンプー 500mL 972円
※2016年4月23日現在 amazonでの価格
64種の潤い美髪成分配合…? 入りすぎじゃない? 大丈夫?
成分見て行きます。
洗浄成分が、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドDEA――
まあ、最近よくある感じかなぁ……
ココイルメチルタウリンNaがヤシ油から成るアミノ酸系洗浄剤ですが、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(皮膚への刺激は同様にマイルドだが、洗浄力は高い。生分解性にすぐれるという特徴もあり)も入っているので、それなりにしっかりした洗い上がりになるのではないかと。
洗浄剤については特別な個性みたいのは感じません。可もなく、不可もなくの印象です。
んでは、早速本題の謳い文句にあるメインの64種の潤い美髪成分を見て行きましょう!!
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、セラミド2、水溶性コラーゲン
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ケラチン、シルク、プラセンタエキス、ハチミツ、シクロヘキサン-1.4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、アストロカリウムムルムル種子脂、アボガド油、カカオ脂、ホホバ脂、シア脂、アフリカマンゴノキ核脂、オリーブ果実油、アルガニアスピノサ核油、マカデミア種子油、アサイヤシ果実油、ヤシ油、乳糖、ヨーグルト液(牛乳)、ホエイ(牛乳)加水分解カゼイン(牛乳)、加水分解乳タンパク、乳タンパク、オクチルドデカノール、タウリン、ラウロイルグルコシド、水添ココグリセリル、リシンHCI、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、ヒスデシンHCI、セリン、バリン、トリオニン、アスパラギン酸Na、イソロイシン、アラニン、フェニルアラニン、アルギニン、プロリン、チロシン、シスチン、ポリクオタニウム-18、ベヘントリモニウムクロリド,γ-ドコサラクトン、ダイズステロール、トコフェロール、サピンヅストリホリアツス果実エキス、アンマロク果実エキス、メリアアザジラクタ葉エキス、オランダガラシ葉エキス……
えっと、
ここらでもういいかなって。笑
面倒臭くなったわけではありませんよ!!
早々に「ん? んんん?」って思った成分名があって、そこからすでに心折れてました。
セラミド2の順番ですねー。
セラミドというのは角質細胞間皮質を成すひとつで、ヒトのからだにももともとあるものなんですが、「2」は特に、保水の役割を担っていると考えられている成分です。
非常に優秀な成分で、まさに保湿成分のエースなわけですが、弱点がひとつ。
コストが高い。
千円弱のシャンプーにセラミド2をたっぷり配合できることなんて、ありえない。
この時点で1パーセント未満の配合量かと予想します。
まあ、セラミドは化粧水や美容液でも1%以下がざらですが。
と、なると、この後の成分は同等かそれ以下……
美容成分は、何が入っているのかも大切ですけれど、それがどのくらい入っているかも非常に重要です。
※高濃度配合っていうと、3パーセント以上くらいからかな、と思います。10パーセントに到達していると、相当その成分の存在を感じる気がいたしますよ。現場ではね
最初に心配したとおり、多種の美容成分が入っているのだと思いますが、非常に濃度は薄そうです。
では実際にその機能とはいかほどなのか―――!!
使ってみました。
ふむ、ふむふむ。
うん。
成分見た印象そのまんまだね。ションボリ
ふくふくした豊かな泡立ちは最近のノンシリコンシャンプーらしく、洗いやすく心地良い感じですが、泡を流したあとのさっぱり感は、豊富な美容成分の存在を感じづらいです。
うーーん。
あんまり、ネガティブなことって言いたくないし、書きたくもないんだ。
市場に出回っている以上、貶めるようなこととかは、絶対したくない。
だが、しかし。
どういう方にこのシャンプーがおすすめかと問われると、難しいですね。
64種の美髪成分の存在感が薄い以上、界面活性剤が平凡なので特徴を失ってしまいます。
入っているものはですね、毛髪科学、皮膚科学に則った非常に良い成分だと思うのです。
セラミド2の他にも、例えば…
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)→セラミドのような機能を持ち、特に毛髪に対しては傷んだ髪を補修する効果がある
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム→水に流されにくい新型のヒアルロン酸。スポンジのように水分を保持することで、すぐれたうるおい効果がある
ホホバ脂→植物油のわりにもともと酸化しにくい性質を持つホホバ油をさらに安定化。酸化しにくく、なめらかで贅沢な感触
シア脂→上品な芳香をもち、融けやすい性質の脂。なめらかに広がりやすい
みたいな感じで、ですね。
ひとつひとつの成分は魅力的なものが多いし、選択には十分な意図やストーリーが感じられるのですが……
こちらも着想と実売の狭間で葛藤した商品なのかなぁ、と思います。
* * * * * * * * * * * * * *
アハロバター リッチモイスト リペアシャンプー 500mL
500ml 972円
※2016年4月日現在 amazonでの価格
勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★
コストパフォーマンス ★★
お勧め度 ★★
総合評価 ★★
※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に
– 利害関係について –
ステマに加担するつもりはないし、特定のメーカーさんや製品を持ち上げたり貶めたりということが目的でもないのでそういうこともしませんが、製品テストのための資源になればいいな~と思い、amazonアソシエイトのリンクを貼っています。
もし、「なかなか面白い記事だったよ!」とか「役立ったよ!」と思って下さった方で、amazonでお買い物する機会があれば、このカテゴリに貼ってあるリンク先からamazonへ入ってお買い物いただくと、私にわずかな報酬が入ります。
お客様は損しませんし、シャンプーでないものを購入されても私は報酬をいただけます。(びっくり)
ご協力、いつも感謝しています(*^0^*)
【ペアセット】アハロバター リッチモイスト ペアセット【リペアシャンプー&リペアトリートメント 各500ml -
【ペアセット】アハロバター リッチモイスト ペアセット【リペアシャンプー&リペアトリートメント 各500ml –
ペアの方がお得に感じるなぁ。
アハロバター リッチモイスト リペアシャンプー つめかえ用400ml -
アハロバター リッチモイスト リペアシャンプー つめかえ用400ml –
最近はややリッチなシャンプーもつめかえ用があって、嬉しいですね。

