前書き
前回Gemini(2.0Flash)がDeep Researchでまとめてくれた「2025年4月 日本におけるスキンケア化粧品の傾向とトレンド」について、今年で歴20年のフリーのエステティシャンの私が所感をしたためていきます
化粧品の成分表示を見ると、難しい名前がいっぱい。「最新成分が入った化粧品が良い」と思っていませんか?実は、美容成分選びには意外な真実があるんです。
美容成分選びのポイント
新しさよりも大切なのは、多くのメーカーで採用されている実績です。長く使われている成分は、安全性と効果が確認されているから安心なんですね。
昔から愛される美白成分
「トラネキサム酸」と「コウジ酸」は、長年使われてきた信頼できる美白成分です。
近年、トラネキサム酸は赤み改善の効果も期待されています。
- トラネキサム酸:肝斑やソバカスに特に効果的。最近では微弱な炎症も抑えることがわかり、美肌効果も注目されています
- コウジ酸:年齢と共に増える紫外線由来のシミ(老人性色素斑)に強みがあります
王道は今もビタミンC誘導体
美白成分の定番は、昔も今も「ビタミンC誘導体」です。種類が増えて、より効果的になっています。保湿しながらシミ予防ができる優れものなんですよ!
話題の新成分「PDRN」とは?
最近注目を集めているのが「PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)」というサケ由来の成分。シミ・くすみの改善やハリ・弾力アップが期待できます。
分かりやすく例えると:
- PDRN:肌細胞を内側から元気にするイメージ
- ペプチド:肌の悩みに合わせてスイッチをON/OFF
- ヒト幹細胞培養液:肌細胞を活性化させる栄養ドリンクのようなもの
PDRNはサケ由来で原料コストが抑えられるため、同じような効果が期待できるペプチド系やヒト幹細胞系の商品より、お手頃価格で販売されている傾向があります。まだエステやクリニックなどのプロ向け製品には少ないですが、効果が実証されれば、アンチエイジングケアの新たな選択肢になるかもしれませんね。
トレンド成分について
Gem(Geminiの勝手につけた略称)がトレンド成分として挙げてくれたものは下記のとおり
トラネキサム酸(赤み改善)
グルコノラクトン(赤み改善、バリア機能強化、保湿)
コウジ酸(美白、抗酸化、抗糖化)
システアミン(美白)
レチノール(コラーゲン産生促進、エイジングケア)
ペプチド(コラーゲン産生促進、エイジングケア)
ナイアシンアミド(コラーゲン産生促進、美白、バリア機能改善)
PDRN(シミ・くすみ改善、ハリ・弾力アップ、再生促進)
プレバイオティクス(肌の常在菌バランスを整える)
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