【市販コスメの成分を考察】 薬用ユースキンS ローション 150ml

大分遅れておりますが、
2015年上半期amazonアフィリ還元企画
「買っていただいた化粧品やシャンプーを、変態エステティシャンが考察なんぞしてみるよ!」
ラストでございます。
薬用ユースキンS ローション 150ml (敏感肌用 保湿ローション) 【医薬部外品】 -
薬用ユースキンS ローション 150ml (敏感肌用 保湿ローション) 【医薬部外品】 –
薬用ユースキンS ローション 150ml
752円

※2016年7月amazonでの価格
使用感で化粧品を選ぶことが多い、まさに一般の方向けの製品!

成分見て行きます。
医薬部外品なので有効成分とその他の成分が分かれております。
有効成分
グリチルレチン酸ステアリル
酢酸トコフェロール
その他の成分
トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル
イソノナン酸イソノニル
バチルアルコール
イソステアリルグリセリルエーテル
ベヘニルアルコール
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)
メチルポリシロキサン
d-δ-トコフェロール
L-アルギニン
水素添加大豆リン脂質
ホホバ油
油溶性カモミラエキス
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル
濃グリセリン
1,3-ブチレングリコール
シソエキス(2)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット
パラベン
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
精製水
これは面白い! こういう製品ははじめて見たかもしれません。
業務用の化粧品では絶対にない発想だと思います。
まず、有効成分のグリチルレチン酸ステアリル強い抗炎症作用と、抗アレルギー作用などを持つ成分。
酢酸トコフェロールは合成ビタミンEで、血行促進作用を持ちます。
お手ごろ価格の薬用化粧品は、多くがこのあたりの成分が有効成分なので、これ自体はそんなに珍しいわけではないと思います。
驚いたのは……
ローション(化粧水)なんですが、基材が水じゃなくて油性成分なんですよね。
こりゃ、たまげた。
肌の水分量を増やすような成分はN-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)、L-アルギニン、水素添加大豆リン脂質、濃グリセリン、1,3-ブチレングリコールなどが入っていて、
N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル・2-オクチルドデシル)、水素添加大豆リン脂質なんかは、保湿剤の類のなかでも特にスグレモノといって良いタイプと思いますが、乳化剤の表示位置などから、相当入っている量は少なそう。
水分量を増やすというよりは、油性原料でごっつり肌を覆って、守る、油分でフタをして保湿という、やや古めの保湿の発想が主かと思います。
いずれもさらっとして、軽いテクスチャーの油性原料が使われているようなので、使った直後はべたつかず、しっとりしたような感触になるのではないかと予想。
実物を手にとってないので、あくまでも成分を見たイメージですが、
利用に適した方は、
・女性
・50~60代以降(皮脂の分泌がかなり落ちている方)
・あまり美容に興味はなく、肌がかゆくなったりしなければいい
・化粧品のアイテム数はなるべく抑えたい
かな、と思います。
皮脂量の十分な年代(10代~30代、40代は個人差が大きい)では、表面はヌラヌラなんだけど、なんだか肌がしんなりして、乾燥している気がする──という風になりやすいと思いますし、この後に美容液やクリームを重ねるとなると、その意義から考える必要があると思います。
美容液やクリームは肌を健やかに保つため、というよりは、シミを防ぎたい(薄くしたい)しわやたるみをケアしたいなど、美容的効果を期待して使うことが多いと思うので。
シンプルかつ、古典的な発想で、最低限のスキンケアを施したい方にはちょうどよいアイテムかもしれません。
使ってないけど!!!
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以上、駆け足で2015年上半期分をお送りしました。
アフィリでいただいた報酬で市販のシャンプーや化粧品のテストをしています。
いつもご協力ありがとうございます。
amazonさんでコスメやシャンプーをお買物の際は、ぜひ私のリンクを通ってどうぞ♪

お求めいただいたものは分かりますが、個人を特定(想像)できるような情報は、一切私には伝わりませんよ。
大容量の食料品を割りとコンスタントにお求め下さっている方がいらして、ありがたいなぁ……(食料品は紹介料が割高なので)
と、思うとともに、
飲食業の方なのかしら…
などと思いを馳せております。
うかがえる範囲内だったら、お邪魔したいのになぁ。