ディアボーテ オイルインシャンプー HIMAWARI

ディアボーテ オイルインシャンプー ジャンボ 500mL -
ディアボーテ オイルインシャンプー ジャンボ 500mL –
ディアボーテ HIMAWARI オイルインシャンプー ジャンボ
500mL 972円

※2015年10月23日現在 amazonでの価格
クラシエさんっ…… やっぱり素敵です☆
成分見て行きます。
主となる洗浄成分が、ココイルメチルタウリンNa、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルサルコシンTEA、ココイルグルタミン酸2Na
起泡剤または洗浄助剤で、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、コカミドMEAかなぁ…と思います。
ココイルグルタミン酸2Na、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルあたりは乳化剤かと。
キタ。 THE アミノ酸系です。
この価格帯でこれほどアミノ酸系洗浄剤が固まっているのって、珍しいですよね~
保湿、コンディショニング、皮膜形成成分がヒマワリ種子油、ヒマワリ種子エキス、ヒマワリ花エキス、ヒマワリ芽エキス、アセチルグルコサミン、グリセリン、塩化Na、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-49、ポリクオタニウム-7
── と、やや心もとない感じ。
価格の大半を界面活性剤に振ったのかなぁ、なんて邪推してしまいます。
製品を象徴している、各種ヒマワリ由来成分ですが…
ヒマワリ種子エキスはビタミンEが決して多いわけではないものの、アルファ体というのが多く、抗酸化作用という観点からは注目されている成分なのだそうです。
ヒマワリ花エキス、ヒマワリ芽エキスは保湿成分ですが、植物由来エキスなのでそもそも働きが穏やかですし、シャンプーという洗い流す性質のものに使われているので、あんまり期待はできないかと。
高分子ポリマーであるポリクオタニウム-49がありますが、かなり後方表示なので、入っている量はほんのちょっとっぽいですね。
ただ、洗浄成分がかなりクオリティ高いので、洗った感じのイメージがしにくいです。
保湿成分は弱いですが、この界面活性剤群だとけっこう優しくしっとりいきそうな気が…。
頭皮を洗う、という意味では申し分ないのではないかと。
使ってみました。
おおっ! なるほどーーーー。
ぺったりハリのない泡かと思いきや、けっこうしっかり固さのある泡です。
起泡剤が思ったより利いていそう。
ただ、脱脂力はやや穏やかめで、保湿力も思ったとおり穏やかめ。
さっぱりした洗い上がりでバランスの良い感じですね。
しっとり感がものたりないように思いますが、この価格帯でこの界面活性剤なら当然かな、と思います。
あれだ。
やはり、ココンシュペール インナーコンフォートシャンプー エアリー&ブルーム に印象がすごく似ています。
あの……
実は── 誤解を招いたり、結論だけを取り上げられたくないのであまりこういうことは公言しないようにしているんですけれど。
ココンシュペール インナーコンフォートシャンプー エアリー&ブルーム
は、個人的には今一番おすすめのシャンプーです。
洗浄成分の質が良いのと同時に、素晴らしい保湿力があって、それでいてお値段も手ごろで本当にバランスの良い製品なんです。
私自身も実はここ数ヶ月、ココンシュペールをメインに使っています。
皮脂が多めの人や、整髪料を使う人にはあまり向かないとは思うんですけど、それ以外の方なら多くの人が満足する仕上がりなのではないかと思います。
そのココンシュペールと今回の ディアボーテ オイルインシャンプー HIMAWARIは同じメーカーさんが作っているんですけど、雰囲気がよく似ています。
ただ、価格が1.5倍くらい違うのでココンシュペールの下位互換製品という感じですかね。
ロングヘアの方や、35歳以降で髪質の劣化が顕著になってきている年代だと少し髪に対するアプローチが物足りないかもしれませんが、それはこの価格なので当然です。
手ごろな価格で品質の良いものを使いたい場合、こちら、けっこういいんじゃないかと思います。
別に、クラシエさんから何もいただいていません!!!!
身内や友人に縁者もおりません。
* * * * * * * * * * * * * *
ディアボーテ オイルインシャンプー HIMAWARI
500ml 972円
※2015年10月23日現在 amazonでの価格
勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★
お勧め度 ★★★
総合評価 ★★★★
※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に
– 利害関係について –
ステマに加担するつもりはないし、特定のメーカーさんや製品を持ち上げたり貶めたりということが目的でもないのでそういうこともしませんが、製品テストのための資源になればいいな~と思い、amazonアソシエイトのリンクを貼っています。
もし、「なかなか面白い記事だったよ!」とか「役立ったよ!」と思って下さった方で、amazonでお買い物する機会があれば、このカテゴリに貼ってあるリンク先からamazonへ入ってお買い物いただくと、私にわずかな報酬が入ります。
お客様は損しませんし、シャンプーでないものを購入されても私は報酬をいただけます。(びっくり)
ご協力、いつも感謝しています(*^0^*)

