ディア ジャングル モイスト シャンプー

ディアジャングル モイスト シャンプ- ポンプ 500ml -
ディアジャングル モイスト シャンプ- ポンプ 500ml –
ディア・ジャングル モイスト ノンシリコンシャンプー
500ml 945円

※2014年2月15日現在 amazonでの価格
1年半程前にレポした「ディア・ジャングル トロピカルリペア シャンプー」のリニューアル後の製品です。
成分表示が順に、ラウレス硫酸Na・コカミドプロピルベタイン・コカミドDEA・ミリスタミドプロピルベタイン・ココイルグルタミン酸TEA・スルホコハク酸ラウレス2Na・ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル…
ここまでが界面活性剤で以下、
シクロヘキサン-1.4-ジカルボン酸ジスエトキシジグリコール(ラウリル/ミリスチル・グリコールヒドロキシプロピルエーテル・PPG-4セテス-20・ポリクオタニウム-48・ポリクオタニウム-10・ポリクオタニウム-7・塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン
と、コンディショニング剤やポリマー、溶剤など、主に髪の手触りを良くするための成分が続き、その後さまざまな効能を持つと考えられている植物エキスがずらずら…そして最後に「セラミド」「ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム」などの強力な保湿剤が現れ、ph調節剤、防腐剤で終えています。
成分見る限りでは、
ああ… なんかもう、時代が変わったなぁ というのが素直な印象です。
一番最初にレポした記事がすでに2年前ですが、その前にすでにノンシリコンの代名詞「ヌーディーオーラ」が販売されていたので、こう考えるとノンシリコンが市民権を得てからもうずいぶん経つんでしょうね。
成分見る限りでは、「ノンシリコンシャンプーの第三世代」という気がします。
第一世代が、シリコンシャンプーから単純にシリコンを抜いて植物エキスなどの作用の穏やかな保湿剤やポリクオタニウム-6~10ぐらいで、きしみを緩和しようと試みられていたのに対し、
第二世代は、化粧品成分に使われるヒアルロン酸Naなどのやや強力な保湿剤の採用が目立ちます。
そして、第三世代のノンシリコンの特徴は、「ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム」や「ポリクオタニウム-48~64」のような高分子ポリマーに代表される、より強力な成分が含まれており、ノンシリコンでありながらシリコンシャンプーに近いしっとりとした、柔らかな手触りを目指しているように思います。
※世代の区分はあくまでも個人的な感覚で、勝手にやっているものです
そして、消費者のニーズを捉えてか、界面活性剤も起泡性が高いながらも、より皮膚に対して刺激が穏やかなものがずいぶん使われるようになったのではないかと。
こちらの「ディア・ジャングル モイスト ノンシリコンシャンプー」の界面活性剤は一番手が悪名高い「ラウレス硫酸Na」ですが、その後の界面活性剤はいずれも皮膚に対して温和であったり、目なんかにもしみにくいものばかりです。
ラウレス硫酸Naは、毒性があると言われているラウリル硫酸Naと同様、旧表示指定成分です。が、ラウリル硫酸Naに比べると皮膚に対する作用は温和なよう。強い洗浄力があるので、頭皮のように皮脂の多い部分の洗浄に適しているそうです。
この、「旧表示指定成分」という区分がクセモノになって、ここにカテゴライズされている成分はどうも悪い噂がつきまとうようですね。
ちなみに、私の手元の資料によると、旧表示指定成分はその個別の指定理由が明らかになっていません。
明確に、よく言われている「発がん性がある」などと発表されたわけではないのです。
分母が大きい成分(使用される頻度が高い成分)はそれだけ、事故やアレルギーの報告も上がってきやすく、不利な面があったのでは…という視点もあります。
成分そのものが全くの無害ということはもちろんないんでしょうけれど、実際の製品使用の場面での問題となると、濃度とか、他の刺激を緩和する成分との兼ね合いとか、もあるでしょうしね。薬だって、適量を超えればやはりマズイわけですし。
そんな事情があるので、私自身は製品に含まれている旧表示指定成分が悪いかどうか、という問題は白か黒かで結論出すのが難しいのではないかと考えています。
だからこそ、今現在もシャンプーに限らず多くの製品に使われ続けている成分なんだと思いますし。
ここのあたり、あまり不確かな噂話などに安易に惑わされず、自分で情報を収集してご自分なりの結論を出された方が良いのではないかと思います。
嫌な人はやめればいいし、気にならない人はそれでもいいと思います。
と、界面活性剤うんぬんは限界があるし、最終的に個人の価値観だと思うので、それ以外の部分の話を。
含まれる成分からは、シリコンシャンプーに引けをとらない「手触りのよさ」「しっとりさ」が実現できているのではないかと思います。
ジュレームで初めて出会ったスゴイ奴「ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム」※水で流れにくい、壊れにくいヒアルロン酸
も含まれていますが、これは表示がかなり後方です。
ただ、「ポリクオタニウム-48」という高分子ポリマー、これ大注目ではないでしょうか。
水で流した場合、高い保湿力を持つヒアルロン酸と比べても、水分保持能力が高いといわれています。
全体的に、含まれている成分が非常に新しいものが多いです。
手元の資料でははっきり分からず、名称から働きを推測でしか出せない成分もあります。
植物エキスは働きが穏やかなので、使用感に大きな影響は及ぼさないとは思いますが、植物エキスもかなり独創的です。
これは期待。

