KOSE コーセー クリアターン 超濃厚 保湿 マスク EX 40枚 フェイスマスク
839円
※2018年6月amazonでの価格
全成分:
水、DPG、BG、グリセリン、エタノール、アルガニアスピノサ核油、セリン、トコフェロール、ヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51、メドウフォーム油、ユビキノン、水溶性コラーゲン、EDTA-2Na、PEG-20水添ヒマシ油、キサンタンガム、ジ(C12-15)パレス-8リン酸、セテアリルアルコール、テトラオレイン酸ソルベス-30、ポリソルベート80、ミネラルオイル、リン酸2Na、リン酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン
KOSE コーセー クリアターン 純国産米 マスク EX 40枚 フェイスマスク
957円
※2018年6月amazonでの価格
全成分:
水・DPG・BG・グリセリン・エタノール・アルガニアスピノサ核油・コメヌカエキス・コメ発酵液・トコフェロール・メドウフォーム油・ユビキノン・加水分解コメエキス・加水分解コメヌカエキス・EDTA-2Na・PEG-20水添ヒマシ油・キサンタンガム・ジ(C12-15)パレス-8リン酸・セテアリルアルコール・テトラオレイン酸ソルベス-30・ポリソルベート80・ミネラルオイル・リン酸2Na・リン酸Na・エチルパラベン・フェノキシエタノール・メチルパラベン
誰がどういう目的で使うかによって評価が変わってくるアイテム
いつ、どんなときに「パック」をしようと思うでしょうか。
一般的には、普段のお手入れでは物足りない(肌の調子が良くない)ときや、特別な日のためにさらにコンディションを上げたいときに用いるものではないかと。
それをふまえ、40枚で千円以下というなんともお手頃価格のこちらの製品。
そもそも私の認識しているパックの利用目的と一致しているのかどうか、あやしいように思います。
毎日利用している人が多いのか…?
この二つの製品、成分そのものは良く似ています。
水(基材)に、DPG、BG、グリセリンなど基本的な保湿剤が入り、「超濃厚 保湿 マスク」タイプにはヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51、水溶性コラーゲン、などの美容訴求成分、「 純国産米 マスク」タイプには加水分解コメエキス・加水分解コメヌカエキスなどが入っています。
どちらにも入っているユビキノンはコエンザイムQ10のこと。医薬品成分名だとユビデカレノンです。活性酸素のうち数種類を除去する効果で老化予防(アンチエイジング)効果が期待されます。化粧品への配合上限は0.03%です。
そう。ユビキノンの配合上限は0.03%なんですよ。
成分表示を見るとわかりますが、その割にけっこう上位表示なんですよね。
つまりその下に表示されている成分は0.03%≧というわけです。
どちらにもアルガニアスピノサ核油、ミネラルオイルなどの油分と界面活性剤(水と油を混ぜるためのもの)が入っていますし、キサンタンガムという増粘剤も入っていますからシートに含んでいる液体そのものは、しっとり、濃厚な感じがあるかもしれませんが、その質感と保湿力は比例しません。
肌の保湿に油分という選択は2018年の現在ではかなり古い考え方です。
ヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51、水溶性コラーゲン、このあたりは有意に肌の水分量を増やす成分ですが、いかんせん入っている量が少なすぎると思います。40枚=数百円というお値段では当然ではありますが…。
エタノールが入っていて、なおかつけっこうな量が入っているのも気になる点であります。
エタノールは溶剤であるとともに、抗菌、収れん、乾燥促進効果があります。さっぱりタイプの化粧品の使用感向上目的なんかのために使われることが多いです。
成分を見た印象では、お値段相応かな、という感じです。
100均の化粧品なんかでも有り得る表示かと。
冒頭に戻りますが、もしパックを基本的なケアに追加するもの、として考えた場合はこちらの製品をチョイスするのは適切でないと思います。
お使いになっている化粧品のグレードにもよりますし、化粧品の質と値段は必ずしも比例しませんが、一般的に考えて2千円以上の化粧水で普段のケアをスタートしている方だと、お使いの化粧水よりもこのパックに含まれる液体の方が質が悪い可能性が高くなるのではないかと。
逆にふだんスキンケアらしいものはしておらず、洗顔後はこのパックだけペロンと一枚乗せている、という場合は何もつけないよりも全然良いと思います。
40枚でこのお値段ということは、後者の使い方を想定しているような気がしないでもありません。
シートパックの存在意義、基本的な効果と選び方は以前まとめたのでそちらをご覧ください。
次回もまた1週間後に更新したいと思います。
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