基本のシャンプーとして押さえておくのに値する安定感!

あらやだ。詰め替え用はなんてお得なの。
YES! クラシエさんっ!!!
完全に回しものっぽいですが、本当に違います。
あと、クラシエさんに怒られないか心配になってきた…。

ベーネ アップリノ フルーツオーガニックモイストシャンプー

ベーネ(BENE) Applino(アップリノ)  フルーツオーガニックモイストシャンプー 510ml -
ベーネ(BENE) Applino(アップリノ)  フルーツオーガニックモイストシャンプー 510ml –
ベーネ アップリノ フルーツオーガニックモイストシャンプー
510ml 972円

※2014年11月20日現在 amazonでの価格
成分表示が順に、基材の水につづいてラウラミドプロピルベタイン・オレフィン(C14-16)スルホン酸・ラウロイルメチルアラニンNa
ここまでが界面活性剤で以下、
塩化Na・グリセリン・リンゴ果実エキス・ココイルリンゴアミノ酸Na・ベルガモット果実油・アンズ核油・オレンジ果皮油・グレープフルーツ果皮油・ライム油・シア脂・アルガニアスピノサ核油・パオパブ種子油・ヒマワリ種子油・アサイヤシ果実エキス・マンゴー果実エキス・レモン果実エキス・オリーブ葉エキス・カニナバラ果実エキス・バニラ果実エキス・ポリクオタニウム-10・メントール・BG・PPG-7・ポリクオタニウム-47・ソルビン酸K・コカミドMEA・フェノキシエタノール・香料
と、保湿剤、主に保湿目的と考えられる植物抽出エキスやオイルがつづき、
クエン酸・トコフェロール・グリコール酸・EDTA-2Na・安息香酸Na
ph調節、製品安定化目的の薬剤など、製品の成り立ち上欠かせない成分をはさんで、ふたたび、
メントール・BG・ポリクオタニウム-47などが登場して、乳化剤、防腐剤等で終わっています。
最近ノンシリコンシャンプーレポが滞っているのは、似たり寄ったりで大差ない製品が増えてきたなーと思っているからです。
機会があるたびに見たことのない製品を手にとっては成分表示を見てみるんですけれど、本当に似たり寄ったりなんですよね。
そんな中、今回こちらの製品を久々にレポしようと思ったのは、やっぱり独創的な製品だと思ったからなんです。
清清しいまでに植物抽出エキスを重用しています。
しかもこの植物エキス類、オーガニック原料なのだとか。
化粧品でもオーガニックというものが存在しますので、このオーガニックが肌や髪に良いか考えてみたいと思います。
結論から申し上げると、特別髪や肌に良いということはないかな、と思います。
植物抽出エキスや植物由来成分は精製の段階で農薬等はほぼほぼ取り除かれる、ということのようです。
多少残っていたとしても、本当に微量の話で食物として口に入る量よりも圧倒的に少ないのだそうで。
しかもそれが経皮吸収されるかどうかも定かではないという…。
にも関わらず、オーガニック原料の化粧品やシャンプーが存在するのは肌や髪に良いかどうかという視点ではなく、他製品との差別化や、イメージ向上など、商業的な理由が主ではないかと思います。
こちらの製品、他にも
” りんごアミノ酸系の洗浄成分…天然由来のりんごアミノ泡が髪と頭皮をやさしく包みながらしっかりと洗い上げます オーガニックりんごオイル抽出エキス+ココイルリンゴアミノ酸Na”
とあり、やさしいイメージ全開なのですが、成分表示は水、ラウラミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸・ラウロイルメチルアラニンNaですので、分類的には高級アルコール主体系でよいと思います。※ラウロイルメチルアラニンNaはアミノ酸系洗浄剤
ココイルリンゴアミノ酸Naはかなり独創的な成分で、手持ちの資料にもはっきりとした記述がないのですが、表示順から考えると洗浄主成分とは考えがたいかと。
シア脂、アルガニアスピノサ核油などキラリと光る油分はあるものの、保水力の高い保湿剤がほとんどない、(後方にポリクオタニウム-47がありますが、防腐剤の手前なので存在感はかなり薄いはず)