使ってみました。
なるほどーーーーー。
おおむね、想像どおりです。
ラウレス硫酸Naらしいさっぱりとした洗いあがりでありながら、髪はしっとり。
素晴らしい両立です。
ロングヘアの方で、皮脂分泌量が十分な年代の方(女性なら~30代後半ごろまで、男性なら40代ごろまで。あくまでも一般的な目安で個人差があります)なら、かなり良いのではないでしょうか。
ネックになるとしたら、ジュレーム同様、「香り」でしょうかね。
柔軟剤なんかも顕著だと思うんですけれど、最近香りが強めのものが好まれる傾向があるせいか、こちらの製品も香りが強いように思います。
化粧品は相変わらず香料を控えたものが好まれるようで、その余波はスキンケア製品には来てないと思うんですけどね~。
価格からいっても、やっぱり十代後半~二十代の若いお嬢さんをターゲットにしているのかなぁ… という気がしないでもありません。
科学的な製品だと思うので、ナチュラルさを求めてノンシリコンをお使いになりたい方や、頭皮環境の改善を目的により良いノンシリコンを求めている方にはあまりあてはまらない製品かもしれません。
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ディア・ジャングル モイスト ノンシリコンシャンプー
500ml 945円

※2014年2月15日現在 amazonでの価格
勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★
お勧め度 ★★★
総合評価 ★★★
※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に
※正直な感想を書きたいので、どことも一切の利害関係はありません(し、これからも持ちません)
– 利害関係について 追記 –
正直な感想を書くためにどことも利害関係を作らないつもりでいましたが、今後、amazonのアフィリエイトリンクを貼ることにしました。
情報提供のためには製品のテストが欠かせず、その費用の足しになったら良いな・・・とちょっと思ったので。
もしこの記事を読んで製品に興味をお持ちいただき、「買ってみようかな~」と思われたときは、この下に貼ってあるリンク先からご購入いただくと、amazonさんからわずかな報酬が私に入ります。(お客様は損しません)
アフィリの報酬を製品レポの費用の足しにできたら嬉しいなぁ…と思っています。

ステマは嫌いよ!
最近、ノンシリコンシャンプーのレビューをネットで見ていると、不思議だなーと思うことがあります。
○○○○(製品名)髪がつやつやになった、しっとりした
というような文言をよく見かけるんですよね。
以前も書いたことあると思うんですけれど、髪をつやつやにしたりしっとりさせたりするのには、やはりノンシリコンよりもシリコンの方が優秀なんではないかと。
シリコーン油の、あのしっとり柔らかな手触りは素晴らしいものがあります。髪や皮膚をネット状に覆うので、皮膚に使用した場合も刺激が少ないそうですし。
アウトバストリートメントなんかは、やっぱりシリコン入っている方が良いと思うんですよね。
ここは、髪のプロである美容師さんのご意見を仰ぎたいところですが…。
ノンシリコンの特徴は、あくまでも頭皮をさっぱりと洗い上げることができる、ということです。
長期的に考えれば、ノンシリコンシャンプーで洗髪することによって脂栓ができにくくなって、これまでよりもしっかりしたハリのある髪が生えてくる…ということはあり得るとは思うんですけれど。
そういった変化はシリコンシャンプーからノンシリコンに変えて、半年くらいは必要だと思うし、しかもある程度正しい洗髪方法をしていることが前提になると思うんですよね。
シンプルに今生えている髪のことだけを考えるなら、やはりシリコンシャンプーに分があるように思います。

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