基材を除く表示2番手界面活性剤がオレフィン(C14-16)スルホン酸であることをふまえても、けっこう脱脂力、洗浄力は強く、サッパリとした洗い上がりになるのではないかと予想。
一方で豊かな泡立ちと上品な香りで、シャンプータイムそのものを楽しむタイプの仕上がりになっているのではないかと。
わくわくしながら使ってみました。
思ったより、しっとりした洗い上がりです。
成分見た印象よりも、オレフィン(C14-16)スルホン酸の存在感を感じづらいです。
このしっとりした感触は、想像以上に植物オイル達の含有量が高いのかも。
私、以前同じメーカーさんの「ベーネ プレミアム ブルーリア ローズモイストSPAシャンプー」という製品をレポしているのですが、完成度が高くて大変良い印象でした。
どこか、やはり同じメーカーさんの作ったものなんだな、と感じさせてくれる使用感です。
これは良い意味で想像を裏切られた…!!
が、しかし。
保水力のある成分がないということは、これ、明日の朝には乾燥しているんじゃあ…。
と、脳裏によぎりつつも就寝。
翌朝は思ったとおりでした。
洗い上がりのしっとり感が幻のようでした。
んーーーー。
ただ、この製品については髪へのアプローチとか、頭皮へのアプローチとか言うのはナンセンスなのかなぁと。
パッケージのかわいらしさ、見事なまでに植物エキス(オイル)で固めた成分、お菓子のような香り…
この製品の目指した場所は、豊かなバスタイムであり、楽しくなる洗髪ではないかと思うのです。
化粧品にもそういうものはけっこうあって、全部が全部、美容効果を目指しているわけではないし、それでいいのですよね。
使う側もいろんな価値観を持っていますから、それを受け止めるだけの受け皿も必要なわけで。
いよいよシャンプーの世界も化粧品に近づいてきているなぁ…と。
ちょっと脱線していますが、まとめると。
髪への良い効果とか、頭皮への良い効果を求めている方ではなく、バスタイムそのものを楽しみたい方におすすめの製品かな、と思います。
* * * * * * * * * * * * * *
ベーネ アップリノ フルーツオーガニックモイストシャンプー
510ml 972円
※2014年11月20日現在 amazonでの価格
勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★
コストパフォーマンス ★★
お勧め度 ★★★
総合評価 ★★★
※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に
– 利害関係について –
ステマに加担するつもりはないし、特定のメーカーさんや製品を持ち上げたり貶めたりということが目的でもないのでそういうこともしませんが、製品テストのための資源になればいいな~と思い、amazonアソシエイトのリンクを貼っています。
もし、「なかなか面白い記事だったよ!」とか「役立ったよ!」と思って下さった方で、amazonでお買い物する機会があれば、このカテゴリに貼ってあるリンク先からamazonへ入ってお買い物いただくと、私にわずかな報酬が入ります。
お客様は損しませんし、シャンプーでないものを購入されても私は報酬をいただけます。(びっくり)
ご協力、いつも感謝しています(*^0^*)

これ、実物が本当にかわいいんですよね。
若い女子のバスルームにあったら、ホントにいいわぁ。
惚れちゃうかも。

詰め替え用もあるという堅実さもまたイイ!
似たり寄ったりの成分ばっかりになってきたなー なんて、辟易としていたんですが、ちょっと注意を逸らすとびっくりするぐらい新製品が登場しているシャンプー市場。
目を離していてはウラシマタロウになる…。

【2015年上半期アフィリ還元・コスメ&シャンプーの成分を考察】  タマノハダ シャンプー 001 オレンジ

2015年上半期amazonアソシエイト還元企画その1です。
*2015年上半期amazonアソシエイト還元企画とは?

タマノハダ シャンプー 001 オレンジ 540ml
1,512円

※2015年7月amazonでの価格
タマノハダ シャンプー 001 オレンジ 540ml -
タマノハダ シャンプー 001 オレンジ 540ml –
全成分

ラウレス硫酸Na
コカミドDEA
ココアンホ酢酸Na
香料
オレアミドDEA
クエン酸
エチドロン酸
ジステアリン酸PEG-150
安息香酸Na
EDTA-2Na
水酸化K
ポリクオタニウム-10
塩化Na
すごいシンプル。まさに洗うためのシャンプーだ…
洗浄剤のメインは、ラウレス硫酸Na、ココアンホ酢酸Na。起泡剤としてコカミドDEA、オレアミドDEAかな、と思います。
ラウレス硫酸Naについてはこの辺や、この辺の記事をご覧くださいまし。
旧表示指定成分ですが、毒性が強いとか発がん性があるというのは個人的には、あくまでも「噂」という認識です。ただ、洗浄力は強いので、皮脂量の少ない人やバリア機能が弱っている人には合わないでしょうね。
洗浄関連以外の成分は、
製品維持のための成分(ph調節、キレート剤、防腐剤など)
クエン酸
エチドロン酸
ジステアリン酸PEG-150
安息香酸Na
EDTA-2Na
水酸化K
…と、いうわけで髪に作用する成分は
ポリクオタニウム-10→皮膜形成剤。べとつかないフィルムを形成し、髪や肌を保護
塩化Na→収れん(この場合、キューティクルを引き締める)
の2種類しか入っていません。
しかも、この2種類も大変シンプル。
嫌な言い方をすると、古典的な成分です。
界面活性剤の種類にこれらの美容成分から考えると、硬めの弾力のある泡でしっかり皮脂などの汚れを落とし、相当サッパリした洗い上がりになるはず。
髪はややきしむぐらいの洗い上がりかと。
ボトルデザインから見ても、男性向けに作られた製品なのかな~…と、思います。
それか、香りを楽しむための製品でしょうか。香料の表示位置が高いし、ボトルがオードトワレっぽい。
皮脂が多い人、整髪料を使う人に向いているシャンプーではないかと思います。(使ってないけど!)

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通常の市販のシャンプー考察とは異なり、実際の使用はしておらず成分を見ただけの印象です。
amazonアソシエイトではリンクを通してご購入いただいた製品は分かりますが、どなたが何を購入したのか特定できるような情報は何もありませんので、ご安心ください。
アフィリの報酬がシャンプーや化粧品のサンプルの資金源となっており、とてもありがたいのです。
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皮膚科学に基づいた視点から、お一人お一人の肌の状況と目指す肌に合わせたスキンケアを、メールカウンセリングでご提案しています。成分を見て10メーカー、30製品以上からお選びしています。
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ジュレーム AM シャンプー (エクストラモイスト)

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ジュレーム AM シャンプー (エクストラモイスト) 500mL 972円
※2015年3月18日現在 amazonでの価格
成分表示が順に、基材の水に続いてココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、PPG-2コカミド、ココアンホ酢酸Naとあります。
アミノ酸系を謳っている製品だけあって、界面活性剤のトップ、ココイルグルタミン酸TEAはアミノ酸系界面活性剤です。
適度な起泡力と洗浄力があり、弱酸性を示すため肌や毛髪へ気持ちよい感触を与えます。
起泡力、洗浄力の補助としてコカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、PPG-2コカミド、ココアンホ酢酸Naが加わっていますが、これらはいわゆる「アミノ酸系」の界面活性剤ではありません。
しかし、市販のシャンプーで、1,000円弱の製品で、界面活性剤のトップが「ココイルグルタミン酸TEA」というのはこれはすでに特徴的ですね。
保湿成分は、グリセリン、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解ヒアルロン酸、BG、DPG、ジラウロイルグルタミン酸リジンNa。
ジュレームシリーズを象徴する素晴らしい成分、「ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム」もしっかり入っています。
ヒアルロン酸の優れた保水力に、水にさらされても流されにくい性質が付与されていますのでシャンプーには大変嬉しい成分です。表示順からいってもまずまずの含有量かな、と。
植物エキスは、クレマティス葉エキス、スファセラリアスコパリアエキス、マコンブエキス、ライム果汁、レモン果実エキス。
クレマティス葉エキスはサポニンを含むため抗炎症作用があり、スファセラリアスコパリアエキスはコラーゲンの産生促進作用があるといわれています。
マコンブエキスは保湿作用、ライム果汁、レモン果皮エキスは収れん作用があると言われていますが、このあたりは表示順からいってもほとんど存在感はないかと。
ジュレームシリーズの好感が持てる点は、これら植物エキスの選択にもきちんとストーリーが感じられるところです。
スタンダードライン ジュレームシャンプー(モイストリペア)では、エーデルワイスエキスという植物エキスが採用されていたのですが、こちらはヒアルロン酸の分解を防ぐ作用がある成分。
植物エキスは薬剤やたんぱく質のカタマリに比べると、いずれの作用も穏やかなので美容効果という面では心もとないのですが、消費者に対してはイメージが良い成分です。
そのため、製品によっては
おめぇら、どうせこういうのが好きなんだろ!!!
みたいな。
私にとっては投げやりに感じられるチョイスも少なくありません。
ジュレームは精密な設計図の1コマとして植物エキスが選ばれている感がひしひしと伝わってくるので、好感が持てるのです。
ジュレームという製品の登場は、ノンシリコンシャンプーのパイオニアであるヌーディーオーラ、ノンシリコンを広く世に広めたレヴールと同じくらい衝撃的なものでした。
ジュレームの登場以後、ノンシリコンの機能性が格段に進化したように思うのですよね。
そんな事情もあり、これは期待大。
使ってみました。
なるほど。
なるほどーーーー。
素晴らしい、素晴らしいよ!!!
アミノ酸系らしい、ぺたっとしたややハリのない泡に、市販品とは思えない優しめの洗浄力。
そして、すすいだあとのヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムの存在感が残るしっとり感。
1,000円弱のシャンプーですよ。信じられない。
素晴らしい完成度です。
が、しかし。
なぜ、この香料にしたんだろう……。
香料の力尽きている感が半端ないです。
前回のスタンダードラインのときも、そうだったんですけれど。
ここ最近増えた香りの強い柔軟剤のような、かーなり合成的なきつい香料なんです。
香料はランクがありまして、カンタンに言うと
合成<天然
ですし、天然の中でも多量の花びらから抽出されるものは非常に高価です。ローズ、ジャスミン、ロータスあたりですね。
ナチュラル系の製品は逆に香料は素晴らしいのですが、機能性が低いものが目立ちます。
化粧品は性能とお値段はあまり比例しませんが、香料とお値段はびっくりするくらい比例しています。
シャンプーにアミノ酸系を求める層は、美意識や健康意識が高い人が多いと思うんです。
この人達は無香料か、それなりのグレードの香料を含む製品を使っている可能性が高いはず。
だとしたら、この香料にはちょっとびっくりしてしまうと思うんですよね。
好みといえばそれまでですが、この香料の問題は好みなんて安易な言葉では済まされないような気がする…。
* * * * * * * * * * * * * *
ジュレーム AM シャンプー (エクストラモイスト) 500mL 972円
※2015年3月18日現在 amazonでの価格
勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★★★★
コストパフォーマンス ★★★★★
お勧め度 ★★★★★
総合評価 ★★★★(香料の点がなければ…っ!! )
※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に
– 利害関係について –
ステマに加担するつもりはないし、特定のメーカーさんや製品を持ち上げたり貶めたりということが目的でもないのでそういうこともしませんが、製品テストのための資源になればいいな~と思い、amazonアソシエイトのリンクを貼っています。
もし、「なかなか面白い記事だったよ!」とか「役立ったよ!」と思って下さった方で、amazonでお買い物する機会があれば、このカテゴリに貼ってあるリンク先からamazonへ入ってお買い物いただくと、私にわずかな報酬が入ります。
お客様は損しませんし、シャンプーでないものを購入されても私は報酬をいただけます。(びっくり)
ご協力、いつもありがとうございます!
もちろん、実際に足をお運びいただいているお客様に最上の感謝を。

キタ。詰め替え。

このブログにも検索がかかっていたのですが、ジュレームシリーズをどう使い分けるかという点ですが…
スタンダードシリーズは界面活性剤の構成が、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na・コカミドプロピルベタイン・PPG-2コカミド・ココアンホ酢酸Na・ココイルメチルタウリンNaということで、保湿剤との兼ね合いを踏まえても今回のAMシリーズよりも洗浄力が高いと思います。
なので、
・皮脂量が多い人
・整髪料を使う人(特にワックス、スプレーなど)
についてはスタンダードライン、それ以外の方ではAMラインが良いのではないかと。
皮脂量の多い少ないの目安は、毎日洗髪していても夕方くらいになると脂っぽいニオイがする、かゆみを感じる、根元が皮脂によってぺたっとするという人は皮脂が多めと考えてよいと思います。
洗髪直後にかゆみを感じる場合は、皮脂がとれすぎちゃっている可能性があります。(洗浄力が強すぎる)
まあ、洗い方もあるので一概に皮脂の問題とも言えないんですけれどね。
女性なら20代~30代半ばくらいまでは皮脂は多めの人が多いです。女性の場合、データ的にも30代がMAXになっているものが多いです。一般的には皮脂量が落ちてくるのは40代、と言われています。
しかしながら、当店ではヘッドスパもご提供しておりまして、頭皮を拝見する機会も多いですが、その経験上では40代は個人差が非常に大きい…。
それでも、45歳以上で皮脂が過多傾向という人はかなり少ないと思います。

クリア シャンプー

クリア シャンプー ポンプ 370g -
クリア シャンプー ポンプ 370g –
クリア シャンプー
370g 780円

※2014年4月15日現在 amazonでの価格
成分表示が順に、基材の水につづいてラウレス硫酸Na・コカミドプロピルベタイン
ここまでが界面活性剤で以下、
塩化Na・コラーゲン・ピリドキシンHCI・ステアリン酸・グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド・ポリクオタニウム-10・トレハロース
と、保湿剤(水分保持、油分)にビタミン剤、皮膜形成剤やコンディショニング剤がつづき、
※ステアリン酸は製品の硬さやのびの調節、洗浄補助と思われる
PPG-7・クエン酸・安息香酸Na・EDTA-2Na
水酸化Na・硝酸Mg・イソプロパノール・メチルイソアゾリノン・メチルクロロイソチアゾリノン
香料・黄4・赤227・青1
乳化剤やph調節、製品安定化目的の薬剤など、製品の成り立ち上欠かせない成分がつづき、防腐剤、抗菌剤に香料、着色料で終えています。
前回レポの「ディア・ジャングル モイスト ノンシリコンシャンプー」で、私、
「ああ… なんかもう、時代が変わったなぁ」というのが素直な印象だと述べたのですが、
こちらの製品は
「ああ、古き良き時代の再来だなぁ」という印象です。
良いか悪いかは別として、昔からある、よく目にする成分が満載です。
ここ最近、新しい保湿剤や抗酸化作用をもつ成分、多機能な植物エキスなどを含む化粧品発想のシャンプーを目にすることが増えましたが、こちらの製品はとてもシンプル。
洗浄目的と考えられる界面活性剤はラウレス硫酸Naとコカミドプロピルベタインの2種類のみ。
※ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなどの旧表示指定成分についての私の考え方はこちら
保湿剤は、
塩化Na
コラーゲン
トレハロース
表面に膜を貼ってキューティクルを守ったり、柔軟性を持たせて手触りを良くする(コンディショニング、エモリエント)成分は、
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド
ポリクオタニウム-10
と、それぞれの働きのメジャー選手的な成分ばかりで固められている感じです。
業務用に輸入されている海外のシャンプーとかチェックすることもあるんですが、海外シャンプーは日本のものに比べてこういうシンプルで、やや古い成分のものが多いです。それと似通った印象。
… と、ここまで書いておいて今更ですが、公式HPで情報を確認したらば、
「47カ国で販売」
「日本人向けに10年以上研究」
「ついに日本上陸」
との文言が。
すごーく納得しました。
さて、こちらの製品の売りはCMやパッケージから受け取る印象としては、「頭皮の奥まで浸透」です。
では一体何を頭皮の奥まで浸透させるのか。
たぶん、「ピリドキシンHCI」=ビタミンB6 と 「コラーゲン」=たんぱく質
のことかなぁと。
それ以外に浸透させることによって、良い効果が考えられる成分が私には見つけられません。
ビタミンB6は足りなくなると皮膚炎を招き、皮脂分泌の働きを抑える作用があるのでフケ、肌荒れなどの改善に効果があります。
ただ、ビタミンC(アスコルビン酸)と同様で安定が悪いので、皮膚に塗布する場合は安定性と浸透力を高めた誘導体の形にします。
ちなみに、ビタミンB6の誘導体は「ビタミンB6ジパルミチン酸エステル」「ビタミンB6ジラウリン酸エステル」などがあります。
それで、今回の「ピリドキシンHCI」について改めて調べたのですが、誘導体の形ではなく、どうもあまり安定が良くないよう。
phによって形を変えてしまう性質のようで、中性・アルカリ性では分解、しかも酸化に対しても不安定とのこと。
成分表示後半のクエン酸(主にph調節)、水酸化Na(アルカリ剤、ph調節)、EDTA-2Na(酸化防止、製品安定化)のあたりはこの「ピリドキシンHCI」のためなのか? とちょっと思いました。
過剰な皮脂や、それに伴う脂漏性皮膚炎などを抑える目的で配合されているのかな、と思いますが、
果たしてこれが「浸透」してくれるのかどうかは、「教えて偉い人!」という感じです。
そして、コラーゲン。
化粧品にこそよく使われますが、分子が大きくて有名な成分です。
分子が大きいということは、もちろん浸透しにくい成分です。
美容の世界では、美容成分をより浸透させるために「導入」という手順がありますが、一般的なイオン導入ではコラーゲンはさほど浸透しないと考えられています。
まあ、今は導入の方法もいろいろありますけれど。
分子が大きな成分は浸透を良くするために、こういった美容機器の力を使うこともありますが、それ以外に酵素や塩などで成分そのものを少し分解することがあります。その代表的なものが「加水分解」です。
コラーゲンよりは加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸よりは加水分解ヒアルロン酸の方が浸透力が高いです。
…で、ですね。
ここまで調べて、考えてみて、不思議になってきたのです。
この製品、「頭皮の奥まで浸透」をなぜ謳っているのかなぁ、と。
それでまたまた公式HPを覗きに行ってみたらば、
頭皮の奥まで浸透は角質層内の上・中・下層
美容成分は ビタミンE誘導体、ビタミンB6、コラーゲン
と、注釈がついているではありませんか!
しかも、今回の製品の成分表示に「ビタミンE誘導体」が見当たらないのですが、よくよく見ると「ビタミンE誘導体」はクリアシャンプーフォーメンに含まれているとのこと。
これだ! 頭皮の奥まで浸透はたぶん、ビタミンE誘導体のことだ!
と、またまた納得。
大分成分についての考察が長くなっていますが、成分の全体的な印象としては、
万人受けする 洗浄力、テクスチャー、洗い上がり なのではないかと。
飛びぬけて何かが素晴らしいというよりは、総合力が高いような気がします。

使ってみました。
なるほどーーーーー。
おおむね、想像どおりです。
ノンシリコンでありながら、シリコンシャンプーを彷彿とさせるどっしりしたテクスチャー。
ラウレス硫酸Na×コカミドプロピルベタインだけあって、起泡力もしっかり。
どんなヘアスタイルの方でも洗いやすそうです。
保湿と髪表面を覆う効果もやはり成分どおり、シンプルで控えめな感じなので、髪質の劣化が始まっている大人のロングヘアにはやや物足りないかも。
若いお嬢さんなら十分だと思います。
若いお嬢さんは頭皮の皮脂量も多いので、ビタミンB6と合わせてちょうどよい処方かもしれません。
この製品の最大の特徴は「安い」ことかも。
ポンプが370mlなので他の製品に比べると少し小さいですが、780円(amazonでの価格)はかなりお手ごろです。
これまでノンシリコンは値段がはるし、石けんシャンプーは軋むしで、敬遠していた。という方には「待ってました!」という感じではないでしょうか。
テクスチャーがシリコンシャンプーに似ているので、違和感なく切り替えできそうな感じもあります。
ただ、ナチュラルさや低刺激などを求めてシャンプーを探している場合は、価値観に合わないかもしれません。
やや乳化剤や製品安定のための成分は多めですし、界面活性剤がどうこうというより、抗菌剤、殺菌剤は割りと強めなように感じます。
メチルイソアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノンは配合上限100gあたり0.1gという抗菌剤(防腐剤)です。
まあ、本当に少量の話なので健康リスクや、薄毛との関連などは心配することもないと思いますけれど。
このあたりは価値観の問題だと思います。
余談ですが、香りがまた本当に懐かしい感じです。
昭和生まれなら子どもの頃を思い出すような香りではないかと。笑
近頃のシャンプーは香りが強い傾向があるので、そういうものが苦手な方はしっくりくるような気がします。
トライアルが1週間用で200円弱という大盤振る舞いなお値段で出ているので、興味があれば気軽に試してみても良いと思います。
* * * * * * * * * * * * * *
クリア シャンプー
370g 780円

※2014年4月15日現在 amazonでの価格
勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★
コストパフォーマンス ★★★
お勧め度 ★★
総合評価 ★★★
※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に
※正直な感想を書きたいので、どことも一切の利害関係はありません(し、これからも持ちません)
– 利害関係について –
ステマに加担するつもりはないし、特定のメーカーさんや製品を持ち上げたり貶めたりということが目的でもないのでそういうこともしませんが、製品テストのための資源になればいいな~と思い、amazonアソシエイトのリンクを貼っています。
もし、「なかなか面白い記事だったよ!」とか「役立ったよ!」と思って下さった方で、amazonでお買い物する機会があれば、このカテゴリに貼ってあるリンク先からamazonへ入ってお買い物いただくと、私にわずかな報酬が入ります。
ご覧いただいているそこのあなたは損しませんし、シャンプーでないものを購入されても私は報酬をいただけます。
ご協力いただけると嬉しいです。

先日このブログのアクセス解析を見ていたら
「ノンシリコン なのに ラウレス硫酸Na」
という検索ワードがけっこうあることに気がつきました。
改めてラウレス硫酸Naも嫌われ者っぷりと、ノンシリコンのブームが一人歩きしていることにハッとさせられました。
ラウレス硫酸Naは洗浄のための界面活性剤で、ジメチコンなどに代表されるシリコンは髪や皮膚の表面を覆って、手触りを滑らかにする成分で別に関連はありません。
今回ご紹介した製品もそうですが、決して ノンシリコン=ナチュラル・低刺激 ということではありません。
(ナチュラル、低刺激の定義とは何かという問題もありますけれど)
髪をつやっとさせたいのなら、やはりシリコンシャンプーの方が優れている場合も多いです。
シャンプーやスキンケア用品は、基本的に毎日使うものだと思います。
なんとなく良さそう、もいいけれど、興味が出たら少し詳しく調べて、選んでみるといつものケアでびっくりするぐらい頭皮環境やお肌のコンディションが良くなったりします。